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文字のロードショウ・3        ~スターウォーズ/フォースの覚醒~  「反対の反対は賛成なのだ~!!!」

これから書く事は、一般的男性の視点での新作スターウォーズの感想文です。

(一般的というのは劇場で各1回、後は気が向いてレンタルで数回。自宅の棚にはいくつかのスターウォーズの「テヘッ」と言う感じでフィギュアがある程度の男性と言う意味に取って下さい)

詳しい解説が知りたければ、「町山智浩 フォースの覚醒」で検索でもしてみてください。

ネタばれが書けるほどではないので心配しないでくださいね!!

兎に角、総論として対立に継ぐ対立がこの映画程はっきりと判るものはない。

ですのでここではその対立を中心に書きます。

①「HとX」

はい!もうこの画でお判りですね。航空力学を無視したこのデザイン。まだX-ウィングは飛びそうだけど、TIEファイターはミノフスキー粒子でもなきゃ飛べません。

IMAX3Dで観ていたら、メカというよりローマ字のHとXが高速で飛んでいるとしか見えなくなってきました。

左右対称という縛りはあるものの形だけでどっちがどっちとすぐにわかる。

一目でわかることって大事なことですね~。

②「金属と素肌」

古典なのかもしれませんが、ジャングルの太ももあらわな美女。

例えばこのような女性のキャラクターのエキゾティクな世界のエロスは以前からあって、これが宇宙時代になるとこのような展開を見せるわけです。

ですが、いかんせんカルトというかマニアックな世界での男性の快楽。

しかし、これほどまでに世界規模で成功した映画がある男子達に影響を与えるのは当然で、世界観の一体化が次の展開だと勝手に推測。

個人的には全くこのようなものに興味はないのですが、

東京大学で富野由悠季監督の講演会のタイトルが、

「メカと美少女」だったことを思い出し、

その時は「ハードとソフト」の暗喩だと思いましたが、

メカニカルな中の肉体と言うのはことさらそれを蠱惑に見せるのだなと理解しました。(そこまでは俺も理解はする・・・)

でも、奇形的感情ですね。健全じゃない・・・ですから、今回の作品でもそこまでは行っていない。

「新と旧」「赤と青」「白人と黒人」「男と女」「大と小」「大国とゲリラ」

「都市と村」「人工と自然」

そしてもちろん「善と悪」

対比させるものはいくつもいくつもあって、

それだけでドラマは作られるのだな~~~と

「そんなこともアンタ知らないで観てたの?」といわれそうですが、

ドラマツルギーの発見だけでも大変楽しい。

ガンダム好きならば、その歴史を見ているので創始者が手を引いたあとの展開

の右往左往振りは体験済みだと思いますが、こちらはこれから右往左往。

手堅い再開の一作目。創始者との戦いでもあるわけです。

全く新しいというより、世界観をクリアに精密に見せる方向のようです。

もちろん、だれも新しいものなどみたくはないはずですから。

予定調和を少し外しながらこれからもこの物語は続くのでしょう。

大変な仕事ですよ・・・こりゃ・・・

『スターウォーズエピソード8』公開2017年5月26日


では今回もこの方に閉めていただきます!!


追記*ちょっと知り合ったちょっとお金持ち風のご家族のお子さん

   5回観たとさらりとおっしゃる・・・

   これがミッキーフォースの真の力!!

   そりゃ世界新にもなる罠・・・


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