マリと開運と私 2023/4/4 トイレ工事

私はハッキリ言って、母が好きではない。
苦手だ。
友達だったら、仲良くはならないタイプ。
いつか、母のことも、ちゃんと note に書きたいとは思っているけれど。

3才くらいから母子家庭で育った。
それなりに苦労して育ててくれたとは思うけれど、
私は手もお金もかからない子供だったとも思う。

母は貯金が趣味だったから(本人が言っていたわけではないが、そう思う)
現在お金に余裕がある。

私は、母所有のマンションに、家賃も払わずに住んでいる。
最初は払っていたが、払えなくなったので、勝手に払うのをやめた。
母が中古で購入した時点でかなり古く、そこに20年弱住んでいるのだから、
いろいろな物が古い。

あるとき、トイレの床にベタベタした茶色の物が垂れているのを見て
「なんだろう?これ?」
と、拭いてみたが、ゴムのような感じのもので、拭きとれなかった。
どこから垂れているのかと思って見ると、ウォシュレットの操作部分からだった。
それからは、床をなんとか拭き取っても、ずっと垂れ流し状態。
(キレイに拭き取ることはもう不可。トイレの床に茶色いシミがずっと存在している状態)
一体何なのかわからないけれど、ウォシュレットは操作出来たから、
普通に使い続けていた。
垂れ落ちる部分に、いらないタオルなどを置くしかなかった。
毎日忙しく働いているから、お客が家に来ることもなく、
特に困らなかった。(親戚のように親しくしていた友達は来ていたけれど)
そのうち便座もガタガタになってきた。

トイレの交換を考え、調べてみたけれど、
とても高くて、カードで分割払いにしたとしても払えそうになかった。

そんなことを、母に話したことはあったけれど、
ある日
「トイレ直してあげるから」
と、突然母が言ってきた。
すごくケチな人なのに。
どういう風の吹き回し?

一緒に出掛け、いくつかの業者を回り、
見積もりや工事日は、私が業者とやりとりして決めた。
母はただお金を払っただけだった。

4月4日に、業者が来て、晴れてトイレが新しくなった。
床の汚れは落ちないままだけれど、トイレはピカピカ。
便器もガタガタしなくなった。

母は一体、何に動かされたのだろう?


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