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第10回「砂十島NANI伝説-後編-」

前回の「砂十島NANI伝説-前編-」に続き、今回は「砂十島NANI伝説-後編-」をお送りします。

「めっちゃエイリや〜ん」10回目!!!
前回に続き、DJのMIGHTY MARS、デザイナー/ベーシストのヨシカワショウゴ、大工/内装屋の中村信彦3人のレギュラーメンバーに加え、奇才天才ドラマー砂十島NANIを迎えてのスペシャルコラボレーション後編!
今回は海外での体験談や砂十島NANI的エイリや〜んな体験談をお届けします。
2020年アポカリプス前夜、今回も「めっちゃエイリや〜ん」は、愛と希望を持ってお届けします!
(2020年2月収録)

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海外TOUR体験談 インド・ジロー谷フェスティバル

MIGHTY : はい、「めっちゃエイリや〜ん」今日も前回に引き続きゲストは砂十島NANIさんでーす。

一同 : よろしくお願いしまーす!

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NANI : お願いしまーす!

MIGHTY : はい「砂十島NANI伝説」後編でございます。

NANI : そうやったね。伝説やったね(笑)。

MIGHTY : 前回も喋ったように毎年、年の半分くらい?海外に行ってるの?

NANI : いや、半分も行かへん。

MIGHTY : 3〜4ヶ月?

NANI : うん、4ヶ月になる時とかある。
去年は多かったからそんな感じやけど、今年からちょっと減らしていくっていうのもあるから。うん。

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ACID MOTHERS TEMPLE海外ツアーポスター&フライヤー

MIGHTY : 海外を飛び回っている訳なんですけど、その砂十島さんに海外であった色んな出来事を。

ショウゴ :珍事件。

MIGHTY : 「これヤバかったで〜っ」ていうのをベスト3くらい。(笑)

NANI : わー、難しいなあ。。。

ショウゴ :ゲー出そうな事とか(笑)。

NANI : なんか、経験したことを言葉に表すと、自分が受けた衝撃よりもちょっと下回る、、、というか、言葉にすることによって安くなってしまうっていうのがあって、今まであんまり言いにくかったっていうのが色々あるけど。

中村 :言うてまお!

NANI : そうやね。
でもさ、ほんまに「ACID MOTHERS TEMPLE」っていうのが、自分が加入する前からずっとやってきてたバンドで、出来上がってるのよね色々。
もう有名になってるし。

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Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O.

NANI : ツアーを周るって言うたらプロモーターがおって、エージェントがおって、色んな会社が仲介して、で、上手いこと周れるようにブッキングしてくれて、何の不自由もなくアメリカとかヨーロッパとかは周れてるから、逆に何のトラブルもないねん。

MIGHTY : 無いんか。

NANI : そう。上手いことやれてるから。

中村 :ハリケーンとかそういうのはないん?

NANI : う〜ん、そうやね、なんか台風で飛行機が飛べるか?飛ばれへんか?みたいなんは色々あるけど、そんなこと別にあるよね、、っていうぐらいの。

MIGHTY : じゃあ、ほんまにちゃんとしたツアーっていう感じ。

NANI : そう。イレギュラーで南米とか、、、

MIGHTY : 南米ヤバそう。

NANI : インドとか。

MIGHTY : おお、めっちゃいいやん。

中村 :インドでもライブするの?

NANI : インドでもやってん。

MIGHTY : おお、すごい。

ショウゴ :インドヤバそうやな。

NANI : インドはヤバかったね。フェスやってん。
70分の演奏のために3日かけてフェス会場まで行って、3日かけて帰ってくるっていう。

MIGHTY : へー!

NANI : その道中も凄かったけど。

MIGHTY : それはレイヴ?

NANI : なんか、普通のロックフェスかな。

MIGHTY : インドのロックバンドが出るの?

NANI : そう。基本的にはインドのロックバンドで、ゲストは俺らと韓国の「ランチ」っていうバンドが出てたけど、そのくらいかな。なんか、ジローバレー(ZIRO VALLEY)っていう・・・ジロー谷ってとこがあって、凄い田舎やねん(笑)。
物凄い田舎で、なんでこんなとこでフェスをやってるのか?っていう様な田舎やねんやんか。
で、インドの首都のデリーまで飛行機で飛んで、そこで一泊して、さらに飛行機でグワーハーティー空港ってとこまで行って、そこからまた夜行列車で1日かけて朝まで乗って、そこからタクシーで8時間。

ショウゴ : 8時間!?

