見出し画像

Abaqusチュートリアル(定常熱伝導解析)

Abaqusの操作に慣れるために、UmedyにあるAbaqusチュートリアルをやりました。

1.解析内容

1.1 解析概要


丸棒の熱流束を求めます。
寸法:直径1m、長さ10mの丸棒
材料:銅
拘束条件:棒端部:400K、反対端部300K
伝熱材料:385W/m/K
使用ソフト:ABAQUS STUDENT EDITON2021

1.2 解析結果

計算結果を見ていきます。
温度分布を見ます。温度はNT11を選択します。
コンター図を見ると、温度が出ています。
メッシュが粗い(要素の数が大きい)のはAbaqusStudent版の制限で接点が最大1000までのためです。

図 温度分布

個々の結果は、右下のペンのボタンを押すと、値の測定というダイアログボックスが表示されます。マウスでモデルの接点を指定すると、NT11の欄に数値が表示されます。今回の場合、棒の端部をしていたため400Kです。


熱流束 385W/m^2

図 熱流束

1.3 解析設定上のメモ

1)メッシュの要素方法の設定方法
伝熱を選択する

2)解析の設定
応答は定常に設定する。その他初期値とする。

3)端部片側400Kで反対側の端部の温度を求めたいとき
反対側に熱流束を入力すれば求められます。
・設定方法
荷重を選択して、反対側の端部を選択し熱流束を設定します。
このとき熱が出ていく方向なのでマイナスの値を設定します。

設定方法

解析結果

解析結果

2.この解析はどんな事例に当てはまるか?

棒の端部を火であぶった時の反対側の表面温度を計算できます。
その際、棒端部の温度設定が必要です。厳密には、棒の周りには熱伝達率の設定が必要です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?