消滅都市キャラ解説:ユキ

※スマホゲーム「消滅都市」をプレイしたファンによる非公式の解説及び考察になります。ネタバレにご注意ください。


「消滅都市」シリーズにおける顔とも言える存在の主人公「ユキ」についての解説です。

ユキ

この消滅都市という物語には「ユキ」という名の少女が何人も登場します。

・1度目の消滅(旧world:B)の青い髪の少女ユキ(青ユキ)
・失われし世界(world:A)の赤い髪の少女ユキ(赤ユキ)
・オリジナルユキ
・2度目の消滅(新world:B)の青い髪の少女ユキ
・world:Aの青い髪の少女ユキ(Aユキ)

etc…

アニメ版消滅都市も含めますので併せてそれらの解説をしていこうと思います。


【青い髪の少女ユキ(1度目の消滅)】

通称「青ユキ」
ストーリーの一番最初から登場するユキです。
ストーリー開始時点で16歳。
運び屋タクヤが彼女を謎の組織から救出するところから物語がはじまります。
3年前に発生した消滅から唯一生還した「謎の少女」で、ロストの影響を強く受けたためにタマシイを召喚出来るなどの不思議な力に目覚めています。
タマシイの力を操るためには「スフィア」を集めなければなりませんが、自力では集められないのでタクヤと協力してタマシイによる戦闘を行います。
「唯一の生き残り」であるせいで世間から気味悪がられており、初期は心を閉ざしていました。

実は……

その正体は消滅から唯一生還したのではなく、消滅に巻き込まれて亡くなってしまったユキという少女の遺体からタイヨウのレプリカント技術によって複製された「ユキ・レプリカント」の完全体です。
(複製元である遺体が)ロストの影響を強く受けているため第二のウチュウとして生み出されました。
彼女自身がレプリカント(複製体)であることを
自覚しているかは不明のままです。


【赤い髪の少女ユキ(失われし世界)】

通称「赤ユキ」
失われし世界から登場する赤髪のユキです。
青ユキと同じくタマシイを操る力を持っていますが、タクヤにも見えているスフィアが彼女には見えないという青ユキとは異なる点があります。
当初は青ユキの並行世界存在、並行世界であるworld:Aのユキかと思われていましたが、彼女の出身は青ユキと同じworld:Bであることが明かされます。

実は……

その正体は「ユキ・レプリカント」の赤い髪をした変異体であり失敗作
スフィアが視認出来ないのはおそらく失敗作であるため。
失敗作故にタイヨウによって処分が決定されていましたが、ローズバンクに助けられ、逃げるようにworld:Bからworld:Aに世界線移動をしました。
移動した後に大人ソウマと鉢合わせ、彼によって記憶を操作されたことにより「失われし世界のユキ」としてしばらくの間過ごすことになります。


【オリジナルユキ】

ユキ・レプリカント達の複製元となったオリジナルのユキです。
3年前に発生した消滅に巻き込まれており、物語開始以前から既に亡くなっていることが明らかになります
享年13歳。
謎の組織によってロストから遺体をサルベージされ、組織のアジト地下深くにて保管されていました。
ロストの影響を強く受けているため彼女の遺体が収容されている周辺には濃度の高い波動性物質が漂っていると考えられます。
組織員からイコン(聖像)として崇められています。
元々1度目の消滅(world:B)に存在していましたが、世界線変動(上書き)によって2度目の消滅の世界になった後どうなっているのかは不明です。


【青い髪の少女ユキ(2度目の消滅)】

2度目の消滅にて登場するユキです。
1度目の消滅のユキとは別人になります。
1度目世界のユキには弟(ソウマ)が存在しましたが、2度目世界のユキは一人っ子として育てられているため弟(ソウマ)は存在しません。
3年前に発生した消滅から唯一生還した少女で、怪しい組織に監禁されることなくタマシイ研究所で手伝いをする等して過ごしていました。
(学校には自らの意思であまり通わなかった模様)
消滅から自分を助けてくれた男性(タクヤ)を今度は自分が救うために男性の親友であるギークや仲間たちと協力して救出作戦を決行したところから2度目世界でのストーリーがはじまります。

考察 ~正体はオリジナルユキ?~

1度目の消滅のユキとは別人だと紹介しましたが、一度目世界を上書きしたことによって生まれた世界が二度目世界なので、二度目世界の彼女も「上書きされた」はずの存在なんですよね。
一度目の消滅のユキの正体は「ユキ・レプリカント」なので「オリジナルユキ」とは別個体になります。
おそらく、その「オリジナルユキ」が世界線変動によって上書きされた存在が2度目の消滅に登場するユキなのではないかと思われます。


【天上の世界以降のユキ】

2度目の消滅最終話、トゥルーENDにて「1度目の消滅のユキ」のタマシイと「2度目の消滅のユキ」の肉体が融合したユキです。
両者の片方だけの記憶を持っているわけではなく、両者の記憶を共有しています。
「ソウマの姉であるユキ」の記憶と「ソウマの姉ではないユキ」の記憶をどちらも持ち合わせている状態になります。


【world:Aのユキ】

通称「Aユキ」
サイドストーリー「瞬く日々の終わりを」と期間限定ストーリー「the Walker from Beyond」にて登場した、world:Bのユキの並行世界存在である本当の「失われし世界のユキ」
Bのユキと同じく青髪の少女です。
弟が存在していない「姉ではないユキ」であり、荒廃した世界をアキラと共に行動していたところ偶然(大人)ホシを発見し、彼も加えて三人で暮らしていました。
日々を過ごしている中、突如現れた見知らぬ男(大人ソウマ)によって首を折られ死亡してしまいます。


【番外編その1:アニメ版消滅都市のユキ】

原作ゲームの「1度目の消滅のユキ」をベースとしているキャラクターですが、大きく異なる点があります。
原作と違い、アニメでは「異なる並行世界の間に位置する存在」という設定が強調されており、消滅から唯一生還した理由としても表現されていました。
あちら側(おそらくA)の人間であるダイチと、こちら側(おそらくB)の人間であるミフユの間に生まれた特殊な人間です。
ダイチの設定自体がゲームと異なっている可能性があり、それら含めてアニメでの設定を参考にしてゲーム本編の考察をすると余計ややこしくなるのでご注意ください。


【番外編その2:キャラデザの違い】

原作だと目の色は暖色系。
アニメやAFTERLOSTだと目の色は寒色系。
キャラクターデザインが異なることに関してどういう意図があるかは不明です。
目の色以外だとリボンの長さが違います


以上、ユキに関する解説及び考察でした。


※なるべく公式に準じて記載をしたつもりですが、個人の見解が含まれているので公式とは解釈が異なっている場合があります。ご了承ください。

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