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【旅行記】NFL DRAFT 2023

アメリカ ミズーリ州カンザスシティで開催されたNFLドラフト2023 (4/27-29)へ行きましたので、久々のnoteを書くきっかけになればと重い腰をあげてタイプしました。

NFL ドラフトへ現地観戦しに行くのは、2021年クリーブランド、2022年ラスベガスに続いて3年連続(物好きすぎる?)。開催場所がギリギリ家から車で行ける範囲のカンザスシティなので、行くのを取りやめることはほぼないけど、前もってホテルだけ予約しといて、スーパーボウル後のオフシーズンを過ごしていたのでした。

はじめに

NFLドラフトを超ざっくり説明するとドラフト対象選手(高校卒業後3年間以上経過)を各32チームが順番に指名するのを3日間に渡り行う。(時刻は現地CT)
1日目 (4/27 19時) 1巡
2日目 (4/28 18時) 2,3巡
3日目 (4/29 11時) 4〜7巡
2023年は、この3日間で259人の選手が指名された。
詳しくは、Wikiでも見てね。

昔は、NFL本部のあるニューヨーク市内の劇場でドラフトは長らく開催されていたけど、2015年シカゴでの開催に変更後、ドラフトを各都市で開催するようになり、多くの一般客も見に行けるようにシフトしました。詳しくは分からないけど、ニューヨークでのドラフトはファンはほんの一部しか現地で見れなかったはず。ニューヨークの劇場で粛々と行っていたドラフトを屋外の広場で多くのファンが見に行ける一大イベントに変化していったのでした。

NFLドラフト2023のイベントとしてのざっくりとした説明。
ドラフト開催都市は、最近エースQBの弟が逮捕されて保釈されたチーフスのカンザスシティ。ドラフトが行われるのは、チーフスのホームスタジアムのアローヘッドスタジアム(正式名称はGEHA Field at Arrowhead Stadiumだけど慣れ親しんだアローヘッドで)ではなく、カンザスシティダウンタウンにあるユニオンステーション(アメリカでは各都市の主要駅をユニオンステーションと名乗ってるところが多い)前の広場と隣の第1次世界大戦博物館(National WWI Museum and Memorial)で開催。日本なら広島駅と平和記念公園(チーフスと同じ赤色なのでパッと思いついた例え)でプロ野球のドラフト会議する感じかな。

ドラフト会場は、大きく二つに分かれている。
・Draft Theater: ドラフト指名を発表する所 (地図の北側)
・Draft Experience: フットボール体験コーナーなどがある (スーパーボウル前に開催されるSuper Bowl Expeienceとほぼ同じ)

ドラフト会場の地図

SNSやテレビで見るドラフトピックを発表する所がDraft Theaterといい、駅前にとてつもなくデカい仮設テントを立ててる。駅構内にドラフト会場に招待された高順位指名が予想される選手(1巡指名されなくてすぐに帰っちゃった選手もいたけど)が待機するグリーンルームがある。

Draft Theater

Draft Theaterの南の第1次世界大戦博物館(博物館というより芝生の広場)にDraft Experienceがあり、主な内容な↓
・選手のロッカーなどを展示している簡易的なNFL博物館
・フットボール体験コナー(40yd走、FG、フラッグ、ボールをネットに投げるなど)
・スポンサーの展示(ペプシが無料で配っていたり)
・サインコーナー
・ショップ
・カンザスシティのレストランの集まるフードコート
・チーフスのビンスロンバルディトロフィー展示
・チーフスキングダム (赤い服を着てる人が集合する所)

Draft Experinceの地図

スーパーボウルになくドラフトオリジナルなのが、ドラフトステージ体験コーナーでステージで1巡指名選手が掲げる1番ジャージを持って記念撮影できること。これは最初のドラフト観戦(2021年クリーブランド)から毎年するようにしている。
フードコートは、色んな種類があるが、昼時になるとどこも混んでいる。比較的空いているのは、値段が高めのBBQ。

ドラフト3日間を振り返ってみる。

1日目 (4/27 1巡)

ドラフト初日前日(4/26(水))の夕方に家を出発。夕方の帰宅ラッシュと重なってしまい、渋滞や詰まってる所を1時間ほど抜けて、途中のモーテルで宿泊。

翌朝(ドラフト初日)、モーテルを出て、カンザスシティ郊外のホテルにティックインして、あらかじめ駐車券を買っといた駐車場に到着。
ドラフト会場行く前にランチでとあるKC BBQの有名店に行ったら、明らかに色々なNFLチームのグッズを身につけてドラフトは行く人で大行列。これ待ったら時間の無駄だし、またチーフスの試合見にくるからその時でいいっかと言う事でドラフト会場へ。

