第2回リーダーズ講座

はじめまして!今回note初投稿となります。
都内でOLをする傍ら、WEBデザイナーを目指し勉強中のまちこと申します。
今年の2月にデジタルハリウッドSTUDIO by LIGを卒業し、現在は転職活動に向けて、作品・ポートフォリオ作成に日々明け暮れております。
今回は【第2回リーダーズ講座】のレポートになります。
拙い文章ですが、お付き合いいただけるとありがたいです!


さて、出不精で人見知りな私が開催の告知を見て参加を即決したのが今回の【第2回リーダーズ講座】。
講師はQUOITWORKS Inc.の社長でもあり、youtubeチャンネルのMUUUUU.TVでもお馴染みのムラマツヒデキ氏。
MUUUUU.TVはいつも拝見させていただいており、とても大好きなチャンネルです。グラフィック模写課題はとても勉強になるのでツールに慣れたい方はオススメなので是非(毎回ヒーヒー言いながら挑戦させていただいております)

今回のテーマ:ポータブルスキルについて


ポータブルスキル・・・この言葉、今回の講座で初めて知りました。

どのようなことかというと、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びできる職務遂行場のスキルとのこと。具体的に言うと以下のようなものが当てはまります。

引用元:厚生労働省ホームページ


簡単に言うと職場や業種が異なっても応用することのできる
伝え方・交渉力・倫理的思考のことを指します。

それぞれをムラマツ氏はWEB制作において大事な場面で具体的に解説してくださいました。

伝え方


まず伝え方の基本ルールとして
❶お願いをそのまま言葉にしない
❷相手の頭の中を想像する
❸相手のメリットと一致するお願いを作る
とおっしゃってました。

例えばもしクライアントが持ってきた案がすごくダサいもので断りたい場合に、「ダサい!」とひと蹴りするのではなく

「御社のイメージ的にこちらではなくこうするのは?」
=お願いをそのまま言葉にしない)
「御社のイメージを伝えるためにこちらで進めてはいかがでしょうか?」
=相手のメリットと一致するお願いを作る)

と提案もできるようにしたり、

「クライアントを自分に置き換えて、何時間も考え自分の中で最善として出した案が「これはダサい!」と人蹴りしてしまうと結構メンタルくるよな・・・」
=相手の頭の中を想像する

と、相手を思いやる心を持つことが大事であると。
仕事とはいえ人と人とのやりとりなのでいかに相手目線に立って発言することがとても重要ですよね。お仕事にか関わらず友人関係などでも大事な力だと思いました。


交渉術


交渉術とはお互いがwin-winになる答えを探求する力だとムラマツ氏はおっしゃっておりました。

まず、交渉術には以下の3つが存在します。

❶ハード型の交渉
❷ソフト型の交渉
❸探求型の交渉

それぞれの特性を書いていきます。

❶ハード型の交渉

自分の利益重視型のもの。簡単にいうと自己中心的な解決法とも言えますかね。
クレーム処理の場合などに使うにはOKだけれど今後の付き合いがある場合は次に繋がらなくなってしまう可能性があるとおっしゃっていました。確かに話を聞いてくれないし、自分が折れてばかりの相手となんて極力仕事したくありませんよね。

❷ソフト型の交渉
ハード型とは逆に、相手重視の交渉になります。
無理してでもクライアントの要求に応える自己犠牲型(イエスマン)といったところでしょうか。
もしも、クライアントが「ここまでお願いして大丈夫かな?」「無理していないかな?」と相手を思い遣ってくれるような良い人の場合はうまくいくこともありますが、残念ながら世の中にはそんな人ばかりではなく優しさに漬け込んでくる人もいます・・・
「あの人なら断らないだろう」「きっと予算オーバーだけれど、いつもやってくれるし今回もOKだろう」と善意を悪用されては気持ちの良いお仕事はできませんよね。

