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パブリックドメイン素材の使い方

はじめましての方は、はじめまして!
そうでない方はおはこんにちばんにゃー!
まゆにゃあです(=^・・^=)

知り合いの紅乃 翠(すいにゃん)がこのような記事を出したので、
補足記事としてこの記事を上げておきます。

パブリックドメインとは?

パブリックドメイン(public domain)とは、
著作物や発明などの知的創作物について、知的財産権が発生していない
状態または消滅した状態のことをいう。
日本語訳として公有という語が使われることがある。
出典:Wikipedia

わかりずらっ!

簡単に言うと、
著作権の保護期間が終了した著作物」のことをパブリックドメイン
といいます。
ただしパブリックドメインで放棄される権利は、
著作権・著作隣接権のみで著作者人格権までは消滅しません。

著作者人格権は「公表権」「氏名表示権」「同一性保持権」
および「名誉声望保持権」です。
例えば著作権切れの作品でも作者名を偽る、悪意のある改変を行う、
作者をバカにするための悪質な改変などを行うことは禁止
されています。また、改変をしなくても、
例えばアダルト関連の広告に使用するなどの利用は、
名誉声望保持権を侵害する可能性があり、悪質な場合は遺族など
より訴えられる可能性もあります。

基本的に著作権は作者の死後70年間保護されます。
そしてその保護期間が終了した著作物は法的な権利(著作権)が
なくなるので、著作物は誰もが自由にコピーしたり演奏したり
できるようになります。
このような権利の消滅した著作物をパブリックドメインといいます。

インターネット上にはパブリックドメインとなった作品を集めた
サイトなども存在し、これらの著作物は自由にコピーや使用ができます。

(例:パブリックドメインQ:パブリックドメインの写真を扱うサイト
青空文庫:著作権切れの小説を主に公開しているサイト)

基本的に著作権は作者の死後70年間保護と
先程書きましたが、基本的にとはどういうことか。

以下のような場合はパブリックドメインとして取り扱われます。

権利放棄

著作権は作者自身が放棄することができます。
この場合は作者を含め誰も著作権を保持していないので、
パブリックドメインとなり自由な使用ができるようになります。
☆作者が「この作品の著作権を放棄する」と明言している場合に
限り、その著作物はパブリックドメインとなります。
※明言がないが権利も主張してしない場合であっても、
その著作物はパブリックドメインとはなりません。

相続人の不在

著作権は作者の死後70年保護されますが、
作者死亡後にその権利を誰にも相続しなかった場合、
著作権は消滅します。
もしくは団体の著作物の場合に団体(会社等)が倒産した場合、
著作権処理を行わず誰にも相続させなかった場合も同様に消滅します。
ある会社が倒産したからといってその会社が持っていた著作権は
消滅するとは限りません。きちんと調査して適切に処理しましょう。

使用するときに注意したいこと
(二次創作物にも著作権は発生します)

パブリックドメインの著作物であっても、
その作品を利用して作られた作品には新たに著作権が発生します。
たとえば秋元康が書いた曲は秋元康の作品として著作権があります。
その曲をアレンジして新たな曲が作られた場合、
その曲には編曲者(アレンジした人)に新たに著作権が発生します。

また、パブリックドメインの作品を演奏したり録音したりしたものには、
著作隣接権が発生します。その演奏をCDに収録したものには、
演奏者やレコード制作者の権利が発生していますので、
許諾を得ずに勝手にネットなどで公開することはできません。

二次的著作物の保護期間は作者の死後70年、
著作隣接権の保護期間は作品の公表後70年です。

パブリックドメインとクリエイティブ・コモンズは、
似てるようでちょっと違う

パブリックドメインとよく似た著作権保護の仕組みに、
クリエイティブ・コモンズというものがあります。

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こんな表示のあるやつがクリエイティブ・コモンズです。
※CCライセンスと書かれていることもあります。

ただし、パブリックドメインと違い、
クリエイティブ・コモンズは著作権者が再利用を認めているだけであり、
著作権がないわけではありません。混同に注意してください。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは、
著作者が自身の著作物を最大限に利用してもらうための再利用の許可
(ライセンス)です。
たとえば「表示 + 非営利」のライセンスの作品であれば、
売り物でない自分の著作物に、そのライセンスの作品を改変した上で
取り入れてもかまわないということになります。
(ただし元作品の著作権表示は必要)

クリエイティブ・コモンズについて詳しくは、
クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトを確認してください。

その他にも、ソフトウェアにありがちなGPLライセンス。
一定の範囲内なら追加料金が無料のロイヤリティフリーなどもありますが、
それを解説するとべらぼうに記事が長くなるので割愛します。

さいごに。

タダほど怖いものはない。使える公共財産はルールを守って、
適切な運営がされたサイトからお借りしましょう。
権利がなくなったとしても、
その作品は誰かが頑張って作った大切な作品です。
くれぐれもその事を忘れないように!

(すいにゃんの宣伝)

今回、私のことを取り上げてくれた紅乃 翠さんのノートは、
こちらからご覧になれます!

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まゆにゃあ🐱VTuber界隈を考察する個人勢VTuber
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