No.110 ヒルデ・オットーのヨハン大公のヨーデル

1967年に高校卒業した私は商社に就職し自分の給料でレコードが買える喜びに
浸っていました。
そのときに社内販売によるLPレコード「ヨーデル特集(仮)」を購入。
レコード自体は、何度か引っ越すうちにどこかで紛失したようですが
しっかりカセットテープにダビングしていました。
その中ではヒルデ・オットーの歌う「ヨハン大公のヨーデル」が私の一番のお気に入りでした。<と 前置きしておいて・・・・>
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本日の
ヨーデルリモートレッスン 終わったです。
直前の女子はまだ高速ヨーデルが無理で いま「ヨハン大公のヨーデル」をG(ト長調)でやったのだけど 覚えるのが早い彼女でもちょっと難易度が高かったみたい。
この曲は普通F(ヘ長調)でおしえています。
男性はFが可能な人もいますが一般的にD(ニ長調)ですね。

女性で高音が得意だからといって、ふんだんにヨーデルの箇所が出てきますので
まず上の音域を決めそれから下の音域をチェックします。

今日の女子はまだ19才!
下の音が出にくいのでとりあえず一音上のG(ト長調)に。
問題は
センセのわたしも一緒に出さないと!ということで出したら高い「ソ」の音が出たよ!ひぇ~~!
もっとも私もGで歌っていたけど76歳を目の前にしてこのGが出るなんて!
いやあ、生徒と一緒にやってると私もいいトレーニングになる。
それにしてもこの曲はカントリーヨーデルと違い、アルペジオスタイルが出てくるから正しい音程が細かく求められる。
今日の女子にはカットタングという音の切り方と 低音の出しにくい音のトレーニング法を「技術」として伝授した。将来が楽しみな生徒です。
映像は私が最初に好きになったヒルデ・オットー55歳の「ヨハン大公のヨーデル」です。

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