マリと開運と私 2023/4/8

この日、私は、中学校の同級生・ひとみちゃんとファミレスで夕食を食べた。

【中学校の同級生】といっても、中学生時代は特に仲良くはなかった。
保育園が一緒で、その頃も特に仲良く遊んだ記憶は無く、
小学校は別で、
中学校で再会した。
1年生のときは違うクラス、
2年生のときは、同じクラスだったけど、お互い別の友達と仲良くしていたから、一緒に行動したりお喋りしたりすることも無かった。
3年生のときは、また別のクラスで、
どこに進学したかも知らないまま、共通の思い出もなく卒業した。

結婚してから数年、県外に住んでいた私は、帰省時に会うのは高校の同級生や先輩くらいだった。
中学校の同級生と会うことも無く、話題を聞くことも無かった。

家族ともども地元に引っ越してきてから、
ひとみちゃんと郵便局で再会した。
声をかけ、どこに住んでいるのか聞いてみると、
何と!私が当時住んでいたアパートから徒歩3分程度のところだった。
ひとみちゃんも結婚していて、息子が2人いた。
2人とも、我が子とは学年は違っていたけれど、年は近かった。
家族ぐるみでのお付き合いとまではいかなかったけれど、
時々会ってお喋りをする仲になった。

中学生の頃は、お互いの家庭事情は知らなかったけれど、
話してみると、ひとみちゃんの母は、私の母と思考や言動が良く似ていて、
母子の関係もよく似ていた。
母に腹が立つと、ひとみちゃんに愚痴を聞いてもらった。
愚痴は、気持ちを良く理解してくれる人に聞いてもらうと、とてもスッキリするものだ。
もちろん、ひとみちゃんから聞く愚痴も、腹が立ったことが自分のことのように、気持ちが理解できた。
そんなこんなで、再会してからはずっと、
時々会っては近況報告をしている。
最近は私が忙しすぎて、年に2・3回しか会っていないけれど、
面白かった韓ドラや、ママ友や会社の同僚の愚痴や、スピリチュアルの話でよく盛り上がる。

私は早速、マッチングアプリで出会って、2日でもうすっかりとりこになってしまった男性の話を聞いてもらった。
ひとみちゃんは、「そーゆー話、大好き!」と言って
嬉しそうに聞いてくれた。

そして!
彼女もまた、私の運命を変えそうな話題を提供してきた。

まず、
自分の息子が、県内にある出雲大社に友達と行った後に、
すぐに彼女が出来たという話。

そして、もう1つは、美容室の話だった。

ひとみちゃんはよく自分のことを
【美容室ジプシー】と言っているほど、
特に決まったお店を作らず、あちらこちらに行っている。
髪形はセミロングで、いつ会っても特に大きな変化は無い。
だからなのか、安かったり居心地が良かったりを求めてあちこちに行っている様子。
【初回限定】というサービスや割引があったりするから、
それを使うためかもしれない。
(ほんとのところの理由を深く追及したことは無い)

その彼女が最近行った美容室が…

もちろん地元で、しかも彼女の自宅から車で5分程度のところ。
男性オーナーが自宅の一角でお一人で経営している美容室とのこと。
そのオーナーが!
私もひとみちゃんも大好きだったスピリチュアル系の番組の司会者のスタイリストだったとのこと!!
何で、こんな田舎に、そのような方が?

それを聞き、また私は
「これは神様が、【彼に会う前にこの美容室に行きなさい】と言っているに違いない」と思った。
料金は高そうだけれど、この際そんなことは問題ではなかった。

それから、彼に会う前には、出雲神社に行かなければならない。
それらの話を聞く為に、今日ひとみちゃんと会ったのだろう。

と、思った。


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