RAI-HC

今日は、この論文を読む。

Hawes C, Fries BE, James ML, & Guihan M (2007). Prospects and pitfalls: use of the RAI-HC assessment by the Department of Veterans Affairs for home care clients. The Gerontologist, 47(3), 378-387.

RAI-HC とは何だろうか。実は、これを活用した研究が増えてきており、その内容をしっかり把握したく、この論文を読んでいる。

Introduction の冒頭によると、米国退役軍人局は、2種類の統一アセスメントとケアプランシステムと採用しており、そのうちの一つが Resident Assessment Instrument (RAI) 、もう一つが RAI-Home Care である。

RAI-HC は、以下について評価する。

認知
コミュニケーション
視力
気分と行動
社会機能
ADLにおける身体機能
IADL機能
失禁

社会人口統計学
栄養と水分補給
口腔/歯科状態
肌の状態
非公式の社会的支援
環境/家庭の安全
予防健康対策
病気の診断
健康状態
サービス利用

RAI-HC から、以下の要約スケールが開発された。

ADL Hierarchy Scale: 0 (自立)~6 (依存)
ADL Index
Changes in Health, End-Stage Disease and Signs and Symptoms (CHESS)
Cognitive Performance Scale ( CPS)

RAI-HC は、米国11州のほか、カナダ、欧州(イタリア、スイス、フランス、フィンランド、アイスランド、デンマーク、イギリス、チェコスロバキア、ドイツ、国名は当時)、アジア(香港、日本)、オーストラリア、ニュージーランドで利用されている。

インターライ

RAI HC Clinical Standards

Alberta Tracking Tool

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