1998年12月

「たこやき!」
勢いよく車から飛び出したあおばはたこやきのお店を探そうとした。
「ぐはっ!」
あおばの腹部にいつものようにあかりの拳がヒットしていた。
「部長だめですよ。勢いよく車から飛び出したら危険です。それにこの辺りにはたこ焼き屋さんはありませんよ。」
「たこやきは大会終了後に買って帰りましょう。」
もみじの家の車で関西最大のカードショップパンゲア※1に着いたところだった。

モンコレ部がわざわざ関西まで遠征してきたのには訳があった。
いま普通の大会に参加しても重儀式「ヨルムンシステム」・「2ターンキル」による先手を取ったほうが勝ってしまうモンコレの対戦とは言えない状態であった。
しかし、今回の大会はモンコレ入門用に発売されたばかりの「聖都の決闘者」セットを使用しての特別大会であったからだ。
今回の特別ルールは、「聖都の決闘者」に封入されたリコルデックとカッシェデックの2つのうち対戦開始時にダイスを振り
「奇数:リコルデック」「偶数:カッシェデック」を使用する。大会形式は複合戦※2で行われるためトーナメントのように1回戦で負けたら終わりということはない。
最低でも予選の5回戦は対戦ができる。

《カッシェ》
ユニット:27
《オーク歩兵隊》《オーク長槍隊》《ラミア》《レッド・ヴァルチャー》
《ファイア・ジャイアント》《ファイア・ジャイアント》
《リザードマン斬込隊》《リザードマン斬込隊》《リザードマン突撃隊》
《リザードマン伏兵隊》《碧鱗の王》《ギルマン海賊団》
《ギルマン・サーファーズ》《ギルマン・ライダーズ》
《ウィンター・ウルフ》《グレイ・ウルフ》《グリフォン》
《シャイニング・バタフライ》《ラブスター》《キューピッド》
《ケルベロス》《リュンクス》《太陽を睨む天使》
《クラウド・ジャイアント》《インキュバス》《サキュバス》
《サキュバス》
戦闘スペル:5
《ファイアボール》《フレイム・ピラー》《キュア・ウーンズ》
《トワイライト》《ラック》
儀式スペル:4
《インフェルノ》《コール・ライトニング》《ファイア・ストーム》
《メテオ・ストライク》
アイテム装備品:4
《黄金のコルセット》《黄金の鎧》《斬鉄剣》《土竜の爪》
アイテム消耗品4
《カルバレットの煙幕玉》《強靭の薬》《クォーター・スタッフ》
《魔力の粉》
地形:6
《十字路にそびえる塔》《ストーン・サークル》《ストーン・サークル》
《たちのぼる煙》《魔法陣「油壷」》《魔法陣「水瓶」》

《リコル》
ユニット:31
《シュリーカー》《ミネルヴァ》《エルフ森林警備隊》
《エルフ森林遊撃隊》《コボルド遺跡発掘団》
《コボルド・ライダーズ》《緑の風の王》
《ワー・ベア》《アース・エレメンタル》《エレファント》
《エレファント》《マンモス》《マーブル・シザース》
《ロック・トロール》《フォレスト・ジャイアント》《ユグドラシル》
《シルバー・ファルコン》《フェアリー》《フェアリー》
《ケンタウロス風使い隊》《ケンタウロス騎兵隊》《ヒポグリフ》
《グリフォン》《グリフォン》《ストーム・ジャイアント》
《虹の雫の精霊》《ケルブ》《幸せの白い鳩》《モノケロス》
《黄昏に歌う天使》《ワルキュリア騎兵隊》
戦闘スペル:9
《クラック》《グランド・ディフェンサー》《ストーン・ブラスト》
《ストライキング》《ウィンド・カッター》《ヘイスト》
《ライトニング・ボルト》《ホーリー・サークル》《リザレクション》
アイテム消耗品:2
《怪力の薬》《封印の壺》
地形:8
《雷が鳴る前に》《大地のささやき》《秘密の花園》
《吹き抜ける風》《魔法陣「泉」》《魔法陣「風車」》
《妖精の輪》《妖精の輪》