MIGHTY : タクシーで?

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ZIRO FESTIVAL OF MUSIC 2019

NANI : タクシーで8時間行ったところの会場がジローバレー。
ジロー谷のフェスティバルに行った時は、もう「二度とインドには行かへん!」と思った。

一同 : 爆笑

中村 :そこには、お客さんはめっちゃおるん?

NANI : おる。5000人とか。

ショウゴ :えー!

中村 :わぁ、すげー!

NANI : そのジローの人達が、ジローを盛り上げるために作ったフェスティバルみたいな感じで。その前の年は「MONO」っていう日本のバンドが出てたりとか。

ショウゴ :日本のバンドが好きなんかな?

NANI : よく分からんねんな。
まぁ移動でえらい目にあった(笑)。

MIGHTY : 帰りも大変やね。

NANI : 帰りも3日かかるからね(笑)。

ショウゴ :それ嫌やなあ。

NANI : 道も舗装されてないから、フェス前に嵐が来たみたいで凄い道が荒れてた。もう寸分先は崖みたいなところを通ったりとか、日本やったら絶対通行止めになるような所をグワ〜ングワ〜ンって車に揺られながら8時間かけて行ったりとか。
その時、37歳、38歳にしてインドに初めて行ったから・・・インドってよく言うやん?「人生観変わる」とかって。
たぶん海外に行くのが初めてがそこやったら、凄かったやろなっていう感じ。
でもなんか海外ツアーをいっぱいやってきた後のインドやったから、「まあこんな事もあるよな。。」っていうか、凄いけど、、、あるよねって感じやった。

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ZUINOSIN地獄TOUR 初体験では何かが起こる!?

MIGHTY : 「BOGULTA」での海外ツアーはどうやったん?

ショウゴ :わりかし快適。

NANI : 快適。

MIGHTY : 快適やったんや!?

NANI : やっぱり「ZUINOSIN」の初めてのツアーとかっていうのが、凄い色々あるんやと思う。

ショウゴ :衝撃が。

NANI : 初の〇〇っていうのは何かが起こるんやと思う。「ZUINOSIN」のツアーの方がやっぱり印象に残ってる。

ショウゴ :笑

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ZUINOSIN

NANI : 初日で俺、財布と上着を全部パクられたし。

一同 : 笑

NANI : フェリーが欠航してなあ。

ショウゴ :結構エグかった。
それも、、、宣伝じゃないけど、僕が有料コラムで全部書いたから。

NANI : そうなんや!?

ショウゴ :日記が残ってたから。

NANI : ほんま?おお凄いな!

中村 : 日記書いてたんや?

ショウゴ :日記、途中まで書いてた。
ナニも書いてたやんな?書いてないん?

NANI : いや、わからん。

ショウゴ :みんなで日記書こうって言うて。たぶん。
それが残っててん、10日分くらい書いてて。

NANI : へー。

MIGHTY : NANI的な目で見た時に、最初のZUINOSINの海外ツアーっていうのはどういう衝撃があったの?

NANI : なんかこう・・・こんだけ仲良くやってきたのに、喧嘩になるねんなっていう(笑)。

一同 : 笑

ショウゴ :喧嘩したっけ?

MIGHTY : 精神的に揺さぶられる感じやね(笑)。

NANI : そう!揺さぶられたね〜。喧嘩なったよ!

MIGHTY : どういうことで喧嘩になったん?

NANI : やっぱ、電車とか解からんやんか?
何時発の電車とかが。一応何時には来てるけど、このホームに止まってる電車が本当にこの電車なのか?とか。

中村 :うんうん。全然分からへんもんなあ。

NANI : うん。でも電車の電気が全部消えてるし、こりゃ乗ったらあかん電車なんやろか?とか、判断の基準がわからなすぎて。

MIGHTY : ヨーロッパやんな?

