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ノミの実験から考察する、挑戦することの重要性

本記事は2021.3.21に別ブログ(閉鎖)に投稿した記事です。

このネタ、1年以上前から書きたかった内容です。きっかけは2年前の2019年3月に私の勤務先でトラブルが発生し、その対応の担当をすることになりました。とりあえずの後始末と仮復旧を終え、本復旧の検討から予算化、実行を進めています。

 本案件、トラブルの本復旧兼早期完工が求められています。というのが仮復旧のままでは通常よりコスト増となっているためです。(数字は当然書けませんが、?億円/年単位のコスト増)こういった事情もあり、プロジェクト管理の指標であるQCT(Q:品質、C:コスト、T(D):納期)の内Tを最優先させて対応できるメーカーを検討し、結果新規メーカー採用に至りました。

 その新規メーカーに決定したのが約1年前なのですが、その頃に勤務先で別の組織が立ち上がり、結果本案件がモデルケース・先駆のような扱いで取り上げられてしまい、本社も気にする注目のプロジェクトになっています。まとめると以下のポイントです。

  1. 最短納期

  2. コスト安価化

  3. 結果、新規メーカー採用

  4. モデルケース扱い・・・失敗は許されない

更に

  1. コロナ禍で通常の対応できず

 こういう状況の中で出会ったのが"ノミの実験"エピソードです。ノミって体長数ミリ程度の小さな体ですが脚力はものすごく、高さで体長の60倍、距離で体長の100倍ほど跳躍できるそうです。そのノミをビン(仮に高さ30㎜)に入れて蓋をしてしばらくすると、蓋のある30㎜までしかジャンプしなくなるそうです。そして蓋を外した後も30㎜しかジャンプしなくなり、更にはビンを外してもビンに沿ったようにジャンプし続けるそうです。本来120㎜(体長2㎜前提)ジャンプできるはずなのに。。。

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 この実験には続きがあって、この本来の能力を失ったノミを復活させるにはどうしたらいいか?実は通常のジャンプをするノミを入れればいいという簡単なものです。通常のジャンプをするノミを見た能力を失ったノミは「ジャンプできるんだ」と思い出し、またジャンプできるように復活するそうです。

https://i.gyazo.com/f0911a693f267d75f1c47e0dccae1768.png

 いかがでしょう?これを仕事に置き換えると、思い当たる節ってありませんか?

  • 誰もやったことがないから/実績がないから

  • 失敗したくない

  • 苦労したくない

  • 失敗したらどうするの!?/責任取らされるんじゃないの!?

気持ちは分かります。私もそうなんで。でもそこに踏み込んでいかないと経験値も稼げないし、レベルアップも無いんですよね。私の最優先は自己のレベルアップです。そして良い結果を出せばそれは実績となります。ノミの実験同様、跳躍できる証明となります。そうすれば周りの人達も跳躍する(挑戦する)はずです。時には失敗するかもしれませんが、致命的でなければOKじゃないでしょうか。挑戦し続ければ、少なくとも挑戦しないよりも良い結果が出ると信じてます。

 今回はこれまで。ノミの実験の見えないビンや蓋を作り出してるのは環境要因・組織的要因・人的要因...色々ありますが、そしてこれを打ち破ることができるのも最終的には自分自身。そのきっかけ作りになれれば嬉しいです。

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