「部長は大会へエントリーしましたか?」
店内を走り回っているあおばへもみじが声をかけた。
「もちろんだよ、もみっちゃん!1番に登録したから1位はもらったようなものだ。わっはっは」
やる気だけは人1倍のあおばは走りながら返事をしていた。
実際にカードゲームショップでありながらお店のデュエルスペースは100人以上が同時に対戦できるほどの大きさであった。
「いててて、なにをするのだ、もみっちゃん」
「そろそろ大会が始まるので会場へいきますよ」もみじはあおばの耳を引っ張って店内の2階へ上がっていった。
2階にも60名は同時に対戦できる広いデュエルスペースが完備されていた。
「おぉ2階にもデュエルスペースが!」
「さぁ1回戦の対戦席が発表されているので着席してください。」
「あれ?もみっちゃんは?」
もみじはあおばの席の後ろ立っていた。
「私は大会へ参加しません。そして、部長の1回戦の相手は」
「お久しぶり!」
「おっちゃん、なぜこんなところに?」
「№さんは公式公認大会ならどこにでも現れます。」
「そうなのか?」
「だから大会で結果を残すなら倒さなければならない一人です。」

第1回戦 №  カッシェvsカッシェ
第1ターン「先手必勝!私からいくよ」先手後手ダイスで勝利したあおばからゲームが開始される。
自軍本陣前に《ストーン・サークル》を配置、さらに《ストーン・サークル》右側へ《魔法陣「水瓶」》を配置。
自軍本陣へ《オーク長槍隊》《ギルマン・ライダーズ》《ウィンター・ウルフ》《グリフォン》を召喚

第2ターン「いきなり、手札6枚使い切るとは展開もいいね。」
敵軍本陣に《オーク歩兵隊》《レッド・ヴァルチャー》《ファイア・ジャイアント》を召喚
《ファイア・ジャイアント》へ《黄金の鎧》を装備。

第3ターン「今日は調子がいい」手札を3枚破棄して3枚補充してから、
《ストーン・サークル》左側へ《十字路にそびえる塔》を配置。
自軍本陣の《ウィンター・ウルフ》《ギルマン・ライダーズ》を《ストーン・サークル》へ進軍、
自軍本陣の《オーク長槍隊》《グリフォン》を《十字路にそびえる塔》へ進軍。
自軍本陣へ《太陽を睨む天使》《クラウド・ジャイアント》を召喚
《魔法陣「水瓶」》へ《リザードマン斬込隊》《リザードマン斬込隊》《リザードマン突撃隊》を召喚

第4ターン「ターン終了」

手札が気に入らなければ手札全破棄して手札を引き直す№さんが手札調整しないということは、
手札が万全にそろっていると言っているようなもの、
しかも動かないで本陣で待ち受けているあおばさんは気づいているのかしら?

第5ターン「おっちゃん、事故ってるのか? 予選の時の仕返しだ。本陣全部囲んでやるからな」
敵軍本陣前に《ストーン・サークル》2を配置。
《ストーン・サークル》2へ自軍本陣の《太陽を睨む天使》《クラウド・ジャイアント》を進軍。
自軍本陣に《ファイア・ジャイアント》《ファイア・ジャイアント》を召喚。
《魔法陣「水瓶」》へ《ギルマン海賊団》を召喚。

第6ターン「さて反撃開始かな」
「反撃開始?もう無理でしょ諦めが肝心。」
「さてと」
敵軍本陣左に《ストーン・サークル》3を配置。
《ストーン・サークル》3へ敵軍本陣の《レッド・ヴァルチャー》を進軍。
儀式スペル《メテオ・ストライク》を使用ダイスは5。
火炎5ダメージをあたえます。
「全員死んでください。」
泣く泣く本陣以外のユニットを破棄するあおばは戦場に残る敵軍ユニットの《レッド・ヴァルチャー》を破棄しようとした。
「悪いけど《レッド・ヴァルチャー》は破棄しないでくれ」
「なんで?」
「火炎耐性があるから火炎ダメージでは死なないんだ。」
敵軍本陣の《オーク歩兵隊》を《ストーン・サークル》へ進軍。
《ストーン・サークル》2を《たちのぼる煙》へ張り替えます。
《たちのぼる煙》へ敵軍本陣の《ファイア・ジャイアント》を進軍。
《十字路にそびえる塔》を《魔法陣「水瓶」》へ張り替えます。
敵軍本陣に《ギルマン・ライダーズ》《クラウド・ジャイアント》を召喚

