かさぶたの 下の真新しい皮膚は 空に架かった僕たちの虹

息継ぎを 忘れてはだめ 浮上して ニシンの骨に 顎を預ける

容量を 食う感情は 圧縮を 繰り返されて もう開けない

土門蘭 『100年後あなたもわたしもいない日に』より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?