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人狼ゲームにおいて、人の能力を引き出すためには?

こんにちは、teamまぜそばの中の人です。
ここ1年半ほど、ツイキャスを利用してボソボソと喋るのが日課になっております。その際に思い付きで喋ってる事をこのnoteにて書き留めて行こうと思いました。

さて、みなさんは音楽はお好きでしょうか?
私は青年期にジャズピアノをかじっており、セロニアス・モンクやビルエヴァンスを崇拝し、音響の専門学校に進むために東京で数年暮らしてきました。その際お誘いを受け、赤坂の喫茶店で閉店後にジャムセッションを行う日々が今では懐かしく感じます。時は経ち、対面人狼を始めて間もない頃に同じく音楽で青年時代を過ごした人狼プレイヤーとある村の感想戦をしていた際に『究極に楽しい人狼ゲームの1村は芸術作品の様なものに見えるし、お互いがまるでジャムセッションをしている様な感覚になる』と言う話をしたのが今でも鮮明に覚えています。(相手は多分忘れてるだろうなぁ・・・ワイだけ素面だったしね)

ざっくりと言うとジャムセッションとは主にアドリブでお互いの呼吸を合わせ1つの楽曲を完成させる物と言う感じのもので、私の崇拝するセロニアス・モンクも夜な夜な行われるジャムセッションで腕を磨いたという話があります。

人狼ゲームをプレイする中で、私が一番大事にしている事は”観察”のファクターです。人それぞれどのような呼吸感で、何を考えるのかを見極める事に努めます。これを踏まえて行うのは”手を伸ばせば届くちょっと上の位置に物を置く”様な事です。ジャムセッションを行うとよくある『このアドリブについてこれるか?坊や?』的なあれです。しかし、あくまでついて来てもらわないと作品そのものが破綻するので、ギリギリのところを攻めつつ別のルートも一応用意しておく的な感じでしょうか。

対面人狼で知り合った方の悩みでよく耳にするのは『何をしていいのかわからない』です。人狼ゲームでは個人の力量を公平な形で数値化するのが難しい為、できる事が増えると”上手くなったつもり”になりやすいゲームでもあります。その”上手くなったつもり”のプレイヤーが人狼を語り出すと、相手の経験や力量を度外視して自分の知っている知識やセオリーを語るので処理しきれないままの置いてきぼりになってしまいます。まずは相手の目線に立ち、その時にその方が判断できるギリギリの部分を考えてもらえる様な形で人狼ゲームの感想戦はできる限りしていきたいなーと思っています。

特に「メリットはある」って言葉は気を付けて使いましょう。どんなプレイにも解釈次第でメリットは存在します。大事なことは”相手や村が意図した通りに解釈できるのか?”です。それを解釈させることができなければ、発信した側の責任になります。

人狼ゲームでは、人それぞれの性格や個性によって得意な事が変わってきます。私は綺麗な考察を瞬時に出す能力が完全に劣っているので、考察提示に長けているプレイヤーと同村していると引き上げてもらっている実感を抱くことがあります。自分の得意な部分は相手を引っ張る事を意識し、自分の不慣れな部分を引っ張ってもらうまさにジャムセッション的な村との出会いにドハマりして、今晴れて人狼ゲーム中毒患者を邁進してます!!

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