Red House Guitars購入記【こだわりレビュー編】
お疲れ様です
お疲れ様です、たくおです。
今回も長野県塩尻市のギター工房、Red Houseさんのストラトタイプ『General S』についての記事です。見た人がいるか分からないけど前回は購入までの経緯について書きましたが、今回はタイトルの通り、オーダーしたギターに込めたこだわりを語っていきたいと思います。
前回の記事が想定より長くなったので、今回は簡潔にいきたいです。
こだわり
①そもそもなぜRed House Guitarsを選んだか
前回も書きましたが、Red HouseさんのことはYouTubeで見て知りました。ヴィンテージとモダンの融合や細かいこだわりなどを見聞きし、ずっと興味を持っていました。
ストラトタイプで22フレットまであるのが個人的にトキメキポイントです。
実際に選んだ決め手としては「しっくり来たから」ということになりますが、これは個人の感覚の問題なので言語化するのは難しいですね。
代わりと言ってはなんですが、Red Houseさんに関するインタビュー記事と動画を貼っておきます。
この2つは何回見たかわかりません。何回見ても新しい発見がある良い記事・動画だと思います。
また、詳しい方はご存知かと思いますが、Red House Guitarsのストラトタイプには、『General S』『Piccola S』の2種類があります。
Generalの方は一般的なボディサイズと25.5インチスケールですが、Piccolaでは少し小ぶりなボディに25.25インチスケール(通称ニコニコスケール)が採用されています。
後者はヴィンテージらしい倍音と程よいテンション感、他のギターから持ち替えた際の違和感のなさを実現するために開発されたそうです。
当然私も両方弾いたのですが、手の大きさやテレキャスで25.5インチスケールに慣れていることなどから、Generalを選びました。
ここは本当に好みの問題なので、フィーリングで選んでしまって良いと思います。
②カラー・フィニッシュ
Fenderのカスタムカラーよろしく、ストラトはカラバリが豊富なギターだと思います。その中でも私は無類のFiesta Red好きです。
憧れのギタリスト、Tak Matsumotoこと松本孝弘が1962年製のFiesta Redを所持・使用していることが要因です。
個人的にストラトを選ぶ際の絶対条件でした。
特に皆さんご存知のように、一口にFiesta Redと言っても色んな個体があります。今回のオーダーではそこに1番こだわりました。
実際にオーダー時にはデジマートで見たRed Houseさんの個体を示し、「この感じでお願いします」とお伝えしました。
しかし、オーダー当日にはそれを伝えそびれてしまい、翌日楽器店に電話で伝えました。担当者さんとやり取りした際にも、「Fiesta Redにも色々ありますからね」という話が出ました。
ただ正直な話、受け取りの際に初めて見たときは「思ってたより明るいな」と思いました。
赤が強いものをイメージしていたため、ちょっと「アレ?」と感じましたが、これはこれで可愛いし、照明の感じで印象がかなり変わるのも面白く、一瞬で気に入りました。
どんなギターもバッチリカッコよく仕上げるのは、社長さんはじめ職人さん方のセンスの賜物だと思います。
唯一モヤモヤしている点があるとすれば塗料についてです。
私はレリック加工・エイジド加工のギターが好きで、オーダーするならラッカー塗装とエイジド加工は必須と思っていました
しかし、一度見積もりを出してもらうと圧倒的予算オーバー・・・。
予算を取ってポリウレタン塗装にするか、こだわり抜いてラッカー塗装にするか悩んでいたところ、社長さんが「うちのギターはポリ塗装でもかなり薄く仕上げているから、音に関してはそこまで差は出ない」と後押ししてくださったこともあり、ポリ塗装を選びました。
まぁラッカー塗装のギターの音を熟知しているわけでもないですし、音については不満は全くありません。最悪塗装は後からやり直しが効くので、今後どうしてもラッカーが恋しくなった時はリフィニッシュを依頼しようと思っています。
ギターをオーダーするとなると、カラーやフィニッシュにこだわる方はとても多いと思います。
打ち合わせ時には写真や資料を用いながら、自分のこだわりを細かく伝えるのがベストです。
③マッチングヘッド
絶対条件その2です。
メーカーなどの詳細は忘れましたが、SNSで見たとある個体に一目惚れし、そこからFiesta Red×マッチングヘッドの個体を探し求めてました。
しかしどのメーカーを見ても同条件の個体はとても少なく、本家Fender、Fender Custom Shopに関しては絶滅危惧種です。
社長さんにも「うちでもFiesta Redとマッチングヘッドの組み合わせは過去にないかもしれない」といわれました(実際には1本デジマートに出てました。それでも珍しいということでしょう)。
上にも書きましたが、吊るしのストラトタイプでマッチングヘッドはあまり見かけません。
私はマッチングヘッドを譲れない条件として持っていたため、こういう点にこだわれるのはカスタムオーダーの利点だと思います。
④ロック式ペグ
これはこだわりというよりは興味かもしれません。
私は普段エリクサーを愛用しているとはいえ、平気で同じ弦を半年近く張り続けるくらいの弦交換嫌いです。
ロック式ペグ、特に日本が世界に誇るGOTOHのマグナムロックには前々から興味があり、アップチャージなしで変更できたため採用しました。
まだ入手直後で弦交換をしていないため、本来の目的は果たせていません。もちろん他の要素もあってのことだと思いますが、チューニングの安定性や正確性は実感しています。
見た目もスタンダードなペグと大差ないのが良いですね。
まとめ
総じて言えばめちゃくちゃいいギターです。出会って間もないですが、既に仲良くなれそうな気がビンビンしてきます。軽くて重量バランスが良いため、長時間弾いても負担になりません。
かと言って楽なギターというわけではありません。素直な出音でタッチレスポンスが鋭いため、以前よりミスタッチが目立つようになりました。ピッキングやフィンガリングに気を遣うようになったため、上達に繋がりそうです。
見た目に関しては言うことありません。譲れないこだわりを詰め込んだから当然ですね。家族にも評判です。
一応値段を書いておくと、税込みで327,800円でした。
これを高いと思うか安いと思うかですね。私は妥当だと思います。
さて、前後編に分けたギター購入記もこれで終わりです。簡潔にいきたいと言いながら長くなりました。反省してます。
これを書くためにnoteを始めたようなものですが、気が向いたら他の所有機材についても書いていくつもりです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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