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Abaqusチュートリアル(接触解析)
Abaqusの操作に慣れるために、UmedyにあるAbaqusチュートリアルをやりました。
1.解析内容
1.1 解析概要
2枚の板を接触させて荷重をかけた時の変形をシミュレーションします。
寸法:下図参照
![](https://assets.st-note.com/img/1665201205361-lkklAtySYP.png?width=800)
上板材料、鉄(ヤング率20000MPa,ポアソン比0.3)
下板材料:アルミ(ヤング率20000MPa,ポアソン比0.3)
上板材料、下板材料共に、非線形材料&等方硬化設定
拘束条件:上板下板側面部全固定(緑面部)
荷重:上板上面に4N/mm2
使用ソフト:ABAQUS STUDENT EDITION
上板下面と下板上面の結合設定:①結合、②滑り設定
1.2 解析結果
1.2.1 結合設定時
計算結果を見ていきます。
コンター図は変形図です。メッシュが粗い(要素の数が大きい)のはAbaqusStudent版の制限で接点が最大1000までのためです。
変形を見やすくするためスケーリングをします。共通プロットオプションの変形倍率を100とします。
![](https://assets.st-note.com/img/1665197205506-hYjvbQNNM2.png?width=800)
変形を大きくすると下板がたわんでいるのが見えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1665197270746-vxMRIbAG4j.png?width=800)
スケーリング後コンター図
1.2.2 滑り接触設定
すべり接触の場合
2面が結合していないので、上板と下板でずれが発生している。
(赤矢印部)
![](https://assets.st-note.com/img/1665199814202-3L0KoThpUj.png?width=800)
2. 解析設定上のメモ
1)解析の設定
応答は非定常に設定する。時間幅は1(s)
単位系は寸法、荷重、時間が整合しているかを確認すること
![](https://assets.st-note.com/img/1665195617880-ctNaFalhCW.png)
インクリメントの設定
解説によると、初期値は小さめにして、実際には収束性を見ながらいじっていく模様。
![](https://assets.st-note.com/img/1665195657635-lJ5WCHLsCW.png)
2)結合設定
2)-a 接触設定をした2面のサーフェスを作る
部品を選択して(例はbottomplate)をサーフェスを右クリック→作成→続ける→接触させるサーフェスを選択します。図の場合、赤線部が選択した結果)
![](https://assets.st-note.com/img/1665195763094-Nqs0NIlTqI.png?width=800)
今回の場合、赤□部が作られている
![](https://assets.st-note.com/img/1665195924062-tjkqZXXW01.png?width=800)
2)-b 拘束から2面の接触状態を設定します。
この図では、結合を選びで、サーフェスから2面を選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1665196403364-2VYjDvNVEQ.png?width=800)
3)滑り接触
2)-aを行ってから、接触面の設定を行います。
![](https://assets.st-note.com/img/1665198088211-sKVcX87I0L.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1665198192342-mZKESlqSGg.png?width=800)
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