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温室:詩

透明な螺旋の中を落ちていく

押し殺された悲鳴 生命の息づくおと
蔓延る蔦は心臓を鷲掴みにして
ああ、ここは見捨てられた廃園だ

逆さまに逆しまに漂うように落ちていく
星を紡いでいたその指先はもうここにはない

静かに揺蕩う水 心臓の蔦は花を咲かせて

さようなら、
呟いた声は水面を揺らして消えた