見出し画像

G1ななめうえ予想 フェブラリーS2024

今年のフェブラリーSは週中より差し有利の見解が多く、タガノビューティーやレッドルゼルを穴候補に挙げる方を多く見かけました。実際枠順が決まってみると8枠ドンフランキーか7枠ウィルソンテソーロに近走逃げ実績という状態です。ウィルソン松山騎手はハナに拘らないはずなので、すんなりドンがハナに立ちそうですが、ダッシュ力のあるガイアフォースが少し抵抗するかもしれません。2列目の位置には外からウィルソン、キングズソード、ペプチドナイル、オメガギネス、ドゥラエレーデ、ミックファイア、イグナイターの7頭によるポジション争いになります。この7頭のうち外目ペプチド、キングズ、ウィルソンの3頭がガイアに並びかけて2列目となり、内目4頭は3列目を形成します。この2、3列目の塊が決まってしまうと内にいる馬はうまく動きが取れない状態になってしまいます。
ドンフランキー池添騎手は馬との折り合いが付く範囲でペースを落とします。それに対して2列目各馬はペースを合わせて隊列をキープし競り掛けに行こうとはしません。各人ドンフランキーをかわせると思っているので、ここでペースを上げては後ろの馬に利することになるからです。3列目各馬はもう少し前へ行きたいのですが、オメガギネスルメール騎手はこの位置で差せると信じて3列目をキープしにかかります。すると、完全にスローペースの展開になります。
根岸Sの東京1400と今回の舞台は距離は違えど、直線の長さは同じです。つまり少し前に見た根岸Sの直線と同じく先行馬の前残り展開となります。さすがにドンフランキーは未知のラスト1ハロンを前にキングズに交わされます。その外にウィルソン、その外にオメガというかたちで坂を駆け上がりますが楽な展開だったキングズが一歩リードでしょうか。
2列目の内を回ってきたガイアフォースがダートへの戸惑いなく末脚を発揮するようであればインを突き抜ける可能性もあります。
後方待機組はがっちりとした前の隊列を外からかわすしかなく、距離ロス大きくまた前を走った馬がばてておらず、圧倒的な実力差がないと交わすのは難しい状況です。
キングズソードはかなり有利な位置にいます。厳しい流れであればドゥラエレーデの出番ですが、今回は少し楽な展開で運べています。どちらもトップスピードでゴールへ向かっているので、追いつけるとすればかなりのキレが必要です。ウィルソンテソーロはチャンピオンズCでドゥラエレーデを交わしましたが、あれくらいの脚が必要です。

◎キングズソード
○ドゥラエレーデ
▲ウィルソンテソーロ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?