NANI : そうヨーロッパ。
で、乗ろ乗ろうって言うてみんなで真っ暗闇の電車に乗り込んで、自分の部屋番号探して勝手に乗り込んだんよ。で、ヤマジ(catchpulse)、カコイ(ZUINOSINリーダー兼ギタリスト)、ショウゴ君、俺っていうメンバー4人で行ったんやけど。その真っ暗闇の電車に乗り込んで、ベッドに荷物置いて、3段ベッドが2列並んでるような客室で6人泊まれますっていう部屋やってん。
各々のベッドを確保して荷物を入れて、それで、なんかケツでヘッドフォン踏んだとかで・・・暗闇やからわかれへんかったから。
「ヘッドフォンが潰れてる!俺のヘッドフォン踏んだやろ!」ってヤマジが言い出して、「カコイが踏んだ!あああ!俺のヘッドフォン壊れてるやん!」ってなって。

ショウゴ :あ!思い出してきた(笑)。

NANI : そこから険悪なムードになって、「なんやねん!」みたいな。
もう、ちょっとしたことでなんかもう、、、。

MIGHTY : イライライライラ(笑)。

NANI : そうそうそうそう。もう険悪なムードになって誰も喋れへんみたいな。

MIGHTY : 笑

ショウゴ :思い出したわ。そんなんあったな、言われたら思い出したわ。

NANI : 「ああ、喧嘩すんねや〜、ここに来て喧嘩か〜。。。」ってなって。スペインからイタリアの夜行列車。荷物盗まれる前夜。

ショウゴ :その最悪な状況で盗まれた。

NANI : そうそう。で、朝起きたら荷物が無いっていう。

MIGHTY : 最悪やな。なんかが起こるねんな。

NANI : そうそう。はじめのツアーとかやっぱ最初の感じって何かが起こるんやと思う。

MIGHTY : その色々事件があった事もショウゴ君がコラムで書いてくれてるけど、やり終わった後とかっていうのは、結束力は高まった?それとももう絶対イヤ!みたいな、もうやりたくないみたいな?
そのツアーに関しては。

NANI : やっぱ、海外でやりたいっていう気持ちはあったから、やりたいんやけど生半可な気持ちでは行かれへんねんな、っていう奮い立たされた気持ちはある(笑)。

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MIGHTY : そのツアーはブッキングがきて?自分らで行ったん?

ショウゴ :あれはたぶん自分らで組んだかな。

MIGHTY : それは凄いな。

NANI : ライブハウスに直接メールして、一個一個組んでいったな。ネットとか無かったし、「Wi-Fi」とかいう言葉も存在も無かったから、次の電車は何に乗ったらエエんかとかも前の日にめっちゃ調べて、、、、。

ショウゴ :で、結局乗られへん。

NANI : 乗られへん(笑)。

一同 : 笑

NANI : 乗り遅れるとか。

中村 :ライブを飛ばすとかは無かったん?

NANI : 一発だけ、、、、

ショウゴ :飛ばしかけたやんな。

NANI : カコイと2人だけでやったライブがある。

ショウゴ :僕抜きのやつ。

中村 :何で?

MIGHTY : あ、それも有料ブログで書いてます。

ショウゴ :(笑)最初のZUINOSINの海外ツアーは結構エグかったけど、BOGULTAの海外ツアーはシゲ(DJ SCOTCH EGG)が色々やってくれた。

MIGHTY : アテンドしてくれたん?

ぼがライブ

ショウゴ :うん。ほとんど。
で、しかも車のバンがあって、機材もドラムセットも全部乗せて周って、ドライバーの人もおったからめちゃくちゃ楽やった。

MIGHTY : 快適やったんや。
最初の時って、なんも解らんもんな。時代も時代やし。

ショウゴ :そうそう、今と全然違うから。
僕も、そんなに海外に行ってなくて、ライブとか絵とかでわりかし年に何回も昔は行ってたやん?
今は、あんまり行かん様になって、久しぶりに新婚旅行でニューヨークに行ったんやけど、その時にはiPhoneがあって、もうビックリしたもん。
楽すぎて。「なにこれ?」と思って。
「あのライブの時ってなに?」って思って。
なんにも迷えへんし、翻訳もいけるし。めっちゃいいなって思った。

MIGHTY : 宿もすぐ出てくるしな。

ショウゴ :そうそう、なんのトラブルもないねん。ZUINOSINの時はヤマジ君が携帯を1台だけ持ってたから、それを頼りに行ってた。

NANI : そのZUINOSINツアーの前に「ウルトラ・ビデ」のサポートドラムとして、アメリカツアーに1回行ってて。その時も結構大変やったなぁ。

ULTRA BIDE(1978年に結成された伝説的パンク・バンド。)

NANI : 車を運転せなあかんかったり、無免許やのに。(笑)

一同 :爆笑

中村 :国際免許がないって事やんな?

