【GarageBand講座】「時をかける少女」カバーの作り方 その1(イントロ)

1月16日は妻の誕生日だったので、彼女の歌声でカバー曲を作りました

そのオケを作っていく過程をざっと紹介したいと思います。

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作り始めたのは1月7日。ざっと10日間で作ったことになります。歌以外の作業は最終ミックス以外はiPhoneとiPadのGarageBand(無料)で行いました。

なんかのタイムラインで原田知世の「時をかける少女」のPVが流れたのがきっかけ。これは、映画のエンディングで、映画で実際に撮影されたさまざまな場面で突然、原田知世が歌い出すというもので、アイドル映画の終わり方としては最高なのではないでしょうか。

そこで、原田知世より可愛いのではないかという妻の若い頃の写真で歌ってもらえば軽くAI美空ひばりを超えられるのではないかという野心を抱いて、とりあえず曲を作ろうと思ったのでした。

8C3516DC885C11D9のコピー

妻の歌声によるユーミンカバーはこれで18曲。ここで聴けます

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さて、曲は決まったので、これがいい感じになるのかどうかを試します。UTAU-Synthという無料のMac用歌唱合成アプリを使って妻の歌声を生み出すのですが、それで最初のフレーズだけ作ってみます。「あなた、わたしのとこから、突然消えたりしないでね」と(本当は、「とこ」ではなくて、「もと」でした)。

スクリーンショット 2020-01-17 19.29.58

行けそうな感じがしてきました。

イントロのエレピ

GarageBandではイントロフレーズの8小節を、iPadのGarageBandで弾いてみます。「ター、タタター、タッタッタター」ですね。iPadのピアノ鍵盤で弾きます(MIDIキーボードを持っている場合はそれでもいいです)。

うまく弾けたらクォンタイズをかけます。クォンタイズというのは、音のタイミングをグリッドの近いところに合わせてくれる機能で、これでズレを簡単に修正できます。音符(緑色のところ)をグリグリとドラッグしていってもOKです。下のピアノロール画面(ピアノを縦にしたみたいな譜面)で、緑色の先頭がグリッドに合っているのが分かりますよね。これがクォンタイズの成果です。

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ここまでは脳内の時かけを元にしていたので、テンポはちょっとゆっくりめ、キーはオリジナルより2音(全音)低いもの(Gキー)でした。最初からオリジナル(ユーミンじゃなくて原田知世版)を聴きながらではなくて、脳内記憶で大体決めてから修正していくやり方にしました。後で聞いてみたら、キーはAで、テンポは130BPMでした。

DTMだと、テンポやキーは後から合わせられるので、修正が簡単なのです。最初のうちにオリジナルを聞いちゃうと、あまりの音の厚さに心が折れてしまうので、最初は適当にやることが多いです。

最低、コード弾きするキーボードかギターと、ベース、ドラムがあれば、ボーカルと合わせていい気分になれます。いい気分になると、どんどん次を続けようと思えるので、そうやって、8小節、16小節くらいの単位で曲を進めていきます。ぼくの場合には、妻の歌声が一続きできたら、その分のオケと合わせる、といった具合に進めていってます。

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