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なぜ脳外科手術後に消化性潰瘍がおきやすいの?

脳外科手術後には消化性潰瘍を生じることが明らかになっています。脳なのに消化器の病気が起きるのは何故なのでしょう。

脳外傷や脳外科手術が原因となっておこる胃の潰瘍のことをCushing潰瘍といいます。実は、頭蓋内圧亢進が起こると、迷走神経活性化が起きて、胃の中で酸産出量が多くなることで胃の粘膜がただれて潰瘍になるという一連の流れが解明されています。そのため、脳外科手術を受けた後は、胃潰瘍の予防治療も受けておく必要があるので注意が必要です。

参考
1)https://www.hospita.jp/disease/3609

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