騎馬戦の作戦

20年前、当時中学生の妹に騎馬戦の作戦を伝授した話です。

皆が動いてる中、動かないでいると目立つから常にある程度の速度で動いているほうがいい。当たり前だが何も考えずに全力でやるとかはナシだ。まず考えるべきは外周部をグルグルまわることだ。

もし敵が隅にいるなどして外周周りがやりづらいなら、背面を外周に向けてカニ移動。これなら後ろからの不意打ちをされにくい。そしてタイマンに異常な自信があるならともかく、そうでないなら味方と戦ってる最中の敵を背後から狙う。この足を止めた時は騎馬役の2人が側面背後に注意しておく。帽子を奪ったら速やかに外周部グルグル行動に戻る。

敵味方とも数が減ってきたら、いったん状況判断をする。判断すべきなのは自軍が多いか、敵軍が多いかである。自軍が多いなら味方の1騎と語らって敵の端にいるやつから順順に狙う。各個撃破による掃討戦。

自軍が少ないなら隅に固まり相手に包囲される面積を減らして粘る。ただ、時間切れで負けになるくらいなら全軍で相手の片方の辺に戦力集中するのがいい。

壁役を作り、外の境界線と並行に配置してその壁の内側から敵の側面に回りこんだ騎馬がタイマンを繰り返す。タイマンはエース格にやらせれば良かろう。おそらく時間切れに考えを切り替えるような、クレバーなヤツが敵にいないだろうから最後の突撃案はいらない。

中学生の騎馬戦でこんな作戦立てるヤツも少ないだろうな。(笑)

策を授けた妹のチームは見事勝利しました。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。