6月30日

って誕生日ではないけど。
ただの1年の折り返し地点なだけかもだけど。

私にとってとても大切な日なのであります。
2018年の5月28日。
私の23歳の誕生日の日に、
こんなお知らせが届きました。

それは。

FINLANDSとMOSHIMOの2マン。
しかも専門学校プレゼンツ。

部活でイベントの裏方を
やっていたからもあるけど、
学生が一生懸命準備した企画って
めちゃくちゃ魅力的に見えるよね。
うん。大好きだ。

MOSHIMOとFINLANDSって
ファン層は少し似てるけどタイプが真逆で、
まさか対バンするとは思わなくて。
即刻でチケットを取りました。

初めてのライブ遠征。
初めての深夜バス。
初めての赤坂BLITZ。

どうして、遠くまで行くライブって
こんなにドキドキするんだろね。
遠足とか修学旅行でわくわくしたことは
無かったんだけど、とても楽しみだった。

MOSHIMOは結構な回数見ていた。
また見たいなと思っていた。
FINLANDSは初めましてだった。
生で見たいバンド1位だった。

6月30日。
MOSHIMOは相変わらずカッコ良かった。
とはいえ、今みたいなガッツリなロックではなく、
ポップな部分が強かった。

そしてFINLANDS。
めちゃくちゃカッコ良かった。
夏なのにあの衣装!!
音源より高い声!!!
音源より激しい演奏!

いや、今まで数多くのバンドを
生で見てきたけど、
群を抜いてぶっちぎりでカッコ良かった。
「私が求めていたのはこれだ!!」って思った。

今まで聴いてきたバンドの影響で、
・メロディーが程よいスピード
・歌詞がマイナスから立ち直らせてくれるもの
・MCがユルくて面白い
・見た目が好みのタイプ
(ごめんなさい…面食いで…(笑))

なバンドを探していたので
FINLANDSはストライクに入った。

終演後、物販コーナーに行った。
FINLANDSのところには香代さんが居た。

私「香代さんだ!」
香代さん(以下、香)「ありがとうございます!」
私「この組み合わせが嬉しすぎて
関西から遠征してきました…」
香「あら!聞いてたよ!
関西から1人居るらしいって!
(確かMOSHIMOのMCでどこから来たか?
というアンケートを取ったのを聞いていたはず)」

私「先週と来週に大阪でライブがありますけど
どっちも行けなくて…でも、どうしても見たくて…」
香「嬉しい…ありがとうございます!」
私「私のスケジュール帳に
サイン頂けませんか?」
香「もちろん!」

私「あっ…ちなみに冬湖さんは
来られる予定はありますか…??」
香「それが無いんですよ…」
私「そうですか…残念です…
でも香代さんのを貰えるだけでも嬉しいです。」
香「じゃあ、こうしよう!」
(サラサラサラ…)

冬湖さんのスペースを空けて
サインをしてくれました。

香「この件は冬湖にも伝えておくから、
ライブにまた来てね。」

私の中の感情が爆発しました。
もしかしたら、似たようなことが
過去にもあったかもだけど、
あんな一瞬で誰も悪者にもせずに傷つけずに、
対応してくれるとは思わなかった。

今までバンドをメロディーとか
歌詞とかで好きになることはあったけど、
人として好きになったのは初めてだった。

「絶対に見に行きます…ワンマンも行きます。」
この瞬間だな。確実に人生が変わったのは。

帰りのメトロ、埼京線で
思いっきり泣きました。

6月30日。
私は必ず思い出すんでしょうね。
香代さんはもうFINLANDSを抜けて、
結婚もしました。

私はいつ戻ってきても
めちゃくちゃ嬉しくなりますが、
戻ってこないかもしれません。

それでも、この思い出は絶対忘れないし、
私の心の中で昨日のことのように思い出せる。

本当にありがとうございます。
幸せな家庭が出来ることを
祈っていますし、

我慢せずに、怒ったり悲しんだり
喜んだりする正直な心を持って、

幸せな毎日を過ごしてくれることを
ちょっとふざけて祈っています。

香代さんが
「また来てね」
って言ったから
6月30日は
FINLANDS記念日。

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