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NoをYesに変えるのが仕事


昼過ぎにLINEが来た。

東京銀座にあるロオジエという三つ星レストランの担当者の方からだ。
うちの卵を気に入ってくれて、よく使ってくれている。


内容は
「明日からメニューが始まるが、昨日着で注文した卵がまだ届きません」と言うものだった。


青ざめた。。

LINEを見返すと、確かに注文を頂いていて、完全にこちらのミスで発送が出来ていなかった。


今から急いで発送しても、最短で明日の夜着。

どうしよう。。。

とりあえず、こちらのミスなので、ただ謝ることしかできなかった。。


担当の方
「東京近辺で卸売されていませんか?買いに行きます!」

私「申し訳ございません、東京で卸売をしている所もありません。。」

担当の方
「お知り合いで今日東京に出張等で来られる方はいないですよね?万が一いらっしゃれば卵を一部持ってきていただけたらと…」

考えてみたが、それもいなかった。

担当の方
「ヤマト便のお急ぎ便や空輸も間に合いませんか?」

日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便など調べてみたがどれも最短で明日の夜着になってしまう。。


担当の方
「福岡空港か佐賀空港まで行っていただければ空輸があると知人から聞きましたが難しいでしょうか?」


調べてみた。

ANA cargoというサービスがあり、ANAの国内線を使って航空輸送できるらしい…!

これで送るしかない。

卵50個をダンボールに詰めて佐賀空港へ向かった。


片道1時間半の道中、ふと思った。

あんな人が仕事できるって言うんだろうな。


うちの卵を明日からのメニューで使うという強い思いを持たれていて、簡単に諦めず、あの手この手考えられていた。


そして

結果、今までの配送方法では不可能だったことが可能になっている。


昔、夫と「NoをYesに変えるのが仕事だ」と言う話をした気がするけど、完全に今回NoがYesに変わっていた。


自分の日頃の仕事を振り返った。

最近はプリンのメタ広告を出してみたり、メディアにプレスリリースを送ったりしていたけど


やってみたこと、出してみたことに
満足してないかな?

ここまで結果にコミットできてるかな?


自分の仕事への姿勢を反省した。


どうしたら求めるものが手に入るのか
いろんな角度から考えて食らいついていこう。



明日から始まるロオジエのメニューには
佐賀からギリギリ到着した卵が
何事もなかったかのように
美しく美味しく仕上がって並ぶと思います。笑

日本日経新聞よりロオジエのメニュー


ぜひ、東京近辺の方機会があれば
行かれてみてください。




よし!私も頑張ろー!


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