4000人以上の聖職者に慈愛を引き継いだ女性 〜マザー・テレサ〜
8月26日は、修道会「神の愛の宣教者会」の創立者、マザー・テレサが生まれた日。コルカタの聖テレサとも呼ばれた。
(1910年8月26日 - 1997年9月5日)
今の北マケドニア共和国・スコピエに生まれた。
父は実業家で、
アルバニア独立運動の闘士でもあったが、
1919年に45歳で急死。
小さいころから聡明な子で、
12歳のときには、将来インドで修道女として働きたいという望みを持っていたといわれる。
1948年、教皇ピウス12世からの修道院外居住の特別許可が得られた。
テレサはカルカッタのスラム街の中へ入っていった。
彼女が創立した「神の愛の宣教者会」は、
「飢えた人、裸の人、家のない人、体の不自由な人、
病気の人、必要とされることのないすべての人、
愛されていない人、誰からも世話されない人のために働く」
ことを目的とした。
テレサは修道会のリーダーとして
「マザー」と呼ばれるようになる。
インド政府の協力でヒンズー教の廃寺院を譲り受けたテレサは「死を待つ人々の家」というホスピスを開設した。
以降、ホスピスや児童養護施設を開設していく。
世界中の人々の共感を呼び、
その遺志を引き継いで活動する聖職者は
世界百カ国およそ4千人に上るといわれる。
テレサはカルカッタのマザー・ハウスにて
心不全により逝去。享年87歳。
「テレサ」は彼女の敬愛したリジューのテレーズにちなんだ修道名だった。
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