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NFL Training Camp 2022訪問記

NFLレギュラーシーズン開幕まで3週間を切り、開幕を待ち遠しく感じながらプレシーズンを過ごしています。今回も久しぶりのnoteでの投稿となりますが、4チームのTraning Camp(通称トレキャン) に行きましたので、その事を題材にします。

1. NFL Traning Campとは

日本語にすると夏合宿というのが一番分かりやすいでしょう。基本、プレシーズンの初戦2週間前(ルーキーは数日早く招集可能)となる7月下旬から開始し、9月からのレギュラーシーズンに向けて、練習します。プレシーズンゲーム3試合(Hall of Fame試合があると4試合)やチームよっては他チームとの合同練習を実施し、シーズンに向けて、プレーの完成度を上げたり、ロスター53人枠決定の為に選手の見極めをしたりします。

※参考までにパッカーズのキャンプ公開スケジュール
セインツとの合同練習(8/16,17)もファンに公開しています。
https://www.packers.com/training-camp/practice-schedule より


ほとんどのチームでトレーニングキャンプはファンに一般公開され、基本無料ですので、地元のファンは気軽に見に行く事ができ、夏休みの子供達にとっては、フットボールを身近で見るいい機会となります。無料でもチケット申込が必要な場合(今年行った所では、ベアーズ、コルツ、スティーラーズは無料チケット必要)があるので、各チームのサイトを要確認です。特に週末の公開練習は、意外と少なくチケットが売り切れになる場合があるので、週末のチケットは早く抑えておくのが無難です。

キャンプ地は、自チームの練習施設または近くの大学等(グランドや寮)で実施されます。近年の傾向として、自チームの練習施設でキャンプを行うチームが増えてきている気がします。(普段使い慣れた自分の施設の方が良いのと選手的にも大学の寮で寝泊まりして合宿するのは嫌でしょうし…) 1例を挙げるとベアーズもシカゴ市内から南へ車で1時間ほどのOlivet Nazarene Universityでキャンプをしていましたが、一昨年(2020年に限ってはコロナの影響もありますが)からシカゴ北にあるHalas Hallという自チームの練習施設でキャンプを実施してます。

あと、キャンプは屋外のフィールドで行われるので、雨天中止(厳密には室内練習場で非公開)または天気によって練習開始時間が変更になったりします。遠くから行く場合(筆者の場合、飛行機で行くピッツバーグ)は、予定に余裕を持たせる方がいいでしょう。

思いつく試合とキャンプの違いは以下の点かなと。キャンプは試合と違う楽しみがあってキャンプにも行くのも好きですね。

  • シーズン中に見れない練習つまり味方同士のマッチアップを見る事が出来る。

  • 選手が近く、身近に見れる。

  • 普段入れない、チームの練習施設に入れる。

  • 運が良ければ、練習後にサイン貰える。

昔、選手をやっていたこともあり、NFLでどんな練習をしているか気になのもありますね。前にベイエリア(カリフォルニア州)に住んでいた時、ご近所の49ersやレイダースがキャンプを一般公開していなかったので、車でロサンゼルス郊外のオックスナード(カウボーイズ)やサンディエゴ(チャージャーズ)までキャンプを見に行ったりしてました。遠出をさせるほど、NFLキャンプに魅力があります。

今年、訪問した4チームのキャンプを写真を中心にざっくりと振り返ってみます。

※筆者はNFL全チームのトレーニングキャンプ状況を把握していないので一部見当違いがあるかもしれませんがご了承ください。


2. Green Bay Packers

パッカーズは、ランボーフィールドから道路を挟んだ自チームの施設(Ray Nitschke Field)にてキャンプを一般公開しています。
見学に際し、チケットは不要かつ無料。スタンドはありますが、ほぼ満席になるので、早めに入場する方が良いでしょう(特に週末)。駐車場は、ランボーフィールドに無料で停めれます。ショップ(ランボーフィールドのショップはNFLスタジアムでトップクラスの充実度)も営業しているので、キャンプ見学後に行くのもいいでしょう。

