阪神JF全頭考察
阪神JF2024出走馬の全頭考察です。
評価は☆~★★★★★の10段階で評価しています。※[]内の数字は過去15年で集計
最終結論はMラジ&ブログに上げますので、よろしくお願いします!もし記事が参考になったよor面白かったよと思っていただけた方は、いいねや拡散して頂けると泣いて喜びます。では行ってみましょう!
📄京都芝1600m・外について
📄注目データ
✅前走6着以下
[0-0-1-47]。巻き返したのは後にオークスを勝つユーバーレーベンのみ。2歳戦なので、まずはリズムが大事。過去15年前走1着馬が12勝、2着馬が3勝と、勝ち馬は前走2着以内からしか出ていない。
✅クロフネ
父、母父を合わせて[1-4-2-9]。高速馬場と坂コースのパワーが同種牡馬にマッチするということだろう。ただ今年は京都開催な点に注意。
📄出走馬全頭考察
1.ビップデイジー LC系 評価:★★
サトノダイヤモンド×キングカメハメハのLC系。初戦で多頭数内枠Hペースを経験しており、その点は他馬に比べてアドバンテージ。しかし、前走6頭立ての6番枠からスロー外々を速い上がりで楽勝してからの、今回短縮多頭数内枠はさすがにギャップがあって苦に感じそう。初戦が6頭立てで、2戦目が16頭立てだったら評価したと思う。順番が逆で、勿体ない臨戦。
2.テリオスララ LS系 評価:★☆
シスキン×マンハッタンカフェのLS系。シスキンは愛国の短距離G1を制覇した馬で、血統的にも米国のS系~SM系の種牡馬。同馬は母父マンハッタンカフェの分、Lや量もあり、おそらくLS系あたり。2戦連続超スローを逃げての初短縮マイルはいかにも苦の臨戦過程。鞍上デムーロから一瞬シンザン記念のジュエラーがよぎったものの、基本的にはノータイムでの切りになってしまう。
3.ダンツエラン SM系 評価:★★☆
ロードカナロア×Into MischiefのSM系。父は量、スピード優勢の非C系の種牡馬で、母父は産駒が短距離ダートを主戦場とするS系種牡馬。初戦でマイルを経験しつつ、多頭数での重賞を勝利した経験もあり、メンバーの中でも経験の多様性は豊富な馬だろう。ただ、不良馬場で0.0差勝ちということと、血統的に1400mベストと思える馬の延長はどうか。乗り方も結構難しく、控えすぎず前に行き過ぎないように、上手に操縦したい。
4.ジャルディニエ M系 評価:★★★
アドマイヤマーズ×Wildcat HeirのM系。父は現役時代マイルG1を3つ勝利したSM系で、種牡馬としても似たような馬が多い印象。父同様早熟性があり、完成度は高そう。3戦共少頭数戦にはなるが、馬群に入る経験や速い上がり、遅い上がりでの経験もあり、スピード、体力を証明している。能力的にはまだ未知だが、2連勝からの人気急落含め、臨戦的には買いたくなる。問題は2走前の内容から体力があって、また父がシングスピール内包のダイワメジャー産駒と考えると、京都より阪神の方が面白そうな血統という点か。
5.ジューンエオス S系 評価:☆
Constitution×エスケンデレヤのS系。今年の阪神JFはタピット祭り。やたら見る。さすがにこの血統でダートしか勝利経験がないとなると、さすがに厳しいか。逃げてかき回して欲しいが…。
6.モズナナスター SL系 評価:★★
モズアスコット×アグネスデジタルのSL系。父、母父共にS主導の種牡馬で、同馬もSの強いタイプか。多頭数経験や脚質の幅もあり、イメージよりかはなかなか面白い存在だとは思う。しかし、前走ファンタジーSを逃げて10人気2着激走後は、反動が大きいだろう。今回好走するならもう一度逃げるしかないが、なまじ差し経験も持ってしまっているので、鞍上も迷うだろう。また同型も多いので…。
7.ミストレス S系 評価:★★☆
父キズナ×母父Distorted HumorのS系。母父はスマイルカナの母父と同じで、ミストレスが逃げ馬というのも頷ける。前走は逃げて激走となってしまっているが、個人的には新馬戦の内容から前走は単純に過小評価で、4人気2着くらいでもいいイメージで見ている。当然理想を言えば逃げられなかった逃げ馬の方がいいものの、モズナナスターを見ながら、気分良く進められれば粘れても。
8.カワキタマナレア LC(S)系 評価:★★★★
