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病院システム管理者の世代交代

ここ数年で病院システム導入を進めてきた最後の世代が定年を迎えようとしている。 1990年代から病院システムの導入を進めて来た世代で、検査システムや医事システムやPACSを導入したり、オーダを一つ一つ導入して、電子カルテを導入してきた世代だ。この年代の特徴といえば、オーダリングや電子カルテなどの業務システムの導入もできるし、プログラミングもできるし、サーバ、ネットワークなどのインフラ管理もできる。マルチなタスクが可能な人材が多い。社会人になって入社してからも、まだシステム業界

    • 電子処方箋の補助金とHPKI セカンド電子証明証

      私が勤務している病院では、まだ電子処方箋の運用は開始していません。 4〜5年前から電子処方箋の話は出ていましたが、HPKIカードの申請を医師にさせなくてはならず、そのカードの申請費用を医師個人に負担させるのか?病院側で負担するのか?など。地域の医師会も含めて話し合いになりました。それから数年ほど経ちましたが、地域のどこの病院も動かないし保留になっていました。院内の上層部との会議でも、たまに電子処方箋の話は出ていましたが「近隣病院で導入している病院はいない」「薬局が対応してい

      • 電子カルテベンダーの比較

        電子カルテのベンダー選定を経験して来ましたが、国内の電子カルテベンダーの大手となると、F社とN社の2つになると思います。 過去にベンダープレゼンやデモ。病院見学で見聞きして、営業やSEとも話したことがありますが、私が感じた両社の違いをまとめておきます。あくまで個人の感想として読んでください。 ・価格面 F社の方が高いです。E社はF社に比べれば少し安いです。導入する範囲によって数千万から数億の差が出てきます。価格交渉による値下げは、E社の方が交渉余地があります。F社はE社と