子供の頃、変なタイピングを覚えてしまった
独自なタイピングを覚えてしまい、苦労した話。
2本指タイピングを覚えてしまった
小学生のとき、わが家にもパソコンがきた。
両親はパソコンに明るいわけではない。むしろ、電源のつけかたも分からないくらいだ。新しいものへの興味はあったみたいだ。だからパソコンもなんとなく導入された。
パソコンはあっという間に、ぼくのあそび道具となった。
テレビゲームは1日30分の制限がもうけられていた。今どきのゲームじゃ、30分ではつぎのセーブポイントまでいくことができない。それじゃいつまでたってもクリアできない。そんなこと、ぼくの両親は知る余地もない。
なのに治外法権なのか、パソコンには時間制限がなかった。だから僕はパソコンにのめりこんでいった。
チャットやゲーム、文書作成。思いつくかぎりのことは試した。
そうしてパソコンに触れていく中で、タイピング速度も、なみの小学生には負けないくらいに成長していた。
なんだか僕はパソコンマスターになった気がしていた。
でも、これが間違いだった。
我流で覚えてしましまったタイピング方法。ホームポジションなんて言葉を知るわけもない。左手2本指と右手2本指だけで行うタイピング。そこそこの速さでタイピングできていたため中学生頃までは、なにも気にしていなかった。
むしろ、パソコンマスター(笑)としてドヤ顔していた。
高校時代に一気に追い抜かれる
ところが状況は高校時代に一変する。本格的に基礎からタイピング法を授業で学ぶようになった。そうすると、それまでパソコンマスター(笑)だったぼくは一気にクラスのみんなに追いつかれた。そして、あっというまに追い抜かれていった。
この指ではこのキーを使う。そう教わっても、2本指タイピングをずっとつづけていた。
理由は、2本指タイピングでもクラスの中盤くらいの速さはあったからだ。なにしろ、小学生からパソコンを始めて6年。2本指タイピングを毎日のようにおこなってきた。
いまさら変えることできなかった。
2本指タイピングではクラス中盤の位置であった。でも、教わったタイピング方法だと、下から数えた方が早いくらいの順位になってしまう。
タイピング矯正
さすがに先がないな感じた。矯正することにした。
お得意の2本指タイピングを駆使して、正規のタイピング方法をググる。家で写経タイピング行う。もちろん、強制的に10本の指を使うように縛りをかけてだ。
慣れるまで、どのくらい時間がかかったかはあまり覚えていない。でも、それなりの時間が必要だった。
もし、あの時矯正していなかったら。そう考えると恐ろしい。矯正してよかった。
タイピング教育した方がよいのじゃない?
今の時代の小学には、タイピング教育があるのかもしれない。
でも、当時はパソコンを適当にさわらすだけ。体型的なタイピング方法の教育はなかった。
もっと早い段階で、しっかりしたタイピング教育して欲しかったなと感じた。
今も、体型的なタイピング教育が行われていないなら改めるべき。
※余談だが、スマホのフリック入力も大変した。フリック入力できないおじさまもたくさん見てきた。ただ、フリック入力できないと高校の時みたいになる。そう感じ、習得した。