Ray Nitschke Field
歩道に仮説のスタンド
キャンプに来たという感じがします
選手を待つ自転車とファン達
ランボーフィールド内のロッカールームから練習フィールドまで子供と自転車で行くのがグリーンベイ式
練習開始前のフィールド
選手のうちわとロスター表がもらえます
この日は、アーロン・ロジャースかプレストン・スミスのどちらか
アーロン・ロジャース登場
オフェンスラインの練習
Team (11 on 11)を近くで見れる
練習後に立ち寄ったランボーフィールド内のショップ
ロンドンゲームがあるので、そのグッズ


3. Indianapolis Colts

コルツは、インディアナポリス北にあるGrand Park Sports Campusというスポーツ施設です。フィールドが恐らく20面ぐらいある広大なスポーツ施設。周りは、畑ばかりで何もないです。でも、一部宅地開発が進んでいる所がああって、これから発展しそうな街の予感。コルツファンの方、家を買ってみてはいかがでしょうか?
チケットは必要(無料)で、駐車場$5取られます。
フィールドが縦に2面あり、どの練習がどのフィールドで行われるか、各練習の開始時間をアナウンスしてくれたりと今回訪問した4チームで一番親切。

見学者用の入口
ショップ、飲食の販売、ファンが楽しめるブースなどがある
周りはグランドばかり
移動式の展示物トレーラー
中にペイトン像
ペイトン・マニング像もキャンプ地で展示
フィールドに現れるQBマット・ライアン
練習前にRBハインズ(21番)の挨拶があったりとファンサービスは良い
リーグ屈指のDTバックナー(99番)対OGネルソン(56番)の1 on 1が見れるのもキャンプの魅力
Team (11 on 11)


4. Chicago Bears

ベアーズは、シカゴ北にあるHalas Hallという自チーム施設です。
チケットは必要(無料)ですが、席が少ないためか平日でも売り切れるので早めに申込しておくのが無難。
Halas Hallに見学者用の駐車場が無いため、近くモールに車を停めて、無料の送迎バスで行きます。こういう場合の送迎バスって、黄色のスクールバスの場合がほとんどだけど、なぜか革張りシートの立派な観光バスと豪華です。

モールのバス乗り場
バスを降りて、キャンプ入口
チケットの確認
入口を超えるとファンが楽しめるブースがある
臨時ショップ
マスコットに歓迎されながらフィールドへ
ベアースのチーム施設
もちろん写真の建物には立入禁止
貰ったお土産
イリノイ州の形をしたスケジュール・マグネットとロスター表
QBジャスティン・フィールズ
Team (11 on 11)
セットバックが多かった
キャップにサインを貰った!


5. Pittsburgh Steelers

スティーラーズは、ピッツバーグ郊外のSaint Vicent Collegeという所です。番記者がよくSVCと略してます。
チケットは、必要(無料)で、自分の印象だと数の上限なさそうなので、売り切れの心配はなさそう。
8/16, 17と2日間訪問。心配していた天気は問題なく、予定通り練習が行われました。

駐車場
まさに夏合宿に来たという雰囲気
見学者用の入口
キャンプ地の臨時ショップ
記念撮影スポット
訪問2日目に貰ったお土産
フードトラックが何台か来ている
スティーラーズの練習フィールド
天然芝3面
ファンに囲まれた花道から選手が続々と登場
注目QB争い
キャンプの注目選手は、2022年ドラフト1巡指名のピッツバーグ大のQBピケット(8番)
ラグビーボールでキャッチボールするオースティンとピッケンズのルーキーWR
一番声を出していたのはスペシャルチームコーチのダニー・スミス
訪問2日目(8/17)は、ヘルメットのみ
群がるOLスターター組
ベンチで休むスペシャリスト達
Kボズウェルがホルダーする光景が観れるのもキャンプ
LBコーチ フローレスの元に集まるLB陣
ディフェンスは奥のフィールドで練習するので見づらい
訪問2日目は檄を飛ばす事が多かったコーチ トムリン
練習締めのハドル
これにて筆者の2022年NFLキャンプ訪問を終える


2022年NFLトレキャン訪問記は以上です。今シーズンもほどほどに各地を回って、フットボールを楽しみたいと思います。

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