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殿様「ほう、一休とな?」

殿様「一休や、この屏風の虎を出してみせよ」

無頼「ああああああああああ」
無頼は手を刀の形とし横一閃に空を切った。摩訶不思議!二間は離れていたであろう殿様の首と胴とが離れた!
刹那!無頼は叫ぶ!
無頼「二.五次元」
殿様の首を屏風の虎に押し付ける、虎は血塗れ、殿様の顔がめり込む。
ここに虎と殿様は融合し、殿様の視点からすると屏風の虎が出てきたも同じなのだ。
顧客の目線に立てる、できる男よの!
無頼の放った火によって城は焼け落ちた。

殿様「一休や、この橋を渡って参れ」

橋には「このはし、わたるべからず」と書いてある。さて、どうする一休?!
無頼「ああああああああああ」
無頼の鋭い手刀が橋を縦真っ二つに斬り伏せる!余波によって暴れ狂った橋の端と端はぶつかり合い粉々に破壊される!
哀れ!外部との交通手段を絶たれた殿様は城に火を放ち自害した。無頼の過酷な兵糧攻めを見越してのことだった。

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