第7ターン「ぐぬぬぬぅ」
こっちも手札に《コール・ライトニング》《ファイア・ストーム》《メテオ・ストライク》があるから
今度はこっちがやり返してやる。
第1手札調整で3枚破棄して3枚補充。
第2手札調整で3枚破棄して3枚補充。

もしかして部長は《ストーン・サークル》を引こうとしているのかしら?

第8ターン「さて相手の手札は2枚しかないからチャンスかな」
「おっちゃんは目が悪いのか?ほら手札6枚あるだろう。」
「たしかに眼鏡かけているけどそう言う訳ではない、山札がかなり消耗しているのにそちらの捨て山に儀式スペルが1枚もない。
ということは先ほどの仕返しのために儀式スペルを貯めこんでいるのではないかとね。
しかも本陣はリミット10まで埋まっているから手札のユニットカードは使い物にならない。
使えるカードはあっても2枚がいいところかな。」
第1手札調整で儀式スペル2枚破棄して2枚補充。
《たちのぼる煙》の《ファイア・ジャイアント》を自軍本陣へ進軍。
戦闘開始
《ファイア・ジャイアント》の《黄金の鎧》を破棄して《ウィンター・ウルフ》《インキュバス》《サキュバス》を即時召喚。
あおば:前《ファイア・ジャイアント》1《ファイア・ジャイアント》2
№:前《ウィンター・ウルフ》《ファイア・ジャイアント》3《インキュバス》《サキュバス》
「さて悪いけどもう勝負はついてしまったかな。」
「おっちゃん同時攻撃って知っているかい」
イニシアチブダイス あおば:6 №:1
「わたしから行くよ」
「ちょっとまってくれ、イニシアチブ対抗、サキュバスからラックを使用して1を6に変更します。こちらのイニシアチブ合計が7なので先攻はもらいますね。
《インキュバス》の特殊能力「至福の夢」をつかって《ファイア・ジャイアント》1をレベル2に変更します。
《サキュバス》の特殊能力「快楽の夢」をつかってレベルが《サキュバス》の「防御力:2」以下の《ファイア・ジャイアント》1を破棄します。
《インキュバス》が《カルバレットの煙幕玉》を使用して《インキュバス》を手札に戻します。《ファイア・ジャイアント》2を手札に戻してください。
本陣のユニットがいなくなったので本陣陥落勝ちですね。」
№が審判を呼びあおばのスコアシートに名前と「本陣陥落負け:1」を記入した。
「部長も俺のスコアシートに名前と勝敗を記入してくれ」
あおばも仕方なく№のスコアシートに名前と「本陣陥落勝ち:10」を記入した。
「№さんの本陣陥落勝ちで間違いはありませんね。」
審判が確認してきた。
「間違いありません。」
二人のスコアシートを審判が回収していく
「ぐぅぅ、おっちゃん次は倒すからな!」
捨て台詞を吐き席を立とうとするあおばをもみじが押さえつける。
「もみっちゃん何をするんだ。」
「すべての対戦が終わるまで席を立つことはできないんですよ。」
モンコレのトーナメントルールブックには対戦後についてのルールが記載されています。
しばらくたつと時間切れのコールがかかり最後の1卓の勝敗がついた。
その最後の卓から駆け寄ってくるあかり
「あかりが最後まで対戦していたのか。」
「対戦相手が午前中の初心者講習会からの参加者で教えながらやっていたら時間切れで負けちゃいました。」

