ALL WORKS 2011-2022

1.水曜日のソラ

ど真ん中で揺らいでる気持ちは置いといて 
思いを託そう水色の空へ
忙しさに負けそうで溜め込んだものを
洗い流そう 音に乗せて 君のソラを

君のことは何も知らない
でも僕が君の真ん中に入り込んでいけたら

水曜日が晴れたら 一緒に歌を歌おう
広い空に響くようなメロディ 考えてきたから
大きく息を吸って 胸を張り直したなら
まだまだがんばれるよ 水曜日のソラ

君のことは何も知らない
でも僕が君の真ん中に入り込んでいけたら

水曜日が雨なら 僕が歌を歌うよ
君のソラに届くようなメロディ 考えてきたから

大きく息を吸って 心に問いかけたなら
きっと次は晴れるよ 君のソラも

水曜日が晴れたら 一緒に歌を歌おう
広い空に響くようなメロディ 考えてきたから

大きく息を吸って 胸を張り直したなら
まだまだがんばれるよ 水曜日のソラ

大きく息を吸って
まだまだがんばれるよ 水曜日のソラ

2.とりあえず生

「お疲れ様です」「ご注文伺います」
右のカウンターにくたびれたスーツのリーマン

擦り切れてボロボロの夢
乾いたココロ　ゆっくりと充たしてく

とりあえず生　後先より今
飲んで飲まれて味わって
ぐるりぐるり回っていくよ
Don’t stop

「お待たせしました」「砂肝 塩です」
左のテーブルに疲れ果てたお茶汲みレディ

色褪せた誓いは有限
乾いたココロ　ゆっくりと充たしてく

とりあえず生　後先より今
飲んで飲まれて味わって
ぐるりぐるり回っていくよ
Don’t stop

3.京都、明日は。

今日と明日は君と居られる
明後日からは君は居なくて
寂しくなるね

君が住む新しい街の景色が 
君のことを綺麗に飾ってくれるから

君は何も飾らずに ただ今のままの 
素直なままの君でいればいい

今日はまだ君と居られる
明日からは君は居なくて
寂しくなるね

君が住む街にいる神様が 
君のことを守ってくれるから

君は何も怖がらずに ただ今のままの 
笑顔のままの君でいればいい

次はいつ君に会える？
今日からは君は居なくて
寂しくなるね 寂しくなるね

そうだ、京都、君に会いに行こう
そうだ、今日と、明日会いに行こう
今日と明日は君と居られる
明後日からは僕は居なくて
寂しくなるね 寂しくなるね
また来るからね

4.きみとなら

きみとなら　一生歩いて行けると思ってたけど
今きみは　あぁ、ここにいない

少し前に君と歩いたこの街を歩く
懐かしくとも何ともないのは　
君には未練がないからだろう
少し前の僕ならゆっくり見れた景色だって
見向きもせずにとばしていくのは
君には未練がないからだろう

この街のそこら中に群がってる　
角のある尖った視線もすりぬけて歩いてるよ

きみとなら一生歩いて行けると思ってたけど
今きみは　あぁ、ここにいない

この街のそこら中に散らばってる　
きみとの思い出をよけながら歩いてくよ

きみとなら　一生歩いて行けると思ってたけど
今きみは　あぁ、ここにいない
ぼくとしか　未来は見れないと思ってたけど
今きみは　あぁ、ここにいない

きみは　ここにいない
ぼくは君がきらい

きみと奈良　歩いて行けると思ってたけど
ぼくとシカ　見れないと思ってたけど

5.宝箱

例えば君が私の誕生日に買ってくれた
手袋は今も寒い日の必需品
例えば君が学校で母の日に作ってくれた
エプロンは汚さないように今も使っている

君が近くの公園で見つけてきた
大きなきれいな石ころは
いつまでも家宝として飾ってある　
拾った石だなんて言わなければわからないよ

今までに君がくれたもの、そのすべてが　
今の私の大切な宝物
大きくなった君はもう
覚えてないかもしれないけど
今も私の宝箱の中に

君が保育園の裏庭で見つけてきた
小さな小さなダイコンは
いつまでもとっておきたかったけど
わるくなる前に家族三人で食べてしまったよ

今までに君が話した言葉そのすべてが
今の私の大切な宝物
嬉しい言葉や時々は辛い言葉もあるけど
それもすべて私の心の中に

今までの君とこれからの君、そのすべてが　
今の私の大切な宝物
大きくなった君にはもう
わかってるかもしれないけど
今も私の宝箱の中に

今までに君がくれたもの、そのすべてが
今の私の大切な宝物
嬉しいことや 時々は辛いこともあるけど
どれもすべて私の心の中に
宝箱の中に

6.憂(うれい)

ここのところの僕は何をしても全然だめで
マシなところすら見つからなくって嫌になるよ
そんな自暴自棄な僕に遠くから君がつぶやく
「キミのところへ明日、会いに行くよ」