NANI : そうそう。国際免許がないねん。
右と左が逆やん?おもっくそ逆走してたりとか。

一同 :笑

NANI : 今考えたらありえへんなって思う状況なんやけど。
そういうのもあったから、海外ツアーって色々あるんやなって。(笑)


海外ツアー後の自身の変化

ショウゴ :海外は絶対に何回も周らな意味ないからな。

NANI : そうそう。一回だけ行ってもなあ。

MIGHTY : 海外でやってからの変化ってある?自分の中で。

NANI : やっぱり友達が増えるから、確実に。
それでまた呼んでくれたりとか、「一緒にやろう!」とか、繋がりができるっていうのが一番大きいと思う。
友達が増えるっていうのが一番大きいかな。

MIGHTY : 例えば、プレイヤーとしての変化とかってあんまりないの?
海外の客の反応とか、海外でやった事によって自分が変わるみたいなことって。

NANI : 向こうの人に「一番のドラマーや!」とか「今までに見たことがない最高のドラマーや!」みたいな事を言われるねんけど、向こうの人って自分の感情を伝えるって事に対して豊かやんか?日本人と違って。
だから全然信用してない(笑)。

一同 :笑

NANI : 信用できない自分がいて(笑)。
色々言うてくれるけど、自分が感じた事が全てやなって思いでやってるから、あんまり影響してないっていうか。言うてくれてるけど、「ありがとう、ほんまありがとう!そういう風にほんまに思ってくれてるねんやったらラッキーやったな。」っていうぐらいで。もっと精進するって感じかな(笑)。日々精進。
でもほんまに、そういう出来る場があるっていうのは嬉しいし、ACID MOTHERS TEMPLEに関してはめっちゃ感謝してる。
そんな事ってないもんね?アメリカ、ヨーロッパや世界中で出来ることって。

MIGHTY : 日本の有名なメジャーバンドでもないよ。

NANI : ないよね。うんうん。生の声も聞けるし。

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ショウゴ :なんかBOGULTAで行った時は、ほんまゴミみたいな機材というか、そういうのでやる時が多かったから。

MIGHTY : ゴミみたいな機材(笑)。

ショウゴ :凄いとこでライブやるから、、。

MIGHTY : カラオケボックスみたいなとこ?

ショウゴ :うん。それはバンドとして力がつくかな。

MIGHTY : 基礎体力がつくみたいな。

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ショウゴ :グチャグチャな環境でやってきて日本に戻ってきたら「こんなエエとこでできるんや!」みたいな。
日本のライブハウスレベルでライブ出来るところってあんまりないもんね?

NANI : ないなあ。バーンってドラム叩いてたらハイハットがバリーンって裏返ったりして。傘が裏返るみたいな。

中村 :そんな事ってあるん!?

NANI : そうそう。

ショウゴ :あれ何やったっけ?フェス。

NANI : ロスキルド?

ショウゴ :そうそう、「ロスキルド・フェスティバル/Roskilde Festival」って所では、僕らが出てる違うステージやったら普通に「ジューダス・プリースト」とか出てて、結構ヨーロッパではデカいイベントに出たんやけど、その時も機材は僕らが設置せなあかんかって、ドラムとかシンバルとかボロボロで。(笑)

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Roskilde Festival(デンマーク)

ショウゴ :ハイハットとかもグチャグチャで。

NANI : あの時、ハイハットが裏返ったもん。

一同 :笑

NANI : クローズ・ハイハットができへん。反りあってる(笑)。

ショウゴ :ベースアンプも小さいやつで。そういうのでもやらなあかんっていうか、やるから、もうなんでもできるなって。

MIGHTY : 言葉の問題が心配やな、ほとんど通じへんやろ?

NANI : 通じへん。
今だに英語がヘタクソやねん(笑)。難いなあ。

ショウゴ :河端さん(河端一/ACID MOTHERS TEMPLE)は喋れるの?

