R で問題作成

R で問題作成を支援するツールを比較

cran/exams
cran/ProfessR

cran/exams

試験問題を、Markdown また LaTeX 形式で溜めておき、自動生成する。択一式や複数選択、計算、記述式およびその組み合わせに対応。出力形式は、ファイルとしては PDF/HTML/docx/odt があり、Moodle や Kahoot! などにも対応。
チュートリアルはこちら。https://www.r-exams.org/tutorials/first_steps/


用意しておく問題は、一つの小問に対し、一つの .Rmd (または .tex) ファイルを作成する。このファイル内には、問題文、選択肢 (選択問題の場合)、解答、メタ情報を記述しておく。
メタ情報とは、問題の種類 (選択問題など) や、選択肢をシャッフルするかどうかなどを記述する。

問題作成は、まず読み込む問題の Rmd ファイルを指定し、その後に出力形式に応じた出力関数を使用する。ただし、docx などは pandoc を指定する。

exams2pandoc(c("Q01.Rmd", "Q01.Rmd"), solution=FALSE)

pandoc1.docx が作成されている。ファイル名は指定できない模様。solution = FALSE を指定しない場合、解答も書き出される。

問題は、ファイル数が多くなる。ディレクトリを使ってアンリする必要がある。

cran/ProfessR

あらかじめ作成した Question Bank から問題を作成。複数選択肢、シャッフル機能がある。

用意しておく問題はテキストファイルとして保存しておく。一つのファイルに複数の問題を書くことができる。

library("ProfessR")
QB = Get.testbank('climate_change_abbott.txt')
QA1 = ran.exam(QB)

出力は TeX ファイルである。これを LaTeX などでコンパイルする。

まとめ

cran/exams は、多様なフォーマットに出力することができる。





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