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夏の始まりの花火

昨夜。

鎌倉の花火大会。

数年ぶりに観ることができた。

大変な人出と思う反面。

前はもっと出店が出ていたなと思い出して、

やはり、今だ3.11で何か線が引かれている感じだ。

それでも、由比ガ浜沖から打ちあがる花火は巨大で手が込んでいて、

見飽きることがない。

ポケットラジオをNHKのFMにして、クラッシクを聴きながらの鑑賞。

ただ大きな円を描くのは当たり前になって、

咲いた最後にもうひとつ流れ星のように一つ一つの火がランダムに流れる仕掛

けがある花火が印象に残った。

平日にこの人出だ。

休日にやったら、鎌倉から江ノ島まで渋滞は必至。

平日の開催で当然だ。

由比ガ浜から稲村ガ崎の坂の途中で振り返ると、

最後の花火が連打のように打ち上げられていた。

そして、江ノ島に向かいながら海沿いの家のガラス窓に映る花火を見ながら

自転車を走らせた。

花火の音も遠くなり、江ノ島が見えてきた。

江ノ島の光も花火に負けず劣らず美しい。

江ノ島を見ながら、ペダルを踏み込む。

そして、夏の始まりの空気を思いっきり吸い込んだ。

この町の夏が始まった。







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