駐車場からドラフト会場へ移動中
ドラフト会場とカンザスシティダウンタウンが見える

駐車場は、予約のQRを機械で読ませるのではなく、見せたら入れて、大丈夫?かと。駐車場から15分ほど歩いて、ドラフト会場の南の入り口に到着。

ドラフト会場入り口
ここでセキュリティチェックを受ける

予想以上の人の多さ。平日木曜日の昼過ぎなのに(笑)
確実に前年のラスベガスより多い。

セキュリティチェックを済ませて入場。チケット(NFL OnePassというアプリで事前登録必要)のQRコードの読み取りがなく、事前登録必要?という謎が頭をよぎる。3日間ともにチケットの読み取りなし。まぁ、無料だから良いのかもしれんが。

会場に入って、ざっと見学。すでに入り口近くのNFL Gallary(簡易的な博物館)は、大行列。ドラフト恒例にしてるドラフトステージ体験コーナーを探して、記念の写真を撮る。

ドラフトステージ体験コーナー
各Experince系によるあるヘルメット
2023シーズンから新しくなるアリゾナの新ユニフォーム。フッパン(下)は前のぽいが…
スポンサーのペプシの試飲とドリンクカバーを貰った

その後は、ドラフトのステージを見たりして、ドラフトが始まるまで時間潰し。

芝生エリアからドラフトシアターが見える
赤い服を着た人が集まるチーフスキングダムに黒い服着て潜入
ドラフト前に腹ごしらえ
1日目のドラフト飯はリブを揚げたもの
2023年のドラフトスローガンは、"GREATNESS IS ON THE CLOCK"

ドラフトシアター内に入れるのは選ばれしファン(恐らく昨2022シーズンに各チームで選ばれたFan of the yearの御一行)で、一般客はシアター外か奥の芝生で見る事になる。
パッケージツアーで中に入れそうなのがあってけど、ドラフト初日は$1,000越えのお値段!(2日目は$700、3日目は$500ほどだった記憶)

せっかく遠い所(車で約8時間)から来たので、良いところで見たく2,3時間前からシアター近くの噴水沿いに待機。噴水裏には、NFL NetworkとESPNの放送ブースがある。その中に一つ小さな小屋があって、NFLの速報屋アダム・シェフターがいたので、シェフターツイート小屋と呼んでた。

通称 アダム・シェフター ツイート小屋
ツイート中?のラポポート
噴水からのドラフトシアター
ドラフトシアターを背に噴水とNFL Network(左)とESPN(右)の中継ブース

待ちに待ってドラフト開始1時間前ほどになると壇上に人が来て、ドラフトプリショーが、始まる。
カレッジのコーチの紹介もあったけど、見に行った過去2年でなかったような気がする。

ピンクのジャケットはニック・セイバン

有力ドラフト候補選手の紹介。この中に初日(1巡)に指名されなかった選手も何名かいて厳しい現実。

ステージ右側: 左端はマヨラーことウィル・レビス
ステージ左側: JSNは上下白と遠目からわかりやすいファッション

ドラフト開催地チーフスのマホームズとケルシ―(弟)がステージに出てきて開会のあいさつ。

ロンバルディトロフィーをもってやってくるマホームズとケルシ―
挨拶するマホームズ

国家斉唱は自分の後ろの噴水の上。

国歌斉唱

国歌斉唱後のフライオーバー(A-10 2機)。

コミッショナー ロジャー・グッデルの挨拶の”Officially open”の号令でドラフトが始まる。

全体1位指名は、パンサーズがアラバマQB ブライス・ヤングを指名。
順当な流れ。

グッデルと1番ジャージを掲げるヤング

全体2位のテキサンズがピックイン(指名)して、3位のカーディナルズのオンザクロックになった時に動きが。

2位指名CJストラウド

テキサンズがカーディナルズの全体3位をトレードで獲得し、まさかの2,3位連続指名。これには、会場がおお!という雰囲気に。
3位でWdgeアンダーソンを指名。

会場が3位指名のアリゾナ・カーディナルズに切り替わったら
突然テキサンズに切り替わり、会場がおっ?という雰囲気に
テキサンズ2連続指名。3位のアンダーソン

指名を眺めつつ、もうすぐ贔屓チームのスティーラーズ17番目が近づいた時に動きが。ペイトリオッツ14番目とトレードして、スティーラーズの指名が3つ繰り上がり14番目に。
現地のアナウンスでは、トレードアップを言うが、トレード条件はアナウンスしないので、後でスマホ等で確認する必要がある。

スティーラーズの1巡全体14番目の指名は、ジョージ大 OTジョーンズ
昨シーズンジョージア大の試合2つ見た(SEC決勝とCFB決勝)ので、馴染みにある選手。

スティーラーズ14位指名

スティーラーズの2巡1位(32番目)のトレードアップを気にしつつ、続く1巡指名を見る。
この日の最後全体31番目の指名は、昨シーズンスーパーボウルチャンピオンのドラフト開催地のチーフス。地元チームとあって、ピック読み上げるまでのチーム紹介ビデオが流れたり、時間かかる。QBマホームズやTEケルシーがロンバルディトロフィーを持って登場し、ピックを読み上げのは、オーナー ハント。

