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和婚を知ろう

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白無垢、神前式、祝言など、日本の伝統的な結婚式について知りたい人に。着物や挙式の由来を知ると和婚がしたくなるかも。
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#和婚

着物好きな花嫁のための肌着論

和婚プロデュース「まとう」のブログから転載しています https://matow-kimono.jp/kimono_underwear/ 着物に親しんでいる花嫁さんは、着物の下に着るものもいろいろと持っているはず。 結婚式用にまっさらなものを用意するつもりだけれど、せっかくなら結婚式後のとっておきのシーンでまた使えるものがいい、と考えている方も多いと思います。 着物の知識のある花嫁さんのために、私なりの肌着の準備について書いてみます。 女性用の肌着 肌襦袢花嫁の着付けでは

技術者たちよサボらないで! 全ての花嫁に和装の美を体験してほしい

前撮りの普及もあって、結婚式で和装をお召しになる花嫁さんは一時期より増加しています。 でも、残念ながら、年々質が落ちてしまっている。 それを実感したのは、ネット上のたくさんの和装写真を比較してでした。 昔ながらの着付けや写真でなければいけないということではありません。 新しい感覚も大いに取り入れるべきです。 でも、「新しい」と称して、基礎として持っているべき知識や技術を怠っているのではないか。 美しい花嫁姿をつくり、日本独自の文化を残していくために必要なことを、サービスを提

和の文様「鶴」

「鶴は千年、亀は万年」といわれるように、鶴は古くから長寿の象徴とされています。 また、伴侶と生涯添い遂げることから、夫婦円満の象徴ともされています。 そのため、吉祥文様として長いこと日本人に愛されてきました。 おめでたい席の衣裳、器などに数多く見られます。 花嫁衣裳の赤や黒といった濃い地色に、羽ばたく白い鶴の姿がくっきりと浮かび上がるさまはとても華やか。 もちろん白無垢に織り柄として鶴が飛ぶ、控えめに表現されたものも奥ゆかしい美しさです。 柄としてのバリエーションも豊富で