「過ち、そして」

めぶきです。
もう2023年。あけましておめでとうございます、本年も変わらず突っ走りますのでお願いします。
そして新年一発目から配信も終わった「過ち、そして」の個人的振り返りを。出演者の皆様についてはこちらをどうぞ。めぶきの独断と偏見でまみれてます。
ちなみにこれは完全にめぶきの記録的な振り返りなんで全然見なくてもOK。こっそり書いとります。

今回、めちゃくちゃ思い入れの深い作品となりました。稽古中に自分の力不足を正面から叩きつけられて今までのどの作品の中よりも稽古が苦しくて悔しかったし、家で振り返って心の奥底から泣きました。ふがいない自分が大っ嫌いになってたりしました、稽古に行くのも苦しかったです。
ご一緒したパフォーマーの方々が凄かった、技術だけじゃなくて取り組み方も意識も。ずっと培ってきたもので戦ってきた方々のパワーを目の当たりにして凄く自分が情けなくどうしようもないやつだと自覚して、逃げ場もなくなった時に私はこうして力不足に対してちゃんと向き合ってこなかったんだと気付いちゃいました。同時に八角家さんの「螺旋」の稽古もあったのでそちらでも同じことを感じて気持ちべこべこの毎日。
振り返るとやっぱり苦しかったけど、今は本当にやれてよかった。感謝しかありません。

劇団会議で「今回は俳優チームとパフォーマンスチームを完全に分ける」とさいけさんが構成の話をしたときは楽しそう、凄そうと作品のことを考えてわくわくしてました。そしてパフォーマンスチームへと配役されて、稽古開始してからしばらくは「なんで!私をここに!!」と毎日思ってた、懐かしい。
皆さんができる動きが出来なくて教えてもらったり、ご迷惑をお掛けしつつ本当にたくさん支えていただきました。
パフォーマーの皆さんと、そしてしおりさん。しおりさんはおなかに赤ちゃんがいたので今回の公演はサポートで、と稽古場に居ていただいていて。すごく踊るのが大好きな方だから自分がやりたかったんだろうなと思いつつ、毎稽古毎稽古、作品をよく見ていただいていてたくさんアドバイスをいただきました。どうしたらいいのか分からないものも丁寧に教えてくださって、出来の悪い教え子(?)だっただろうに見捨てずに支えてくださいました。今思い出しても泣ける…。

これを言うと苦しむ人もいるだろうから言葉にはしなかったんですが、やっぱり悔しかったです。もちろん頑張った私を見てくれ!って気持ちももちろんありますが本当にこの作品を見てほしかった。
皆で作ったパフォーマンスも、皆さんがめちゃくちゃ苦しんで生んだお芝居も、最高の楽曲も、劇場で聞く音も、装置も照明も見に来る予定があった皆さんに全部全部見てほしかった。だから配信ができるってなって本当に嬉しかった、この作品に関わってくださった方々がいろんな人に届く可能性が出たととても幸せでした。

ポポポは今年も公演を打つ予定です。
今作の再演ではありません、新作予定。先日劇団のお仕事するときにさいけさんからちょこっと構想をお聞きしました。またまたポポポっぽい、面白そうな作品になりそう。
なのでこの公演に気持ちを置いていくのはここまでで。本当なら年内に書いちゃいたかったんんですが全然文章がまとまらなくて年越しちゃいました。

「過ち、そして」
パフォーマーとして出演できて本当に良かった。2日間の公演が打てて幸せだった。配信で皆さんにお届けできて嬉しかった。
今後、絶対に無駄にしないように精進して参ります。

笠原芽吹

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