河端

河端一(ACID MOTHERS TEMPLE)

NANI : うん。だからもう得意な人に任せてしまうやんか。5人もおったら。

ショウゴ :そうやな。

NANI : 俺が喋るまでもないっていう。気が合う合わんって言葉が通じなくても何となくあって、日本でも気が合う人が少ないのに、海外まで行ったらもうほとんどおらんねん。(笑)

ショウゴ :余計に少ないわな。(笑)

中村 :そんなん、やっぱり年下が一番に行かなあかんのんと違うん?

NANI : せやねん、でもブッコミ隊長がおるから。

中村 :おるの?

NANI : 同い年の奴でベーシストのウルフって奴とか、ジョンソン君(JYONSON TSU)っていう新しいボーカリストとか、同世代で英語喋るのが好きな人がおるから、その人に任せてしまうんよね。

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ショウゴ :その2人はできるの?

NANI : 2人は、割とコミュニケーション取るのが好きなタイプで。

MIGHTY : NANIはそういうタイプじゃないん?

NANI : 俺はもうホテルにすぐ帰りたい。

MIGHTY : あ、そうなんや(笑)。
けど昔からそうやっけ?日本でもそう?

NANI : 昔からそう。

ショウゴ :まあオタクやねん。

NANI : 家に帰りたい。

ショウゴ :笑

MIGHTY : 早よ帰りたい(笑)。

NANI : うん。すぐコンビニ行く。
イベント中。
「ちょっとコンビニ行こかな。」って(笑)。
なんの用事もないのに。

中村 :そんだけ海外に行ってたら、もう海外が普通やんね?
俺なんかほとんど行かへんから。

NANI : まぁまぁそうやね。

MIGHTY : 普通に考えたら毎年海外に4ヶ月やってるって事は、その時の家賃とか勿体無いとか思ってしまうもん。(笑)

ショウゴ :ほんまやね。

中村 :もう、ウィークリーマンションでエエんとちゃうん?

NANI : だから人に家貸したりしてるもん。

MIGHTY : そうなんや?その期間?

NANI : そうそう。

中村 :家賃が5万円のマンションやったら5万円払ってもらってとか?

NANI : まあまあ、なんぼか貰って好きに使っていいよって。


発光する貴婦人と「長楽」のトイレ

中村 :あとエイリや〜ん的な事をひとつ聞きたいんやけど、、、エイリや〜ん的って言うたらちょっと語弊があるかも知れんけど、例えば飛行機に乗っててUFOとか、、、、。

一同 :爆笑

NANI : 飛行機乗っててUFO(笑)?

MIGHTY : あ!砂十島NANIの不思議体験ね(笑)。
不思議体験とかってある?

NANI : 飛行機乗ってて?

ショウゴ :いやいや人生で。

MIGHTY : そういうの見る人?

ショウゴ :幽霊幽霊!

NANI : そうやねんなあ。
2回あって、、、。

MIGHTY : あるねんや(笑)。

NANI : 1回は、カコイ(カコイヨシハル/ZUINOSIN)んとこにずっと通ってた高校の時に、夜中3時〜4時までずっと曲作ったりしててん。
で、帰るのが4時とかになる訳で、自転車で実家まで帰る時に、凄いツバが大きい帽子被って、傘を手にかけて、ものすごい貴婦人の格好の人がおって。

貴婦人

中村 :チャリンコ乗ってるの?

NANI : 俺がな。貴婦人は歩いてる。
で、発光してるくらい真っ白な貴婦人で、真夜中やけど発光してる様に見えて、「わっ!なんか凄いおばちゃんおるな。」って思って通り過ぎてんけど、「えっ!?」と思ってパッと振り返ってん。けどその貴婦人もうおらんかってん。
「え〜!?」と思って、もしかしたらあれ幽霊???みたいな感じになって。

MIGHTY : 消えたんや。

NANI : 「見てもた、、、エライもん見てもた」って。

中村 :顔も見たん?覚えてるん?

NANI : いや、顔っていうか、その存在だけを覚えてて。

中村 :貴婦人て神戸っぽいわ〜。

NANI : 次の日な、パチンコ屋の前通ったら、その貴婦人のおばちゃんがパチンコ打っててんやんか。

一同 :笑

中村 :ああ、リアルなんや。

NANI : そう、リアルな貴婦人。
たまたま夜中におった貴婦人のおばちゃんやったっていう話。
ごめん(笑)。。。

中村 :ほんでほんで、もう一個は?

