MEって実際どーなんよ?
さてさて、どーも。叢雲です!
実際ゲームやってて皆さん、プリーストのスタイルってどこまでご存じですか?
自在なバフスキルとヒールを使ってパーティーメンバーを助ける『支援型』
自己バフとクリティカル上昇効果を駆使してあらゆるモンスターをぶん殴っていく『殴り型』
ターンアンデット(TU)、ホーリライト(HL)、ジュデックス(Jud.)等々単体スキルを使いこなし戦うスタイルである『退魔型』
まぁ、こんなところでしょう。
マグヌスエクソシズム
このスキルをメインに据え戦うプリーストを見たことがある方はどれだけいますか?ワタクシは今までたったの6人しか見たことがありません。
正直に言いましょう、このタイプは希少種、身も蓋もなく言ってしまえば……
どマイナーです。
さらに申し上げましょう、同じプリーストとなりゲームを始めたプレイヤーに、ワタクシはME退魔型を勧めたことが……
一度もありません!
ご挨拶を終えた最初の記事がこれってどーなんかな…と正直思いますが。今日はそんなマグヌスエクソシズムについてのメリット・デメリットを書いていこうと思います。
……同好の士たるMEプリの皆様ごめんなさい。
でも、それでも。オイラは胸張って言いたいと思います。
ME退魔が大好きだ!
ME退魔が一番面白いんだ!
と。
【マグヌスエクソシズムの、ここがツライ】
①相手を選ぶことになる
ご挨拶でも書きましたが、このスキル、効果の及ぶ相手に制限がかかります。
対象は「不死属性」「悪魔種族」
この二種類以外、どんなに展開してもダメージが入ることはありません。
どんなに強化しても、その火力と魅力に溢れたマグヌスエクソシズムを活かせるのが非常に限られてしまうのです。
ルーン「マグヌスエクソシズム集中」によって追加される効果でこの制限はなくなりますが、与えられるダメージは本来の威力の21%、1/5程度しか与えられないのです。
場合によっては前述した退魔スキル、Jud.の方がダメージ効率で上を取ってしまいます。
退魔らしい特徴ではあるのですが、オールマイティーに環境に対応できない、これはひとつの、そして大きなMEのマイナスでしょう。
②触媒を必要とする
他の範囲系スキルや、自身も備える単体スキルと違い、ゲームの中では珍しい触媒の消費によって発動するマグヌスエクソシズム。
技を一回展開するのに「ブルージェムストーン」というアイテムを必要とします。
アイテムの入手先はだいたいNPCからの購入が基本となるでしょう。モンスターからのドロップも見込めますが、まぁ限られた環境です。
これが意外にネックになる。
ある程度値引きして入手する手立てもありますが、基本的には1個500z、自分は昔からの癖で狩りを始めるタイミングに合わせて500個仕入れるようにしています。消費目安としても判りやすいので。
そうです。一回一回の狩りに赴く度に250kzもの消費を強いられるのです。
装備に、装備強化に、祈祷などの追加効果に、何かとお金の絡むこのゲームにあって、この出費は見えないところで確実に足を引っ張ってきます。
③他の範囲スキルとの使い勝手の致命的な差
ここまででも他の範囲スキルとだいぶ格差を感じてしまうところですが、これだけで終わらないのがマグヌスエクソシズムのツラいところ…。
スキルの発動には詠唱・キャストタイムが発生します。
これは自身のステータスに応じて短縮でき、ある程度育成を進めて装備も整うとだいたいどのスキルも無詠唱・キャストタイムなしで即時発動することが可能です。
ですが、このキャストタイムも厄介なシステムがありまして。
先ほどの通り、自身のステータスに応じて短縮できる「変動詠唱」と、ステータスでは短縮のできない「固定詠唱」との2種類が存在します。
じゃあマグヌスエクソシズムはどうなのか……。
何とこのスキル、固定詠唱が「1秒」存在します。
どんなに高威力であっても、確実に1秒のスキル発動のための隙が生じます。
たかが1秒、されど1秒。短いようで長いこの1秒が本当にネック。
モンスターが範囲から出てしまうかもしれない……
1秒の間に攻撃されスキルが不発するかもしれない……
この歯痒さもMEを使う上での最大の障害となります。
閑話休題
…………如何でしょうか……。
ME退魔型を名乗る癖に見事なマイナスプロモーションばっかりですよ。
こんなものじゃないですけどね。細かいところ引っ張り出せばMEのツラさなんて枚挙に暇がありませんよ!……悲しい…。
でも、MEを始めた方々が確実にブチ当たるであろうこれが悲しい現実です。たかだかゲームのキャラクター、強くなろうと思えば他にいくらでもお手軽な方法はあるんですもの!
それでは皆様、お待たせ致しました。
それでもマグヌスエクソシズムにこだわる理由を、このスキルの魅力をお伝えしていきましょう!
