自称:バイソン倫理委員会委員長

好きなストツーキャラは? 1位は春麗、一方0票は......。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=121&from=diary&id=2759382

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なぜだぁぁっつ!なぜバイソンが0票なんだぁ!

・・・っていうよりは「ああ、やっぱりね」というのが自称バイソン倫理委員会(略称バイ倫)の前委員長だったハナーの感想です。

といいますか「皆が愛さない。だから俺がバイソンを使う!」というのが原点でしたから。

というわけで久々にプロフ画像を更新いたしました(笑)。

今を去ること20年前、当時大学生だった私は、盟友である副委員長とともに来る日も来る日もスーファミのターボでレベル8のバイソンをノーミスクリアするべく毎日2時間以上の修練に明け暮れていました(はい、バカですねぇw)。

ノーミスクリアと言うのは1本も落とさないということで、1本でも落としたら即座にリセットしてやり直しです。

バイソンはグローブの先に攻撃判定はないのに、攻撃を食らう判定はあるという不憫なキャラでした。見た目ほどリーチ長くないんですよ。「手首で殴る」と表現してました。

CPUは強敵揃いでしたが、特に7人目、8人目に出てくるリュウと本田さんは脅威でした。ゲーセン版と違って間合いが広いのでリュウさんを飛び込んで殴るタイミングを少しミスると喰らい投げでこっちが大打撃だったり、本田さんが狂乱モードになった時は嵐が過ぎ去るまで待つ以外になす術がなかったり。

古本屋で購入してきた「レベル8完全攻略!」と銘打った攻略本の解説が何の役にも立たず「ライターは絶対にバイソンをクリアしてないな」と確信しました。そして副委員長とともにバイソンの状況に応じて使える技を一つ一つ探し出すという気の遠くなる作業が始まりました。


「七色の対空技」
リュウあたりなら「とりあえず昇竜拳」が出せれば対空は安定しますが、対空無敵技皆無のバイソンはそうはいきません。間合いと相手の出した技、タイミングによって瞬時に的確に出す技を決定しなければなりません。「七色の対空技」と言うのはそれだけ使い分けなければならないという意味なのです!(力説)
リュウケンのめくりキックなど、タイミングや間合いによっては返せない場合もあるので「ガード」が含まれているのが悲しいw。

なぜか発症するのが「ダッシュアッパー短い病」。本来一定距離を走ってから出るはずのダッシュアッパーがほとんど走ることなく、その場でアッパーを出すという奇病で苦労しました。あれも家庭版だけの症状だったような気がします。

3か月ほど経ってもバイソンのクリアができなかったので、バイソン以外の15キャラを研究すればクリアの参考になるかも!と始めたら他の15キャラのノーミスクリアが先になってしまったという本末転倒っプリ。私の「立ちスクリュー」ができない「ザンギュラさん」ですらレベル8ターボのノーミスクリアができたのです。でもバイソンはクリアできない・・・。

研究が進み、ガイルを「ターンパンチのみ」でガードすらせずにパーフェクトで倒せるようになったりもしましたが、なんといってもラスボスのベガおじさんが強かった。こちらは強攻撃を27回あててもhp0で生きてます。28回当てなければ倒れません。一方のベガおじさんの攻撃は4発で瀕死。5発で確実に昇天します。

バイソンが他のキャラと違って苦労した要因は「空中攻撃の弱さ」でした。ベガが歩いてきたときに他のキャラは垂直ジャンプしつつ技を置いておくことでかなりダメージを稼ぐことができましたが、バイソンだけは一方的に蹴り落とされます(泣)。

苦節9か月くらいでついにクリア。水色の画面をバックに誇らしげに両手を広げたガッツポーズをとるバイソン。オレンジ色の文字で「YOU ARE BISON MASTER!」と出た時は苦労に見合わないあまりのしょぼさに涙で何も見えませんでした。まあ他の15キャラクリアの時点でわかってたんですけどね。

その後就職活動でカプコンを受けバイソンの地位改善要求をして部長面接まで行きましたが、「ターンパンチの秘密(振りかぶった方向に体のねじりを全く生かさずに出すグラフィックになっている)を得々と語ったら落とされました。ええ、いい思い出です。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。