CBTの結果と勉強内容・マッチングでの立ち位置について(低学年の方向け)

まず結果です。

現在はCBTのインフレ化が進んでいるので、正直特にぱっとしない成績ですが、マッチングで提出した際に面接で突っ込まれたりという事はないIRTだとは思います。
個人的な解釈ではありますが、CBTの成績はあくまでも2年後の国試合格の可能性を図る指標として採用側が捉えている事が多いと感じました。私も実際の面接で、「この成績なら国試や卒業試験は問題なさそうだね」と言われました。
自分の希望する病院でCBTの成績を絶対的に評価することがあればより高いIRT(現在では正答率90%超えかつIRT700以上でしょうか)を目指して勉強するといいと思います。
そもそもCBTの提出義務のない病院も多いので、そういった情報を4年生の初頭から把握しようと心がけるといいと思います。

【実際に行った勉強】


当時はあまりマジョリティーな方針ではありませんでしたが、私は3年生の進級試験(内科や産婦人科等)からMedu4の臓器別講座を視聴し、CBT前には1周していました。この方針には大きくわけて2点の利点があります。
①効率的に初学としての疾患理解を進めることができる
②国試の問題にも触れるので早い段階で最終到達点の目安を確認できる

現在では、Medu4とQAの普及により、予備校講座の低学年からの視聴がかなりスタンダードになっているようなので、今後も同じ方針が通用すると考えられます。

結論、CBTのQBの周回 + Medu4 or QA の臓器別講座
これに尽きます。
※映像授業が苦手であればQB周回全振りでも問題ないです。

どの分野を重点的に勉強するかなどは、模試を通して把握したり、基礎医学と臨床医学で分けてその得意不得意でメリハリをつけていけばいいと思います。

個人的な反省点としては、もっとQBを周回する時間を確保すればよかったと思います。

CBTをある程度頑張っておくと、国試への対策への敷居はかんり下がると思うので、よほど頑固たる意志をもってCBTは受かればそれでいいと考えているとかでなければ、それなりに点数をとれるような勉強時間を確保するといいと思います。

【結びに】
色々と書いてきましたが、正直CBTで低い点数をとったからといって、マッチングや国試が駄目になるかといえばそうではありません。CBTの合格基準も大学によってマチマチです。また、当日出題される問題セットにも成績はかなり左右されるので、ある程度まで到達した後は運要素が強いのも事実だと思います。
ですので、CBTに成功した場合は、それをモチベーションとして慢心せず、その積み重ねた勉強をベースに国試に向かっていけば、その後はあまり苦労せずとも国試の合格がついてくると思います。
反対に例え失敗した場合でも、その結果を真摯に受け止めて、勉強方針を変えたり、着実な勉強時間(習慣)の確保で、国家試験なんてどうとでもなります。実際そういう方が多くいますので、これからCBTを受験する方の健闘と、すでにCBTを終えた新5年生の皆様の国家試験合格を祈願して結びとします。

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