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研究職からのステップアップ、社内イントレプレナーとして常に新しいことに挑戦し続けるMBA取得ママ Vol 4

Plofile

名前:岡安 陽子
家族:5歳の娘、夫
仕事:フィットネスクラブ事業のWebマーケティング
趣味:ヨガ
MBA入学年:2021年
MBA修了年:2023年

大学院の学生証と

マイストーリー

新卒から一貫して同じ会社に勤めているが、自身の産育休をきっかけにキャリアや働き方を深く考えるようになった。現状を変えるための行動を常に起こし、自分自身の成長のためにMBAを取得。開発、研究分野からスタートしたキャリアだったが、現在は社内では別の領域にも挑戦している。
将来は自分自身の産育休復帰後のモヤモヤと同じような悩みを抱える人に対して、何かアクションを起こせないか考えている。

なぜMBAを取ろうとしたのか

2018年育休から復帰、復帰後1年はキャリアが停滞していると感じていた。
産育休前は研究職のリーダー、上司の理解とチームメンバーの協力の下、研究織としての知識を使った顧客調査手法を提案し、この仕事をメインに活動してきた。研究職でもチャレンジングな仕事が出来ていた。
育休後はフレックス勤務を提案したが、育休復帰して上司が変わり、新入社員のOJTを任され、フレックス勤務の希望は通らなかった。また勤務時間の制約から育休前の働き方が出来なくなった結果、アウトプットが出せなくなったが、研究所のリーダー業は変わらず継続。与えられているテーマに対して、納得感をもってチームへの働き掛けが出来ていなかった。
1年間、こうしたいと思っても出来ていないことが多かった。また、(社会に価値を還元するために)やらなきゃいけないことも分からない状況だった。そんな中、社内のメンタリング制度を通じてキャリア採用で入社した女性社員にアドバイスを受けた。その時に『MBA』の話を初めて聞いた。『MBA』のワードが印象に残っていた。
近所にグロービス経営大学院の卒業生がいて、話を聞いた。経営戦略・マーケ基礎を単科で受講した。周りのレベルとの差に、焦りと屈辱感で、継続して単科を受けること決意。研究職で閉鎖的、会社以外のネットワークがないことに危機感を感じ、その後入学を決意した。

子育てしながらMBAを取るために工夫したことは

勉強時間を朝に集中し、効率化で時間を確保。
夜は子供と一緒に寝て、朝起きてやろうと決めたため、朝4時~勉強時間を確保していた。子供とも朝勉強することで約束、その代わり夜は一緒に寝るという交換条件になっていた。朝4時から6時まで勉強を実施。その後出勤していた。

お子さんとの日常の一コマ

大学院を卒業して変わったことは

マインドが変わった。以前は「出来たらいいな」と思っていたことが、経験していないことも「出来る」という自信に変わった。心に余裕が生まれた。その一方で、スキル・経験共に常に謙虚さと、健全な危機感を持つことで、相手を気遣う姿勢が出来た。
一緒に働くに対しても、気遣う姿勢をもって、相手の得意分野や、いいところ見つけるようになった。
MBA入学前はマーケティングの仕事をやりたくてもどうすればいいか分からない、という気持ちだったが、マーケティング職に就かなくてもどこでも出来ると気付いた。研究職、新規事業、販促・営業などの色々な部署を経験したが、MBAで学んだことが共通していると感じる。大学院在学中は、「自己投資して学んでいるのに、職場では全然報われない」というモヤモがあったが、そのモヤモヤを『パワーと影響力』等の受講を通して乗り越え、組織や上司を自分のお客様として捉えることで、感謝の気持ちを持ち続けることが出来ている。

お子様からの母の日のプレゼント

今後のビジョンや志

『今は育休復帰後のモヤモヤしていた自分と同じような境遇の人をなくしたい。』子供を産んでいる人に色々な負担がのってきている。女性は子育てもしないといけないが、「女性活躍推進」の下に、様々な負荷に曝されている。子育てと仕事の両立をしながらも、働く時間や場所に縛られずに成果を出す女性を増やしたい。そのために組織、社会を変えていきたいし、子育て中の女性を対象としたスクール事業もやっていきたいと考える。自分自身もMBA取得を経験して、実際に子育てしながらMBAを取得するのは相当ハードルが高い、みんなが出来るわけではないと感じた。子育て中の女性が、もっと、スキルアップやメンタリングが受けられるような他の道を作っていきたいと思う。

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