❸探求型の交渉
こちらはソフト型・ハード型の中間。お互い合点のいく答えをコミュニケーションを重ねて探していく方法です。
もし、クライアントの要望に応えられなくとも「こうするのはどうでしょう?」と相手の意見も無碍にせず、かつ、自分も無理をしすぎないと言った交渉(=win-winな交渉)をする力になります。お互いに一番良い方法なのは一目瞭然ですがこれが難しいもの・・・相手を思いやる心が大事なのと、やはり相手のwhy?を予測し準備しておいたり、知識も大事なんだな〜と思いました。

また、この探求型の交渉ができるようになるとそもそも理不尽な要求を飲まなければいけない場面をへらることができたり、コミュニケーションを重ねることで想像していなかった斜め上のことを実現できる可能性もあるなどいいことたくさんですね!

私はこの3つを聞いておそらく今の仕事での自分に当てはまるのはソフト型交渉になると思いました。相手に嫌われたり、仕事しずらい人だな〜と思われることが怖く自分でできることは話し合うというよりは自分でやってしまった方が楽。と考えてしまうことは多々あり・・・きっと話し合っていく力は場数を踏まないと得られないものだと思うのでこれを機にチャレンジしていこうと思いました。


倫理的思考


倫理的思考=ロジカルシンキング。かっこいい言葉ですよね。
こちらの言葉も初めて耳にしました。
WEB制作の場でいうとクライアントへホームページの方向性、機能面のできること・できないことを、異業種の相手でもの理解できるよう言語化するという力です。
もし、 相手に意図がうまく伝わらなかった場合に待ち構えているのは不毛な案だししなくてもよかった修正作業です・・・
こうなってしまうと大変時間も労力もかかってしまいます。
クライアントとしてもスムーズに行かないとヤキモキしてしまうかもしれません。
そうならないためにも丁寧な説明を心がけるべきだと思いました。
(私自身もWEB制作について勉強を始めた時は耳馴染みのない言葉が多くその都度調べたり、そんなこともできるんだ!と言った機能面の驚きはありました・・・)

・・・伝え方・交渉力・倫理的思考はビジネスにおいて欠かせない力ということがわかりました。そしてこれらができるようになると、

論理的にわかりやすく伝えることで、無駄なことに時間を使わなくなるためユーザーのためになることを時間が増える
実績のクオリティ自体も上がる

理不尽な要求を受け入れなければいけないということが減る
→クリエイターとしての心を失わないで仕事ができる

こんないいことがあるわけですね。とても身につけていきたい力です!
そして、この力にデザイン力(心つかめるもの)がプラスされると最強のデザイナー。超レア人材になれるとのこと。どちらもできるようになるよう頑張ります!

感想

今回オフラインイベント初参加で緊張しましたが、最後の交流会も含め、結果本当に行ってよかったです・・・!!
また、こちらには書いておりませんがSNSの活用法についても学びが多かったです。
ポータブルスキルの話を聞く前は、私の中で大事なのはデザイン力(他コーディング等技術面)が第一でポータブルスキルのようなものは技術面ができるようになって、徐々に身についていくものだと考えておりました。(知識や経験がないと提案等もできないな・・・と思っており・・・)
ただ、今回の講座で分かったことはポータブルスキルはビジネスにおいてとても重要スキルであること。ムラマツ氏への質問で、もし面接でポータブルスキルが優れた人かデザインスキルが優れた人が来た場合どちらを採用するかという質問に対し、ポータブルスキルが優れている人を選ばれていて、とても印象的でした。
ただ聞けば聞くほどポータブルスキル=人間性に近いな〜と思い、結局どれだけ親身になって向き合うか・相手を思いやれるかが大事なんだなと思いました。
確かにどれだけ機能面が凄かったり今時なデザインのサイトを作れる人でもハード型な交渉だったり、コミュニケーション不足で思っていたものと違う物が出来上がったりしたら次はないと思いますし・・・
経験が浅く、最善な提案がうまくできなかったとしても、その都度相手の理想を引き出して、お互いwin-winな状態で実現するにはどうすればいいか?を深く考えたり調べる努力することが大事だと気づいたので今後に活かしていきたいと思います。ムラマツさん、貴重なお話ありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?