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若手救急医たちが、広く社会に目を向けて、より良い医療体制を考えるきっかけを

日本では,119番通報から全国平均で10分以内に救急車が現場に到着し,30~40分程度で病院に収容されます。さらに医療機関では,きわめて安い価格でスタンダードな救急医療を受けることができます。日本は,社会インフラとして非常に秀れた救急医療体制を備えた,世界的にみて最も安心して暮らせる国の1つでしょう。

一方で,世界でもトップクラスの高齢化率と人口減少により,この国の救急医療は新たな難局を迎えています。医療機関の集約化をはじめとして,形を変えていく必要に迫られているのです。

このような救急医療における変革の主役が,若手の救急医たちであることは疑いの余地がありません。BeyondER誌の使命は,彼らが臨床面だけではなく広く社会に目を向けて,より良い医療体制を考えるきっかけを与えることだと考えています。編集委員として,微力ながらこのような社会的意義のある取り組みの一角を担えることを誇りに思います。

編集委員◉園生 智弘(TXP Medical株式会社/日立総合病院 救急集中治療科)

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