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階段の魅力こそ呉が世界に誇れる眠った観光資源だ、善とみるか否かは読者の価値観が決める!

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TVドラマ海猿のロケ地として有名になった呉市両城の200階段
海上自衛隊の人に聞くと「今どき・・・こんな処で訓練すると
危なくて、しかも負荷がきつすぎて問題になりますよ~」と
帰ってくる程に将来のアマルフィ呉は階段の町だ

読者の皆さんは、この会談を見てゾッとするだろうか?

そりゃぁ~時間と体力の消耗に追われる日々だったら
誰もがご免だろうが、人間本来は時間と気持ちと体力に
余裕を持った生活が本当なのだと思う

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仕事現役世代に、いま、それを言っても無理であろうが
現役を退いた年金生活者なら逆に人間性を取り戻す
ツールとして見直せば楽しくなるに違いない

こんな見晴らしのいい部屋から
世間を見下ろし、日々、無料のアスレチックを
楽しめるなんて天国に近い

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ここは都会から高齢者移住地としてもいいが
海外からの1か月単位の長期滞在型のリゾート地としても
無限の可能性を秘めている

わずか50年前の時代には
人々が、この階段を普段の生活の場として
暮らしていたと思えば、たったの50年で世界が
大きく変わったと思わざるを得ない

当時の人々は足腰が丈夫だった~といえば
わずか50年で人々の体力と筋力の低下は病的にも
思えてくる

担ぎ屋という職業もあった
町で買い物して重たいものを持って
階段は登れない・・・だから、担ぎ屋がいた
結構稼げたとも聞く

今日のような建築基準法もなく
人々は自由に家が建てられた
もちろん大工は担ぎ屋を雇い大工道具から
建築資材を運ばせるのでなんら不自由はない

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八百屋も肉屋も酒屋もクリーニング屋も
御用聞きに各家庭を回って買い物を
無料で運んだので
今日のようにスーパーで食材をしこたま買い込み
重たい買い物袋を下げて階段を上り下りすることも
なかった

わずか50年で人々の生活は
大きく変わったものだ・・・便利になったようでも
どこか不自由でギコチナイ

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町中のオートロックのマンションで
高層階から来訪者とインターホーンで話
ロックを解除するのに憧れるのか?
このような毎日が冒険と発見のあるワイルドな
生活にむしろ憧れるのかの違いだろう!

自然というのは晴れの日もあれば雨の日もある
汗が流れて止まらない夏の日もあれば
身体がかじかんでしまう冬の日もある
風が吹く日もあれば、雪が降る日もある

そんな自然を肌身で感じられる生活に
憧れるのか?または四季の移り変わりも
感じられない鉄とコンクリートと空調に埋もれ
ネット回線とTVモニターで繋がれるオンライン生活に
憧れるのかも人々の価値観の違いなのだ

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呉の町には昭和の人情が残る・・・
それは町の中央がわずか1/10。その他の
9/10が自然とともに暮らす田舎の毎日だから
ではないのだろうか?

町中央部にも、そんな心情が残るから
未だに昭和レトロな商店を多く残している
昭和レトロの人情こそ
最大の観光資源なのだ!!


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