見出し画像

メンターと先生とコーチとコンサルタントの違いを考えてみた

この記事はMENTAアドベントカレンダー15日目の記事です。アドベントカレンダーを書くのは初めてで、Qiitaでその文字を見かけては何だろうと思っていたのですが「なんか1ヶ月でみんなで1つのテーマのナレッジを量産しよう」的なやつみたいで、Qiita以外にも書いてOKらしいです。

さて本題ですが、ここ最近MENTAでメンターとしてお仕事としてお金をいただいたのをきっかけに、メンターと先生、またコーチやコンサルタントとの違いってなんだ?と思ったのでお誘いを受けてアドベントカレンダーに参加して記事にしてみることにしました。

簡単な自己紹介

@maztakyaです。Web周りをほぼ独学で勉強してフリーランスになった勢で、2年間ほどクラウドソーシング「Lancers」にてWordPress案件やWebマーケ支援などでお仕事をいただいていました。今となってはこのキャリアルートに思うところはあるのですが、MENTAでもクラウドソーシングでWordPress案件で副業をしたいという人は多いです。今は頑張ってチームを作ったりプロダクトを作ったり、かといって中々うまくもいかないのでフロントWeb周りで友人知人のお手伝いをしつつ何とか生きてます。

先に結論

いきなりですが自分なりの考えとしてメンター、先生、コーチ、コンサルタントの違いや定義について書いた後に、それを補足するエピソードというお堅い論文構成でいきたいと思います。

メンターとは

直訳で師匠、らしいです。なので自分が極めようとしている道の先達であり、正直知識だけでなく自分よりもスキルや実積がないと務まらないものかなと思っております。

また“メンタル”という言葉の類義語であることからも、実用的なことだけでなくメンティー側の心理面のケアをすることも職務に含まれてそうな気がしますね。

またこのメンティーとかインタビュイーみたいな言葉はemployee以外はすごい変な日本語に感じるのですが、もしメンターが師匠なのであれば(ジャッキーチェンの映画のように)メンティー側は弟子といっちゃって良いのかも知れません。

先生とは

学校の先生を思い浮かべますが、文字通り「先に生きた人」。先輩の進化系かもしれません。ポイントとしては「自分より知識やノウハウを持っている」という点じゃないでしょうか。

この先生というのは、メンターやコーチと明確に区別されることが多いと思います。社会に出てサラリーマン等の仕事をしたことない学校の先生が割と叩かれがちかと思いますが、いわゆる先生側からの一方的な知識提供(授業)の形態で人を育てるイメージがありますね。

一方で塾講師など授業形式でなくても「分からないときに質問できる」というスタイルの先生もいるし、水泳教室の先生などは実質コーチだったりするので、肩書きと実態が違うのかもしれません。

コーチとは

一方でコーチとは、最近流行りのコーチングをする人かと思います。コーチングとは「人に気づかせ導くこと」に重きがあるのではないでしょうか。

コンサルタントとは

最後にコンサルタントですが、これは難しいですね。先生やコーチ、MENTAであればメンターも全てお金をもらって行う職業であります。

ただコンサルタントの方が何となく立場が対等とか、クライアントより弱いイメージがありますね。あと経営やウェブマーケティングなど何かの専門分野についての知識や実績があり、“それをクライアントに伝授する訳ではなく“、アドバイスをして解決に導く、という点が他と違うように思います。

それらを通じて思うこと

いきなりぶっ込みますが、もしメンターが師匠でメンティーが弟子なのであれば、師匠は弟子からお金を貰っちゃっていいのでしょうか…?、

僕がMENTAを使ったのは、もともとランサーズなどで受託制作のお仕事を頂いていた流れで肩を痛め「自分がキーボードを持たなくてもできる仕事」を探した結果いきついたものでした。

