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【旅レポート Day2】いしかわプロジェクトをめぐる

この記事は、Day2の記事となります。
Day1からお読みになりたい方は、こちらをお読みください。

【Day2】現代集落・小中学校文化祭・奥能登芸術祭・ガクソー

−Day2 ダイジェスト映像−

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珠洲、金沢を中心にアテンドしてくれた、株式会社こみんぐるの林 俊伍さん。金沢でゲストハウス『旅音』やよそもん会というコミュニティの運営、奥能登の『現代集落』を作れられています。

今回の旅では、「観光では絶対いかない場所」に連れて行ってくれるという言葉に、楽しみ半分ドキドキ半分でした。

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夜到着したときは暗くて見えませんでしたが、宿泊した『現代集落』の姿が明らかに。「100年後も豊かな暮らし」をコンセプトに、地域資源の循環型村を目指している『現代集落』がどのようにスタートし育っているのかお話をうかがいます。

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納屋に入ると、カフェ・コワーキングスペースが広がっていました。ここの電気は、隣に設置している太陽光発電パネルで発電しているようです。この部屋の机や椅子などはDIYで作られたそうですが、なんと太陽光発電パネルも、架台から手作り。さらには入り口のコンクリート作りや木材の調達も、地元の方の力を借りながら作られているそうです...すごい。

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芋掘りも体験させていただきました。この畑は2021年春から耕作放棄地のところから開墾されているそうです。無農薬・無肥料で栽培されており、収穫するところまで辿りついたそう。

ひとつひとつに持続可能性や循環を考えて作られているストーリーがあり、感動でした。この試行錯誤はオンラインサロンでディスカッションして、「豊かさとは何か」や「仮想通貨作れないか」等、いろいろ問いを分かち合いながら、この場所で実験されているようです。

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宿の裏にある山道を散歩しました。

この絶景が徒歩20分ほどで拝めるのは、かなり贅沢...。生活圏が自然とともにあるという暮らしは心の落ち着きが違いそうです。ここから見る夕陽が最高らしい、次にきた時は必ず見て帰りたいと思います。

現代集落を後に、中学校の文化祭を見学しました。参加者みんな、「小中学校の文化祭...?」と最初は驚いていましたが、いざ行ってみると、とても面白い。祭囃子(まつりばやし)やソーラン節など、子供の頃一生懸命出し物の練習した記憶が蘇ります。

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都会育ちの自分にとっては、小中学校がまとまっているというのも驚きで、「小学9年生」という呼び方がとても新鮮でした。学年統合で授業もされているなど、都会の学生との学びの環境はかなり違っているなと感じました。

「観光では絶対にこられない場所」を選んでくれた林さんのアテンド力に早速脱帽です。

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タイミングよく、3年に1度の奥能登国際芸術祭の期間だったので、少しだけ作品を見て回ることができました。絶景を活かしたアートは、想像を超えていました。

今回は時間の関係もあり、あまり回れませんでしたが、芸術祭のために奥能登に来たいと思える内容でした。

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ランチは、能登絶品の海鮮を堪能。

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店内からの景色は海を一望でき、料理も海鮮尽くしで美味しく、店主さんもとても優しい。店のメニュー表が石に書いてあったりと可愛げもあります。

その後コーヒーを焙煎しているカフェにも立ち寄りました。ありすぎて全て紹介できないのが残念ですが、大自然の中にも能登には都会の若者が好きそうな小洒落たお店がしっかりあるので、そういうお洒落さを求める方にもいい場所だなと感じました!(車での移動は必須ですが)

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能登の最後の目的地は、珠洲市中心部の飯田商店街にある、ガクソーという場所。珠洲に移住した方たちがやっている、商店街の空き店舗を活用したコミュニティスペースです。美大出身だったり芸術畑の人が集まり、珠洲の魅力発信や地元の子供たちの教育・交流拠点としてを作っています。

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現在は、コワーキングスペースや動画配信スタジオとして機能しており、裏にはシェアハウスもありました。ただ、「ここでは、これをしています」という固い感じではなくて、ボードゲームをしたり、デッサンや受験勉強を教えたり、本を読んだりという自由な空間のようです。

目的のある空間は、どうしても「〇〇をしなきゃ、そこには行かない方がいい」と思ってしまう気がする。目的がなくても、何か面白いことあるかなとふらっと立ち寄れる場所は、とても羨ましいなと感じました。

いろいろお話を聞いていたところ、ちょうどふらっと中学生の女の子が勉強を教わりに立ち寄り、既にこの場所が地域に受け入れられていることを実感しました!

ガクソーを後にし、いよいよ旅の最後の都市、金沢へ。
道の途中、食のテーマパークと呼ばれるスーパー「どんたく 穴水店」で魚の買い物をしたのですが、大きな魚が200円くらいの激安で買えるとんでもないお店でした。

金沢に到着後は、旅音にチェックインし、晩ごはん会場へ移動。

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この場所は、一棟貸しのスペースでもあり、こういった交流会などにも使われているようです。

この日の夜も、『金沢よそもん』の幹事や金沢大学で観光学の研究されてる方など、林さんの素敵なお友だちを呼んでいただきました。中でも今年に入ってUターンをしてきた方もおられたので、Uターンを悩んでいる人にはとても役立つアドバイスをもらえたようでした!

Day3へ続く

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ここまで読んでくださった方へ、良いお知らせがございます!

11/26(金)に石川との関係づくりイベントを「QUESTION@京都」&オンラインにてダブル開催します!

「金沢R不動産」の笠原さんと、移住して東京の仕事をリモートでもしながら能登島のキャンプ場運営を行う江頭さんを交えて、金沢のまちと能登の集落それぞれの観点から、拠点作りの始め方や、住まいや暮らしのあり方など、あれこれ考えます。

旅に来れなかった方も、石川の人や場所を紹介&つなぎますので、遊びにお越しください!

11/26 石川のつくる暮らしと、拠点など住まいのあり方とは?
https://www.facebook.com/events/891297181525063/

文章・写真・映像/橋野 貴洋

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