NANI : 名古屋でな、ハックフィンっていうライブハウスがあって、そこで野獣(NOKEMONO)のライブした時に隣の「長楽」っていうホテルで、、、。

ショウゴ :でた!

NANI : 「長楽」ってもう閉まっちゃったけど、心霊スポットとして有名なホテルで、、、でるっていう。

凋落

ショウゴ :怖いなあ。

NANI : 「長楽」に初めて泊まって、でるんちゃうん?とか話しながら4人一緒の部屋に泊まってん。
で、夜中にションベンとか行きたくないから「オシッコしとこ!」ってオシッコして、テレビつけてみんなで眠気がくるまで話ししてたんやけど。
テレビがバチバチバチッと切れて「おっ!何これ?」って思ったらババババッてまたついたりして。
ついたり消えたりみたいなことが起こったりしてて「ヤバいからもう寝よう!」言うてテレビ切って電気も切って、寝てんけど、全然寝付かれへんくて、その上にションベンまでしたくなって(笑)。
「わぁヤバい!ションベンしたくなった!こんなんならん様に寝る前にションベン行ったのに。ションベン行かなあかん様になってもた!今のうちに行こう!」と思って1人でションベンにまた行ったんやんか。
便所が小便器と大便器があってドアは閉まってて。

便所

ショウゴ :怖い。

NANI : で、オシッコしてたら、大便器のドアが「ギ〜〜〜ッ」て開いてん。

MIGHTY : 怖!怖〜っ。

中村 :貴婦人がおったんちゃうん?

一同 :爆笑

NANI : あの貴婦人な(笑)!貴婦人がきばっててくれたら俺も安心できてん(笑)。「ああ、貴婦人か。」と、「神戸のあの時のお前か!」と。(笑)

中村 :実在するからな。

NANI : けど誰もおらへん。

MIGHTY : 怖いなそれ。

NANI : 「わ〜・・・」と思って。
でもたまたま開いただけやろうと思ってションベンジョロジョロしてたら。扉が「バタン!!!」って閉まってん。

ショウゴ :え〜〜〜〜っ!!!?

NANI : 「う〜〜わ!!」ってなって、もうションベンをビューンやって「ヤバい!」って思ってぐわーっ走って逃げてん。

MIGHTY : 怖。

NANI : そんな記憶がある。それくらいかな。
けど、マルオサ君(MARUOSA)も言うてたやろ?ゲイの幽霊にレイプされたって。

MIGHTY : マジで!?(笑)

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ショウゴ :あ、それ大阪に住んでた時やろ?

NANI : そうそうそう。

中村 :なにそれ。

NANI : 「マングリ返し」みたいな状態になったって(笑)。

MIGHTY : え?「マングリ返し」をされたってこと?霊に?

まんぐり

NANI : うん。されて。

中村 :してたら面白いけどな。霊を。

MIGHTY : 笑

NANI : それも男の霊で、「ズトーーン!」って入れられて、「うおー!」てなってる瞬間に意識が飛んだって。

一同 :笑

NANI : 「そんなことあるん!?」って、「マジで?」って。(笑)

MIGHTY : レイプする霊って初めてやな。凄いね。

ショウゴ :本物ちゃうん?

中村 :そや。本物や。霊ってすり抜けるやんか。

MIGHTY : いや、でもわからんで?腕を持たれたりするっていうやんか。

NANI : そやで、自分だけの固定概念っていうのはわからへんでな。

中村 :ケツの穴だけがリアルに?

MIGHTY : そうやろ、霊でもくるやろ(笑)。

NANI : 「ズトーーン!!!」ってきたって言うてたから。

MIGHTY : 「ズトーーン!!!」ってきたんや。(笑)

一同 :笑

NANI : 完全に入ってしもたて。(笑)

中村 :それでカタ焼きそば食べ始めたんか。

一同:笑

まる

NANI : そうそう(笑)。それからというもの硬いものに(笑)。

一同 :笑

ショウゴ :マルオサ君に詳しく聞きたい。


MIGHTY : はい!ということで、今日は砂十島NANIさんをお迎えして「砂十島NANI伝説」を色々お話しさせていただきました。ありがとうございました!