ドラフト初日最後のチーフスの指名。右には3つのロンバルディ・トロフィー

ドラフト後のコンサートを聴きつつ会場を後にする。

ドラフトポストコンサート 初日はFALL OUT BOY

ドラフト初日の様子。自分がいたシアター(噴水)近くから分かりづらかったけど、上の芝生エリアはこんなに人がいたのね。


2日目 (4/28 2,3巡)

初日の同じ駐車場に停めて、ドラフト会場へ。
駐車場におじさんに覚えられていて(前日にナンバープレートどこの州?と聞かれた)、「また来たの⁉︎」と突っ込まれる。

Draft Experienceを眺めつつ、2日目のドラフトを待つ。
初日の1巡より少なめだが、それでも多い人。
初日より1時間早く2日間2,3巡のピック開始。
2日目は、チームによっては、そのチームのレジェンドがピックを読み上げる。

フードコートの様子
ドラフト飯 フードコートでのタコス
ドラフトシアター近くのフードトラックで買ったドラフト飯。フライドポテトとKC BBQの合わせ技
2日目ドラフト開始前に挨拶するグッデル

2日目の最初は、ベアーズからクレイプールとのトレードで2巡1番目(32)を獲得したスティーラーズから。

2日目最初の指名のスティーラーズの開始

スティーラーズのピックは、ペンステートのCBジョーイ・ポーターJR。父親はかつてスティーラーズでスーパーボウル40にてスーパーボウルリングを手にしたOLBジョーイ・ポーター。ピックを読み上げたのが、ポーター親父のチームメイトのLGアラン・ファニカとファンにとって胸熱なシーンであった。

2巡は、各指名の持ち時間が7分と1巡の10分より短いのでテンポよく指名が進む。

グリーンルーム居残り組で唯一残ったアラバマ Sブライアン・ブランチがラインオズに指名。初日と違ってカジュアルな恰好。今シーズン期待の持てるライオンズなので、同じアラバマの1巡指名RBギブス共に頑張って欲しいもの。

ライオンズから2巡指名されたS ブライアン・ブランチ
2巡(49番目)でスティーラーズから指名されたDLベントン
2日目のピック読み上げで有名?なカウボーイズ ドリュー・ピアソン
ダラス・フォートワース空港(DFW) に彼のバーがあった気が

2巡が終わり、3巡になると各指名の持ち時間が2巡の7分から5分になるので、さらに指名のテンポが速くなる。

トレードダウンして3巡(93)でジョージア TEワシントンを指名
3巡の最後の方でやっと指名権が回ってきた49ers
ピックを読み上げるのは、OLジョー・ステイリー
2日目のポストコンサート Mötley Crüe


3日目 (4/29 4-7巡)

ドラフト最終日。ドラフト会場は、木金の12時より早く9時開場。ドラフト自体は、11時から行われる。
ドラフト会場のショップでNew Eraのキャップを買うと好きなパッチをつけてくれる。ドラフトキャップにNFL DRAFT 2023のパッチをつけてもらった。これは良い記念。

ドラフトパッチを装着
圧着で折り目がついてしまったが仕方ない
ショップの中にはサイン入りグッズを売っている。ブレイディのジャージは高そう
ドラフト会場恒例?のチェーン売場
ドラフト3日目開始前のグッデルの挨拶
3日目になると服装がカジュアルに

スティーラーズは5,6巡指名がないので、4巡を見た後は上の芝生に移動して、ポンチョを下に敷いて座りながら見る。

3日目になると指名権読み上げの間に過去のドラフト会場はどこでしょう?のクイズやったりと飽きさせないような工夫
ドラフト飯 KC BBQのコンビネーション。他と比べて値段高め

6巡半分超えたぐらいに下へ移動。するとドラフトシアター内に入れるよと係員が教えてくれたので、案内に従ってシアター内へ。

シアター内は椅子があるので、快適に見られる。グッズを配ったりしてて、ドラフトTシャツを獲得。

ドラフトシアター内で貰ったTシャツ
ドラフトシアター内の充電ステーション

ドラフト最後の指名をMr. Irrelevantと言われて、最後の指名を見届けてNFL draft 2023は終了。

最後のドラフト指名(Mr. Irrelevant)前に貰ったボール
最後までドラフト見たよい記念品
Mr. Irrelevant指名

会場を後にし、途中泊しつつ家までドライブ。


さいごに

2023 ドラフト3日間の参加者数は、延べ312,000人

ドラフト最初のブライス・ヤングから最後のMr. Irrelevantまで見たのは、今回が初。過去2年は一部のみ参加。
・2021年クリーブランド: 2,3日目は途中で退席
・2022年ラスベガス: 1日目(1巡)のみ
でも、ずっと立っていた疲労感はこの3年で一番まともだったのかも。1巡しか見ていない昨年ラスベガスが疲労感1番デカかった。

2024年のドラフト会場は、ミシガン州デトロイト。
ウチから車で行けるから、おそらく行くでしょう(笑)。


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