大会で優勝を考えているなら1回戦で初心者とは一番当たってはいけない、
このゲームはほかのTCGに比べ考えることが多いため1試合の対戦が時間がながい、
その為、初心者はいろいろ考えてしまい試合の制限時間内に勝負がつかなくなってしまいます。
この場合、判定処理により「時間切れ判定勝ち:7」「時間切れ判定負け:0」をきめます。
時間切れ判定の場合本陣陥落勝ちより点数が低いため、
5回戦の大会では5回本陣陥落した場合50点になりますが5回時間切れ判定勝ちをすると35点しか入らないことになります。
時間切れ5回の35点では全勝したとしても4勝1敗すべて本陣陥落勝ちの41点にも負けてしまいます。
勝ち方も重要になってきます。

第2回戦 ホーリーライト カッシェvsリコル
聖あかり そのままのファイターネームであった。
遠征組あるある、遠征先で対戦してしまう。
「あかりがなぜそこに」
「部長だって1回戦負けたんですから仕方ないですよね。」
先手あおばから始まり戦闘もないまま7ターン目。
あおばは自軍本陣横に《ストーン・サークル》を配置。対するあかりも本陣横に《雷が鳴る前に》を配置して儀式スペルの打ち消し準備はできている。
「大進撃を開始する。」《ファイア・ジャイアント》と《レッド・ヴァルチャー》自軍領土左の《魔法陣「油壷」》から敵軍領土の《妖精の輪》へ進軍する。
《妖精の輪》には《ワー・ベア》《グリフォン》が待ち受けている。
「部長即時召喚はありますか?」
「ない!」
「私は《コボルド・ライダーズ》を即時召喚しますね。」
隊列は
あおば:先《ファイア・ジャイアント》《レッド・ヴァルチャー》
あかり:先《コボルド・ライダーズ》《ワー・ベア》《グリフォン》
「そんな紙屑のような防御力のユニットを並べてかわいそうに」
「部長そんなこと言っていていいんですか?」
イニシアチブダイス
あおば5 あかり4
「先攻、攻撃だぁ」
「部長、《グリフォン》にイニシアチブ+2あるので私が先攻です。」
「ちっばれたか。」
「ばれたか じゃないですよ。紳士淑女のゲームなんですからずるいことはしないでください。
私が先攻なのでそのまま攻撃します。」
「ふふふ、《ファイア・ジャイアント》が自分に《強靭の薬》を使用してこれで耐えてやる。」
「そうですか、それには対抗しません。」
「今度はこっちが攻撃して粉砕してやる。」
「部長その前に《ファイア・ジャイアント》は死亡しているので破棄してください。」
「??? 《強靭の薬》で防御力10になったから攻撃に耐えたじゃないか」
「《コボルド・ライダーズ》にチャージがついているので私の攻撃力の合計は10です。
だから《強靭の薬》をつかっても《ファイア・ジャイアント》は死亡しています。」
「ぐぬぬ、でも攻撃でダメージ2だから《コボルド・ライダーズ》《ワー・ベア》は倒してやる。」
「《ワー・ベア》の再生の咆哮を使って防御力+1これで《コボルド・ライダーズ》だけ死亡にします。」
即時召喚ユニットの攻撃力を足しても《強靭の薬》を薬を使えば耐えられると思っていたのが予定と違う展開になってしまった。
「まぁ ここからが本番だ!」
自軍本陣前の《魔法陣「水瓶」》から《リザードマン斬込隊》《リザードマン突撃隊》《リザードマン伏兵隊》《碧鱗の王》を敵軍領土の《秘密の花園》へ進軍。
《秘密の花園》には《フォレスト・ジャイアント》《ストーム・ジャイアント》が待ち構えていた。
「即時召喚で」
「部長待ってください」
あかりがあおばの即時召喚を声を上げて止める。
「あかりちゃん本陣前を取られそうだからって紳士的じゃないなぁ」
さっきの仕返しとばかりにあおばはいやらしい顔であかりに言い寄ってきた。
「そうじゃないんです。」
あかりはあおばに《秘密の花園》を手渡して効果を確認させる。
この地形には2体までしか存在できず2体のユニットは同じレベルでなければいけない。
「なんてずるい地形だ。しかもそっちは5レベル2体なんて・・・」
あおばは何かに気づいた。
「ほほほほ、では《リザードマン斬込隊》だけで進軍ざますわよ」あおばの淑女のイメージはとても品祖だった。
「即時召喚に《インキュバス》これで勝負ざますわよ」
あおば:先《インキュバス》《リザードマン斬込隊》
あかり:先《フォレスト・ジャイアント》《ストーム・ジャイアント》
イニシアチブダイス
あおば6 あかり2
「先攻でよろしいかしら?」
「良いですけど部長この戦闘で負けたら言葉遣い戻してくださいね。」
「よろしいざますわよ。まずは《インキュバス》の特殊能力「至福の夢」をつかって《ストーム・ジャイアント》をレベル2に変更するざます。」
「対抗ありま ちょっとまってください。」
あおばのにやついた顔からあかりは不審に思い少し考えていた。
「レベルを2に変更するだけだよ」あおばは、なにもないかのように答えた。
「レベルを・・・」あかりは《秘密の花園》の効果を確認する。
「対抗します。《ストーム・ジャイアント》のアイテム枠から「属性:聖/魔」のユニットを山札の一番下へ戻す《封印の壺》を《インキュバス》に使用します。」
「対抗ざます。《インキュバス》のアイテム枠から《魔力の粉》をつかって《インキュバス》の属性を火に変更するざます。」
「対抗ありません。」「対抗ないざます」
「魔属性」の《インキュバス》が《魔力の粉》で「火属性」に変更され、《封印の壺》は効果を発揮しません。
《インキュバス》の特殊能力が効果を発揮して《ストーム・ジャイアント》がレベル2に変更されてしまう。
地形《秘密の花園》の効果でレベル5の《フォレスト・ジャイアント》とレベル2の《ストーム・ジャイアント》は同じレベルではないため破棄されてしまう。

