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新OS提供に伴うバージョンアップポリシー更新のお知らせ

みなさまこんにちは。
マネージドクラウド開発チームからお知らせです。

バージョンアップポリシーの更新について

マネージドクラウドではプロジェクトの実行環境のバージョンアップについて以下のようなポリシーを設定しており、言語の新バージョンが出るたびに自動的に言語やランタイムのバージョンが更新されていく仕組みを提供しております。

今回、言語やランタイムに加えて、実行環境に含まれるOSのバージョンアップについてのポリシーの記載を追加いたしました。ここでのOSとはプロジェクトの実行環境として提供されるコンテナに含まれるLinuxディストリビューション (現在の提供は Ubuntu) に含まれる Kernel や標準パッケージ全体を含見ます。追加された内容を以下に抜粋します。

■ 今回追加された内容
・プロジェクトの実行環境としてのOSのバージョンは、LTSのものを提供いたします。
・新しいOSはサービスでの提供を開始次第、順次インフォメーションでお知らせします。
・新しいOSのバージョンの提供が開始されている状況では、言語やランタイムの新バージョンの提供は新しいOSバージョンのみの提供となります。
・OSのバージョンのサポート期限はサポート終了 (EOL) ではなく、サービスより新しいOSバージョンの提供開始をご案内するインフォメーションに準じます。

現時点では Ubuntu 16.04 (xenial) をベースとした環境を提供しておりますが、次期リリースとして Ubuntu 18.04 (bionic) をベースとした環境へと順次切り替わっていく予定となっております。これにより glibc や openssl のバージョンが更新され、パフォーマンスの向上や新しいバージョンでのみ提供される機能をご利用いただくことが可能です。

なお、OS バージョン切り替えには以下のようなシナリオが適用されます。

○ 言語やランタイムの既存バージョンに対し新OSの提供が始まった場合
・ サービスより 旧OS から 新OS への移行アナウンスを行います
・ アナウンス内にお客様にて検証いただく移行期間をご案内いたします
・お客様にて期間内に移行検証および 新OSへの移行をお願いいたします
・移行期間終了後に 旧OS から 新OS への自動アップデートが適用されます

○ 新OSの提供が始まっている状況下で新バージョン提供が開始した場合
・旧OS 向けの新バージョンは提供されません

○ セキュリティ上の問題が発生した場合
・OS に問題がある場合は OSの自動アップデートが適用されます
 【適用例】
 ・PHP 7.3 旧OS → PHP 7.3 新OS
・言語に問題がある場合は提供中のバージョンのうちOSと言語の組み合わせのうち最も近いものに自動アップデートが適用されます
 【適用例】
 ・PHP 7.3 旧OS → PHP 7.4 旧OS
 ・PHP 7.4 旧OS → PHP 7.5 新OS (※ PHP7.5 に旧OS版がない場合)

新OSの提供時期について

提供時期はプロジェクト種別ごとに別途ご案内いたします。
提供にあたっては、それぞれお客様にて検証いただくための移行期間を2週間程度設定いたしまして、その後順次にすべてのプロジェクトについて新OSの自動アップデートが適用されます。

ご利用中のアプリケーションが特定のバージョンのライブラリに依存する場合は、新OS環境下で動作しない場合がありますので、ご案内いたします移行期間内に是非検証いただき、新OSへの移行をお願いいたします。

お気づきの点がございましたら、サポートページよりお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

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