NANI : ありがとうございました。

MIGHTY : また、色んな人を集めてやろうっていう企画もあるんで、ぜひ参加してください。

NANI : ぜひぜひ、よろしくお願いします。

中村 :放送できへんこともいっぱい喋ったけど。

NANI : そやね。

MIGHTY : 結構放送できへんことが多かったけど、面白かった。
あと、これは3月の末くらいの放送なんやけど、なんか予定ありますか?

NANI : 3月末やったらもうアメリカツアー前。

MIGHTY : 4月からACID MOTHERS TEMPLEのアメリカツアー。

NANI : そうです。

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*ACID MOTHERS TEMPLE NORTH AMERICA TOUR2020は、新型コロナウィルスの影響の為、残念ながら中止となりました。

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ACID MOTHERS TEMPLEからのお知らせ
Acid Mothers Temple vs COVID19
4月9日から予定されていたAcid Mothers Templeの北米ツアーは、コロナウイルス拡散の渦中、最後の最後まで状況を静観し熟慮検討した結果、大変残念ながらキャンセル、延期と決定いたしました。
しかし今や全世界レベルでコロナウイルスが拡散し、各地で外出自粛、商業施設の休業閉鎖、イベントのキャンセルが相次ぐ中、Acid Mothers Templeから、外出自粛を強いられる皆様へ、ささやかな贈り物として、過去にリリースした全作品の音源を、このコロナ騒動の期間限定で、Youtubeへアップロードすることにしました。ライヴ活動を通し、我々の音楽を求める方々へ、直接届けられない現状だからこそ、この機会に我々が過去にリリースした膨大な作品群を、インターネットを通し、自由に聞いていただけるようにと思い立った次第です。この先もまだどうなるのか全く予想がつかない状況ですが、せめて我々の音楽が、今世界にあふれまくる不安を、少しでも払拭する手助けになることを祈って。
Acid Mothers Temple Official YouTube Channel

MIGHTY : あと、BOGULTAのライブももう終わってるか?

ショウゴ :3/20日やね、もう終わってる。

NANI : まあまあ、あったよっていう事くらい報告できたら。

MIGHTY : そうやね。

ショウゴ :「ベストマッチ」っていうイベントをやってて。

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MIGHTY : 自主イベント?

ショウゴ :自分たちの自主イベントです。

NANI : 凄いいいイベント。いいメンツやなっていう。

ショウゴ :いつもあんまりバンドバンドしていないメンツでしかやらんとこうと思ってて、色々探してやってます。

MIGHTY : なるほどなるほど。

NANI : めちゃ楽しみにしてる。

MIGHTY : 僕も遊びに行きます。

NANI : 事後報告ですけど(笑)。

中村 :マイティーの4月の予定は?

MIGHTY : 毎週日曜日、ヤクソク(YOK SOK SOURSTAND)という道頓堀のバーでDJやってますんで、ぜひ飲みに来てください。

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YOK SOK SOUR STAND
大阪府大阪市中央区道頓堀2丁目1−1フルーツタワービル8F

*DJ MIGHTY MARSプレゼンツ「YOK SOK SUNDAY」は、新型コロナウィルスの影響の為、当分間イベント自粛させていただきます。

MIGHTY : 中村さんは?

中村 :僕は、4月で大阪生活は、、、

MIGHTY : あ、もう4月で大阪は終わりか?

中村 :3月で終わりで、4月から実家の兵庫県に帰ります。

MIGHTY : はい。
ということで、もう「めっちゃエイリや〜ん」も卒業ということで。

中村 :いやいやいやいや!

ショウゴ :ありがとうございました(笑)。

NANI : お疲れ様でした!

一同 :笑
(おわり)

急速に変化している世界ですが「めっちゃエイリや〜ん」は、次回も愛と希望を持ってお送りします!
そして次回の企画は!?まだ決まってねぇ!
乞うご期待!!!

第10回「砂十島NANI伝説」はこちらから全話まとめてお読みいただけます↓

Mixcloudでは、めっちゃエイリやーん「砂十島NANI伝説」 のラジオ音源をお聴きいただけます。
4人のゆるい雑談トークが聴けるラジオ版も併せて要チェック↓
第10回「砂十島NANI伝説-後編-」

「めっちゃエイリや〜ん」ラジオ版が各種サブスク(Spotify、Google Podcast、breaker 他)で聴けるようになりました!あなたの通勤、通学、作業中のおともにエイリや〜んなひと時を。↓