あかりが自軍防衛用に配置した《秘密の花園》をあおばに利用され本陣前を取られてしまう。
「こんな地形はいらないざまーす。」
あおばは《秘密の花園》を代理地形に張り替える。
「秘密の花園を破棄するなんて部長は乙女ではないんですか?」
「これは淑女のたしなみざま~す。」
《魔法陣「水瓶」》に配置されている《リザードマン突撃隊》《碧鱗の王》を代理地形に進軍させた。

あかりのターンに移りあかりは本陣と《妖精の輪》から《グリフォン》を本陣前の代理地形へ進軍させる。
代理地形にはあおばの《碧鱗の王》《リザードマン突撃隊》《リザードマン斬込隊》《インキュバス》が待ち構える。
「部長その地形は返してもらいます。」
《グリフォン》2体でイニシアチブ+4、ほぼ先攻確定で勝ちを確信して自信満々のあかり。
それに対してなんの対策もないあおばはものすごく焦っていた。
「私は即時召喚ありません。部長はありますか?」
「ユニットで埋まっているんだからあるわけないだろ!」
「アイテム枠があるから装備品があるかもしれないじゃないですか。」
あおばの手札には《黄金の鎧》があった。
あおば:先《碧鱗の王》《リザードマン突撃隊》《インキュバス》《リザードマン斬込隊》
あかり:先《グリフォン》《グリフォン》
「ついていないざますね。」
イニシアチブのダイスあおば6、あかり1。

この大会では先攻を取ることが勝利への条件でもある。
リコルデックで最速の《グリフォン》2体を失ったあかりは、
本陣に召喚した《ユグドラシル》も《インキュバス》《サキュバス》のコンボで敗北してしまう。

結局大会はあおばもあかりも3勝2敗と勝ち越しはしたけど、
決勝まで上がることはできなかった。

参考文献GroupSNEイベントレポート「『聖都の決闘者』発売記念トーナメントIN パンゲア」
https://web.archive.org/web/20010215230428/http://www.groupsne.co.jp/htm/htm/new/report/mcpan/mcpan1.htm

※1 カードショップパンゲア
MtGの直営店を除いて多種多様なカードゲームを取り扱うお店としては当時国内で一番対戦卓(200席)を用意していた。

※2 スイスドロー5回戦+上位4名によるトーナメント
モンコレの公式大会初のスイスドロー戦


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