現在は肩もだいぶマシになりMENTAでのお仕事は継続の方以外は受けてないですが、自分が新規事業を福岡で立ち上げようと活動しているので、いわゆる起業家の先輩にメンタリングしてもらうときは飲みながらお金のやり取りなくやってもらったこともあり「自分は無料でやってもらってきたのに、ジャンルは違えどメンターという立場でお金を貰っていいのだろうか?」という迷いもありました。

MENTAで実際に仕事をしておもったこと

またMENTAでWordPressの先生をやろうとしてたときに、実際は「何かのエラーが出て直して欲しい」といったようなランサーズで受けるようなプロジェクト型の相談がほとんどなことに気付きました。

新規事業でサービスにお金を払ってもらうことに四苦八苦してる中、30分で解決できるWordPressの不具合に3,000〜4,000円払う人がいることに驚いたのです。

ただその方々たちはその問題が解決すると月額契約に移行したりはなく都度都度募集をして色んなメンターさんに単発で依頼をされているようでした。

だからことWordPressにおいては、MENTAはメンターというよりランサーズのミニプロジェクトというニーズを汲み取っているサービスのようです。この面では月額制がベースになっていることに違和感があり新規サービスのニーズ検証や打ち出し方、価格設定の難しさを感じますね。

iOSアプリ開発の先生もしてみた

一方で、メンターやミニプロジェクトの解決者ではなく、いわゆるプログラミングスクールの先生的なものもやらせて貰っています。生徒さん?が、作りたいアプリがあり、それをビデオ通話で手助けするというものです。

これ、やって見て思ったのですが、これもまたメンターやコーチとは全く異なるなということ。というのも最初は僕が画面を見ながら「こういう処理をしたいならこう」「このコードを貼って下さい。意味は〜」のように手取り足取り指示させていただく形になってました。

ただ本来のメンターとは「何か身につけたいスキルがあってそのために技を伝授したり指導したりする師匠」ということを考えると「これは生徒さん?のためになっていないな」ということで徐々に「自分で考えていただく。自分でググってもらってググり力を付けてもらう」という点を意識していきました。

また問題になったのは価格設定でした。というのも本来は「分からないことがあったときにチャットやビデオ通話でサポートしてくれる。チャットはし放題だけどビデオ通話は週に1〜2回まで。これで12,000円/月」という価格設定にしてました。

ただ先の通り割と私自身が2h付ききっりで画面を見て指示?をしないとですので、週2回×2hみっちりやるため思った以上に時間がなくなりました💦

一応、こちらの生徒さん?にその背景を話して隔週に変更していただけたのですが、特にiOSアプリ開発のような「プログラミングの基礎知識とXcode(iOS開発に必須のApple製の開発ツール)のような使い方を覚えるのに時間がかかるもの」は思った以上にメンター(というか先生)をやるのは大変である、ということが分かりました。

※愚痴っぽくなっちゃいましたが、MENTA初期に生徒さんになっていただいたので助かりましたし、もう少しでアプリも完成するので何かのご縁と思いお金関係なくお付き合いしたいなと思ってます!

まとめ

ホントはコーチングを週一で受けてることと、知人の会社にコンサルタントとしてWebフロントエンドの開発のアドバイス?をさせていただいた経験も踏まえてより深く考えていきたかったのですが、昨日牡蠣に当たり死んでるのでこれで勘弁してください…。

今回この記事を通して考える中で自分なりの結論や指針をまとめるならば「MENTAはメンターサービスではあるが、生徒さんによってコンサルタントや先生、ミニプロジェクトなど様々な立場でのサービス提供が求められる。MENTA自体も新しいサービスなので今後もメンターとして飯を食って行きたいのであれば、運営者と一緒に料金体系や魅せ方を考えていく必要がありそう」という事ですかね。

自分も自身の経験やスキルを共有する事でより豊かな人々のライフスタイルに貢献していきたいと思ってるので、それがお金を貰ってやるかは今後分かりませんが、今回の整理を元に振る舞い方を考えて行きたいと思いました。あれ、作文?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?