ヘニーヒューズ×ディープインパクトのLC(S)系。父のSを母父の量でカバーしている配合。まあ逆に言えば中途半端とも言えるが。レースぶりを見ていると1200mでは忙しいように映ったし、あまりSに特化していない配合ということを踏まえると1400m~1600mくらいが合うように思える。前述したように前走4着以下の馬は悲惨な状況だが、スローの前残りを追い込んで0.1差+1人気からの人気落ちなら酌量の余地はあるか。メンバー中1勝クラス以上で1人気1着経験があるのは3頭しかおらずその内の1頭なので、その点でもポテンシャルの証明は見せている。
9.ショウナンザナドゥ SM系 評価:★★★
キズナ×PulpitのSM系。配合的には完全S系といった感じだが、レースを見ているとある程度制御も利きそうで、バランスの良さは感じる。新馬、未勝利と先行して好走しながら、前走控えて差し損ねて3着は悪くない臨戦。ただ、厳しい経験は不足しているため、その点は気掛かり。スローだとSを持て余しそうなので、ある程度流れつつ揉まれずに運べるのが理想か。
10.ブラウンラチェット M系 評価:★★★☆
キズナ×CongratsのM系。血統的にはSもありそうだが、レースを見る限りは完成度が高く、いかにもノーザンF産のルメールと手が合いそうな馬という印象。少頭数2戦は若干経験不足な面は否めないが、現代競馬ではそこまで激戦経験がなくてもいいということはドルチェモアで学んだので、2戦目で内枠短縮をこなしたという事実だけで十分。他にいい馬も見当たらず、よほど当日馬体が減ったりしていなければ十分圏内。
11.クリノメイ CS系 評価:★★
オルフェーヴル×プリサイスエンドのCS系。馬体が大きくないこととオルフェーヴル産駒のクリノって考えると、ほぼほぼクリノプレミアムみたいな馬だろう。オルフェーヴル産駒はプリンスリーギフト保有で、近年は京都外回りと相性は悪くないが、この馬単体で見るともっと時計の掛かる馬場で坂コースの方が面白いタイプだろう。京都は軽い印象。ポテンシャルの証明も若干弱くて。
12.アルマヴェローチェ CS系 評価:★★★★
ハービンジャー×ダイワメジャーのCS系。レースぶりだけ見るとハービンジャーっぽくないが、同じ札幌からの臨戦だったドゥアイズもルーラーシップにしてはCがあるタイプで、似たようなイメージ。この血統はナミュールなので、やや時計の掛かる京都マイルはベスト。あとはスピードの証明が足りないので、短縮がどうかという1点のみ。新馬をスローで逃げた後に内枠から重賞で2着した姿はかなり精神力を証明しており、G1でも楽しみ。純Cっぽかったレッドリヴェールあたりにも似ている。
13.コートアリシアン LS系 評価:★★★
サートゥルナーリア×ハーツクライのLS系。サートゥルナーリアは現役時代、量の塊のようなL系馬で、母父はトニービンの影響もあってSやCも保有するSM系の種牡馬。新潟2歳Sはほぼ勝ちに等しい内容で、1人気で2着を確保した内容は悪くなかった。揉まれこむようなレースはまだ未知数な部分があるため、外枠も良い。掛かる面があるので、ある程度流れて綺麗に外差しの展開になれば。
14.ランフォーヴァウ CL系 評価:★★☆
ロードカナロア×ディープインパクトのCL系。配合的にまとまっていて、操縦性の高そうな馬。2戦目多頭数戦をやりつつ、前走スローでも出遅れず折り合う競馬で新味。能力的にはまだ分からないが、重賞1人気1着経験を持つのは同馬のみなので、なめられるようなら。
15.リリーフィールド SL系 評価:★
ダート経験があって函館2歳Sで厳しい経験も保有しているのに、前走6頭立ての1400m京都で全ておじゃんに。血統的にも1200~1400くらいがベストで。
16.スリールミニョン SL系 評価:★☆
前走6着のリズムの悪さが最大のネック。また母父クロフネは相性がいいと書いたが、それは阪神でパワーを活かせるという部分が大きいと思うので、京都の代替開催もマイナス。能力的にも新潟2歳Sで全く見せ場がなかったので、ここでは足りないだろう。
17.メイデイレディ S系 評価:★★☆
能力的には足りてもいいが、この臨戦でG1激走後の海外遠征となると、反動が心配。血統的にもTapit×サンデー以外のヘイロー系ならS確定だし、小回り時代の阪神マイルが合いそうなイメージ。枠ももう少し内の方が良かった。
18.ミーントゥービー S系 評価:★
リアルインパクト×フジキセキて、インリアリティ強すぎ問題。どう見ても1400m以下向き。逃げた後もマイナス。
最終結論
◎カワキタマナレア
○アルマヴェローチェ
▲コートアリシアン
△ブラウンラチェット
△ショウナンザナドゥ
△ジャルディニエ
後半駆け足ですみませんでした💦 以上です。
もし記事が参考になったよor面白かったよと思っていただけた方は、いいねや拡散して頂けると泣いて喜びます😭