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北九州市IR推進協議会に関するウィキペディアの記述等

 北九州市の地域浮揚策としてカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を推進するため、北九州市内の企業約330社で構成する北九州中小企業経営者協会(北九州中経協)が中心となり2019年(令和元年)5月13日に発足した。発足時点において約20の団体や個人が参加しており、同協会会長の堺俊治が当団体の会長も兼務する。事務局次長には北九州市議会議員の井上秀作が就任している。
 協議会ではホテルやショッピングモール、スタジアム、エンターテインメント施設、大型MICEなどの施設からなるIR誘致による大型開発や税収増を「八幡製鉄所設立以来の、百年に一度のチャンス」と捉え、機運醸成のために企業や商店街などへ参加を呼びかけている。同年8月21日には北九州市議会総務財政委員会に対し誘致推進の陳情を行なった。

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賛同団体として名前を連ねているのは、中経協、ロータリークラブ、ライオンズクラブ、日本旅行業協会、新電電協力事業協同組合、など。

「学祭実行委員会連盟」というのもあるが、普通のサラリーマンや若者、老人が市民として求めているものについては無関心な人びとの集まりのように思える。

「人口減少時代」における「災害に強くコンパクトなまちづくり」というような理念はおそらく理解できない人たちであろう。

「稼げる街」というキャッチフレーズは、こういう人たちにアピールするためであったのだろうか。

「中国の大金持ちは、1チップ1千万円で遊ぶ方もおり、一晩で数億円使う人もいる」というような話も出ていたようだ。

北九州市IR推進協議会の役員及び賛同団体のリストは、以下の通り。

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北九州市IR推進協議会のウェブサイトのURLは、www.kitakyushu-ir.com。今は存在しないが、Wayback Machineで取り出すことはできる。「世界に誇れるIR」というタイトルが付いている。カジノなどで北九州市を世界中に自慢しようとしたのか。世界中からやってくる賭博好きの富裕層の財布が目当てのまちづくり。

www.kitakyushu-ir.comのトップページ

北九州市(北橋健治市長)がおこなった「IR誘致見送り」の判断をIR推進協議会が、「理解できない」、「なぜ前向きに検討しないのか」と批判した。2020年2月1日の日付。新型コロナ感染症の第1波が到来した頃のことである。

www.kitakyushu-ir.comのトップページにあったもの


www.kitakyushu-ir.com


北九州市IR推進協議会は、商工貿易会館1階の北九州中小企業経営者協会に事務所を置いていた。「カジノIRジャパン」との関係は不明。

www.kitakyushu-ir.com


www.kitakyushu-ir.com

以下のような調査をSNS上で実施し「北九州市へのIR誘致」について84.2%の回答が「賛成」であったとウェブ上で公開している。結果だけでなく、実施方法やワーディング、質問文の並べ方が興味深いものである。

1/29 20:00 集計分 回答者 1112人
アンケート期間 1月25日 21時 ~ 1月29日 21時 4日間
10代・20代・30代に向け
SNS(LINE/Twitter/Instagram/Facebook)での拡散のみ

www.kitakyushu-ir.com
www.kitakyushu-ir.com
IR推進協議会が若者の意見を集約するためにInstagramで「拡散」させたアンケートか?



 福岡の高島宗一郎市長は、早くも福岡青年会議所の市内におけるIR誘致提案に答え、明白に「現時点ではない」と拒否した。
 高島市長のIR誘致に対する消極的なスタンスには理由が二つあった。一つ目は県民のギャンブル依存症に対する懸念、二つ目はIR誘致競争がすでに始まり、他の自治体は長い時間をかけて誘致活動をしているという。
 青年会議所が提案を推進してから高島市長が拒否したわずかな間に、長崎から九州内にライバル誘致が起こることに懸念が応じた。

AGB Nippon  2019年10月3日付

「青年会議所」という組織の要望を拒否した福岡市長は正しい選択をしたと思う。北九州市では、北橋健治市長がおこなった「IR誘致見送り」の判断を「中経協」を中心とする北九州市IR推進協議会が批判した。

福岡青年会議所のIR賛同サイトより

IRを北九州に! 海外IR事業者 The Team IR JAPAN がIR誘致に向けて北九州市を視察(2019-09-18 TNCテレビ西日本)



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