どうして僕なんかに会いに来てくれるの？
君はただ優しい人なのかな？
ただ君のその一言で
僕は自信を持っていいのかな？

君がいるなら　見ててくれるなら
聴いててくれるなら
ほかの誰にも必要とされなくても
君にだけ届けばいいなって思うんだ
僕の中に優れたものなんか
あるのかもわからないけど
いつかきっと君のかなしみの横で
支えるような歌をうたうから

ここのところの僕は何をしても全然だめだけど
君の言葉が僕を少しずつ強くするよ

どうして僕なんかに会いに来てくれるの？
僕は自信を持っていいのかな？
ただ君のその一言ですべての不安が消えていくよ

君がいるから　見ててくれるから　
聴いててくれるから
ほかの誰にも認めてもらえなくても　
君にだけ歌えばいいなって思うんだ
僕の中に優れたものなんか
無いかもしれないけど
いつかきっと僕が君の憂いの横で
寄り添うような歌をうたうよ

7.アパート

この街に住み始めて今どれくらいたつっけ？
新しい住所だってようやく覚えたよ
あれだけぐちゃぐちゃだったダンボール箱の中は
少しずつ置く場所が決まって割としっくりきてる

窓から見える景色は特になにもなくて
三階まで登ればビルだって見えるよ
あれだけ反対された一人の生活は
思ってたより部屋も片付いてて
様になってるでしょ？

部屋も狭いし駅も遠いのに
何でだろう？悪くないね

となりの部屋の青年は
毎朝おはようって言ってくれる
そのとなりのおじさんは
まだ会ったことないけど
新しい場所で新しい人たちと暮らしているよ
もう少し慣れた頃に遊びにおいで、
僕のアパートへ

この街に住み始めてどれくらいたつっけ？
郵便局も銀行もスーパーにも迷わずに行ける
あれだけ不安だった一人の生活は
思ってたより寂しくは無くって
ホームシックはどこへいった？

風呂も狭いし日当たりも悪いのに
何でだろう？何でかなぁ？悪くないね

下の部屋のおばさんは
いつもおかえりって言ってくれる
管理人のおじいさんは家賃は待ってくれないけど
新しい場所で新しい人たちと暮らしているよ
そろそろなれたころかな　
僕もこの街の　a part of

となりの部屋の青年は
毎朝おはようって言ってくれる
そのとなりの部屋のポストには
「ごくろうさま」って貼ってある
三階のお姉さんは笑顔で手を振ってくれる
そのとなりにいる彼だって
一緒に手を振ってくれる
下の部屋のおばちゃんは
いつもおかえりって言ってくれる
管理人のおじいさんは
家賃だけは待ってくれないけど
新しい場所で温かい人たちと暮らしているよ
僕ももうなれたから
遊びにおいで　僕のアパートへ

8.プリンセス

道端のお花に水やってるかと思いきや、あれ？
なんで泣いてるのそこのお嬢さん
両手で隠したその瞳　指の隙間からヒトメボレ
お花に例えて言うならば、
真っ赤な顔したチューリップ
心を開いてとは言わないが
せめてこっちを向いてくれないか？

僕にとって君はあの夢の国のお姫様  
さっき魔法でもかけたのかい？
君が笑ってくれるなら
ピエロにだってなってみせる　
ねぇ、紳士なぼくにつかまって！

ジェットコースター  ねぇいったいどーしたー？
楽しそうな顔が見たいのさ
たまのりだけじゃ能がない　
もうピエロなんてもんじゃない
僕は君のサーカスさ！

時にあの王様ライオンみたく強く君を守る
ランプの魔人みたいに
なんでも願いを叶えてあげる
君を迎えにいけるなら
白馬にだってなったっていい
さぁ、紳士な僕にまたがって！

メリーゴーランド ほら笑ってごらん
楽しそうな顔が見たいのさ
惚れちまったらしょうがない  
もう何でもしなきゃしょうがない
君は僕のプリンセスさ

僕にとって君はあの夢の国のお姫様　
さっき魔法でもかけたのかい？
悲しいことがあったなら
あの優しいケアロボットのように
MAXきみを癒してあげる
そう僕の全部全部、君のために

ジェットコースター　ねぇいったいどーした？
悲しそうな顔も可愛いけど
惚れちまったらしょうがない　
もう何でもしなきゃしょうがない
君は僕のプリンセスさ

メリーゴーランド  ほら笑ってごらん
楽しそうな顔がみたいのさ
たまのりだけじゃ能がない！　
もうピエロなんてもんじゃない！
僕は君のサーカスさ
君は僕のプリンセスさ

9.to be with you

I don't know your words very much
（私はあなたの言葉をあまりしらない）
I don't know much about your country
（私はあなたの国のことをあまりしらない）
I don't know about your family 
（私はあなたの家族のことを知らない）
I don't know what you like and dislike
（私はあなたの好きなものと嫌いなものをしらない）

you don't know my words very much
（あなたは私の言葉をあまりしらない）
you don't know much about my country
（あなたは私の国のことをあまりしらない）
you don't know about my family
（あなたは私の家族のことをしらない ）
you don't know what I like and dislike
（あなたは私の好きなものと嫌いなものをしらない）
But（でも）

