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アルファパーチェス(7115)~その1~

今回は、2022年12月26日 東証スタンダード市場に上場した
アルファパーチェス(証券コード7115)について、紹介したいと思います。

親会社はアスクル

もともとは、外資系ファンドが始めた企業だったようですが、リーマンショック時に日本撤退ということでアスクルの子会社になったようです。
アスクルが中小企業向けに、子会社アルファパーチェスは大企業向けと、しっかり住み分けできており、協業もされているようです。

”大企業向け”間接材・役務の”購買サービス”を提供

大企業向けに、間接材(モノ)と役務(サービス)を、最適に購買できるシステム APMRO を提供しています。
Amazonをイメージしてください。もちろん契約先のみが使えるわけですが、間接剤と役務を必要とする大企業にとって、様々な便利機能がついているのが特徴です。

  • 間接材って?

    • 例として服を作る場合、布や糸(製品の一部になる)は直接材、縫い合わせるための針(製品の一部にならない)は間接材と呼びます。

  • 役務って?

    • 店舗の改装・清掃・設備点検など企業向けのサービスのことです

大企業にとって何が良いの?

発注する担当者は、間接材でも役務でも、注文するときは、以下のようなことを考えないといけないわけです。

  • 同じモノ・サービスなら安く買いたい

  • 納入時期や、納入可能な量を考えたうえで発注先を選定

  • そのうえで適正に購買・発注していることを説明しないといけない

ですが、間接材は無数にあり、同じモノを売っている業者は沢山あります。
ネジ、オイル、テープ、1つ1つすごく安いけど、全部ちゃんと比較検討しないといけない。。。比較検討して~承認もらって~発注を、品物やタイミングを変えて100回,1000回と繰り返すわけです。
考えただけで気が遠くなります。企業にとっても、担当者の人件費が高くなること間違いありません。
そういう問題をアルファパーチェスが解決してくれるわけです。

アルファパーチェスのビジネスモデル

アルファパーチェスは、一部を除き基本的に在庫を持っていないそうです。
Amazonのように、システムを通して、売手と買手をつなげ、売上高に対して、一部手数料を頂くモデルとのこと。
大企業からすると無数にある間接材の購買で担当者が疲弊し、人件費を払うより、手数料払った方が良いという事なんでしょう。

これが直接材となると、金額も大きく、発注頻度も少ない、求める品質も違う(つまり人をかけるべき)となるので、間接材や役務に絞っているのは理にかなっています。

数々の有名大手が顧客に

 アルファパーチェスのホームページを見てみますと、名だたる企業が勢ぞろいです。実に2500社以上との契約があるそうです。
(以下、ホームページより抜粋)

  • 味の素、ソニー、トヨタ自動車

  • アパホテル、ローソン


業績は右肩上がり

アルファパーチェスの業績は、ホームページに公開されている限りでは、2012年以降ずっと右肩上がりです。
サービスやシステムの強さがわかりますが、その理由をちゃんと知ることがアルファパーチェスの強みの理解には重要になってきます。

長くなるので、その理由は次回に!

本資料は情報提供を目的としており、特定の証券の売買を推奨するものではなく、提供される情報の正確性や完全性を保証するものではありません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断、責任において行ってください。

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