【マグヌスエクソシズムの、ここがステキ!】
①支援職が持てる破格の高火力
確かに強くてお手軽な範囲スキルは他にもいっぱいあります。
ですが、マグヌスエクソシズムだっていわゆる大魔法の端くれ、その辺の範囲スキルには全く見劣りしない威力を秘めています。
聖属性の魔法というところもあり、相性の良い相手は「不死属性」と「闇属性」のふたつ。MEが通る「不死属性」はもちろん、悪魔種族も主だったモンスターはみんな「闇属性」。噛み合う相手にはとことん高火力を押し付けることが出来ます。
このダメージが噛み合うと本当にバカにならない。支援職として必要最低限のバフスキルを備えつつ、有事にはモンスターを10万~100万(100k~1m)ものダメージで一瞬で消し飛ばすことが可能です。
この爽快感はハマるとクセになりますよ!
昨今は聞かなくなりましたが、「支援プリーストなんて所詮寄生」なんてバカなことを抜かす輩の鼻をあかすことなんて造作もないでしょう。
本家と違いマグヌスエクソシズムのスキル習得がわりあいと容易なので(本家では習得するための前提スキルの多さから支援との隔たりが大きかった)、支援としての立ち回りを残しつつ、自らも攻撃の手段をしっかり持てる、「戦う支援職」という『ロマン』を秘めています。
②設置型大魔法としての魅力
キャラクターを育成してくると何かとプレイヤーの行く手を阻むボスモンスターというのも存在します。
本家と違いこっちからちょっかいをかけなければ襲ってくることもないのでそこまで問題ではないのですが、MEを習得することによってその討伐もこなすことが出来るようになります。
Jud.やHLでダメージ与えることも出来るじゃん。なんて思う方もいると思いますが、やってみると意外に難しい。高レベルのボスともなればスキル攻撃を多用し、取り巻きを召還し、自身の攻撃も生半可な火力ではない……そういう奴らがいっぱいです。
奴らの攻撃によってキャラクターが怯んだりダメージモーションを受けてしまうと、往々にしてスキルの発動が阻害されたり、そのままダメージを受け続けることになったりと苦戦を強いられる場面も多い。
そこでMEの出番です!
範囲魔法はそのエフェクト中、範囲内の敵にダメージを与えるのですが、MEはこのエフェクト効果が他のスキルに比べて7秒と長く、その間範囲内の敵に延々とダメージを与え続けることが可能です。
回復材を叩いたり、バフをかけ直したり、位置取りを調整したり……不測の事態で攻撃を止めることになっても、MEを展開しておけば7秒間はダメージを与えられるのです。
「範囲内の敵にダメージを与え続ける」ので、ボスが新たに呼ぶ取り巻きも合わせて一網打尽にすることが出来る一石二鳥の仕様も素敵です。
支援職がボス狩りもソロでやってのける……。
これも『ロマン』があって良いと思うのです。
③育成の努力が如実に出る
まぁ、これは正直ME退魔に限った話ではないと思いますが。
得手・不得手がはっきりしている分、育成が進みやれることが増えてきたときの達成感はかなり大きいと思います。
相性のいいモンスターへのダメージが頭のおかしい(誉め言葉)ことになってきた……。
相性の悪いモンスターばかりのクエストを、それでも1人でクリア出来るようになった……。
特に後者はハードルの高さ(どうあがいても与えられるダメージが本来の1/5という歯痒さ)も手伝って、やりこなせたときの達成感はなかなかのものがあります。
プリースト・聖職者として、パーティーメンバーを健気に支え、不屈の心で以て邪悪を祓う……。
プリーストの『ロマン』を体現するのがこのME退魔といっても過言ではないでしょう!……過言では?
④デメリットなんぞ知ったことかぁ!
他のスキルに比べたポンコツ具合?
支援職らしい支援も満足にこなせない?
それがどうかしましたかね!?
ゲームの楽しみ方なんて人それぞれです。
そこに強さを求める人なんてごまんといます。効率を求めることだって正しいです。
ラグナロクマスターズ、本家ラグナロクオンライン、ひいてはMMORPGとして仲間との交流を楽しむ人だっていっぱいいます。
オイラはラグナロクオンラインの頃から、この不出来なスキル「マグヌスエクソシズム」を1stに据えてやってきました。
デメリットなんてその頃からのずーーーっとの付き合いです。いや、本家に比べたらラグマスのMEのデメリットなんて可愛いもんです。
それでもオイラは、出来るならこのスキルで強さを追及したい。出来る限りこのわがままを貫きとおしたい。
マグヌスエクソシズムにこだわり続けたい。
オイラにとってのラグマスの楽しみ方は、そんな「こだわり」と「ロマン」が大前提にあります。
長々と偉そうなことを書き連ねましたね。
マイナスプロモーションの方が多い気もしますが…。
オイラはこの楽しみ方でもって、今でものんびりラグマスをプレイしています。いや、マジ、ハマるとこのポンコツ具合がクセになりますから!
この記事でもって果たしてどれだけの方が「マグヌスエクソシズム」に興味を持って下さるか定かではありませんが、
こんなプレースタイルもあるんだよ?ってことです。
皆様の「好き」と「こだわり」と「ロマン」を、ボクは応援しております。
それでは、また次回!おつかれーしょん!
………マゾって言うんじゃねーよっ!
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