Can laugh with you （一緒に笑うことができる）
Can sing with you （一緒に歌うことができる）
And　そして
Can be peaceful　（平和にすることができる）
To be with you （あなたと一緒に）

Lalala…

10.さよなら京都

繋いだ手を離して 最後の言葉話して
何にも無かったかの様に
もう戻らない 戻れない 京都 

今日もいつものように恋人同士
橋を越えたとこで立ち止まるいつもの通り
色づいては落ちる 紅葉のように
当たり前に季節が巡っては紅(くれない)

僕らは変わらない 境界線 越えられない
このままの色取り
以心伝心 きっと言わなくても解ってる

繋いだ 手を離して最後の言葉探して
何にも無かったかの様に
また手を繋いでしまうんだ

京都、いつものように三条通り
足を止めたとこで押し黙るいつもの通り
色付いて 落ちたら 若葉のように
新しい日々は　よりどり翠(みどり)

鴨川 河原町 東西線 声が出ない
このまま行ったり来たり
相思相愛きっと同じことを想ってる

繋いだ 手を離して
最後の言葉探して
何にも無かったかの様に
また抱き合って

繋いだ手を離して
最後の言葉話して
何にも無かったかの様に
以心伝心 いつまでも
相思相愛 同じように また繰り返す
また変わらない 変われない 
今日と、さよなら。

11.僕にとっての幸せが君にとっての幸せでありますように

外で遊ぶのが大好きな小学２年の男の子 
 「休みだから公園に行こうよ」って満面の笑顔
強く手を引かれ仕方なく
スニーカーを履いたお姉ちゃんは　
本当は本を読んでいたいのに

家にいることが大好きなアパレル店員のあの子　唯一の休日に終日ネットショッピング
一方、仕事が忙しい運送屋さんは
人員不足で休み返上　
愛する息子になかなか会えやしない

誰かにとっての喜びは誰かにとっての悲しみに　
誰かにとっての悲しみは誰かにとっての喜びになった

とあるライブハウスで
名も知らないミュージシャンの　
ラブソングに感極まって涙する１人の女性
斜め後ろのバーカウンターで中年男性は下を向き　つまんなそうにスマホを触ってる

大きな大きな夢を持つ今年３２歳の青年　
やりたいことがやれないなら
「しんだ方がマシだ」って言う
小さな小さな２DKで同棲している恋人は　
不安で胸が締めつけられている

誰かにとっての感動は誰かにとっての退屈で　
誰かにとっての自由だって誰かにとっての窮屈になった
誰もが同じ想いになんて　
全てが同じ価値にだなんて　
なれるはずなんかないのなら　せめて　

僕にとっての喜びが　目の前にある喜びが　
君にとっても同じように喜びであればいい
僕にとっての悲しみが　目の前にある悲しみが　君にとっても同じように悲しみであればいい
僕にとっての苦しみが　
どうしようも無い苦しみが　
君にとっても同じように苦しみであればいい
僕にとっての幸せが　ほんの小さな幸せが　
君にとっても同じように幸せであればいい

12.#新曲ができない

A４用紙に鉛筆ではじめに言葉を書いていく　
使えそうなのはすぐにメモ　
とにかく言葉を書いて行く
Aよりは先にサビのメロ　
今度は声を乗せていく　
忘れないようにボイスメモ　
とにかく歌おう数テイク　

常套句を参考に　超人気曲の真似をして　
ちょっとフレーズができたけど
なんだかつまんない　


あなたが悲しいときに一緒に泣けるような歌を　あぁ僕は作りたい
あなたが嬉しいときに一緒に笑えるような歌を　僕は作りたい
だけどどうして？　思うようにいかないなぁ　
あぁ、新曲ができない


A４用紙に鉛筆で　まじめに言葉を書いていく　
疲れてきたならすぐにでも　
ちょっとだけ休もうリフレッシュ

いいのができたよサビのメロ　
今度はほんと神テイク　
忘れないようにボイスメモ　
を、忘れてしまってどっかいく

月並みなセリフを並べたり　
難しい言葉を調べたり　何とか韻とか踏んだけど
やっぱりつまんない　こんなんじゃ届かないや


あなたが頑張ったとき　頭を撫でるような歌を
あなたが間違ったとき　優しく叱るような歌を
あなたが寂しいとき　強く抱き締めるような歌を
あなたが幸せを　心から祈るような歌を

あなたが悲しいときに一緒に泣けるような歌を　あぁ、僕は歌いたい
あなたが嬉しいときに一緒に笑えるような歌を　僕は歌いたい

だけどどうして？　思うようにいかないなぁ　
あぁ、新曲ができない　

っていう、新曲ができたよ