おりがみフラワーコインケースの作り方
今までたくさんの オリジナルキットや講習アイテムをデザインしました。その中でも人気があるのが このおりがみフラワーコインケースです。
手のひらに のるくらいの小さなものですが、作り方を公開します。
最下部にレシピ(実物大型紙つき)を添付しました。ダウンロードしてお作りください。
noteでレシピを公開するにあたり、普段は手書きのレシピを画像でアップしました。
見にくい点もあるかと思いますが、どうぞお付き合いください。
また 同じ生地でお作りいただけるよう キットもご用意しました。
キットの付属の 紙レシピには実物大型紙も ついています
↓
ぜひお作りになって 今回のレシピについてフィードバックをいただけると嬉しいです。
1. 型紙を製図する (簡単なものをアップしておきますので ご自身で製図してください)
2. 製図した型紙をコピーして、厚紙に貼り それぞれ切り離したものと(左) 全体の出来上がり線の大きさのもの(右) をつくる
3. 縫い代を0.7cmつけて それぞれ裁断する。
花芯の布は 直径23mmの円をたちきり。
(たちきりとは縫い代をつけない事です)
4. おりがみフラワーをつくる (この作業は アイロンをかけながら進めてください)
*一度 キッチンペーパーなどで試してみるとわかりやすいと思います
(1)対角線を半分に折る
(2) さらに(1)を半分に折る
(3)中心がわかるので(×印のところ) かるく印をつけておく
(4) 4つの角を 中心にむけて折る
(5) (4)をうらから見て両端を中央に向けて折る
(6)こんな感じです
(7) (6)を×印に向かって折る
(8) うらはこんな感じです
(9)表に戻して(7)で折ったところを もう一度広げて 中心部を図のようにとじる(糸2本どり)
玉どめがみえても大丈夫! つつみボタンでかくれます
(10) (9)で広げたところをもう一度折り 同様にとじる
(11) こんな感じです
(12) 図のように 角を広げる
(13) 4つの角をすべてひろげた状態
(14) 開きながら角を中心に折る
(15)4つの角をすべて中心に折った状態
このまわりにはのちほど (い)と縫い合わせる縫い代が0.5cm含まれています
(16) おりがみフラワーと (い)を中表に合わせしるしからしるしまで縫う
(17) はじめに縫った (い)は外表におこしてから次の(い)を縫う(縫い代は (い)へ倒す)
(部分的に厚みがあるので 注意して縫う)
(18)4枚すべて縫えた状態
(19)キルト綿に全体の出来上がり線をいれ おりがみモチーフをのせて まち針でとめる
(20)(あ)を縫い合わせる(キルト綿をすくう感じで) 縫い代は (あ)へ倒す
(21) 同様にうしろ布も縫い合わせ(縫い代はうしろへ倒す) うらに裏布をあてしつけする
(22) 全体のできあがり線を入れておく
(23) 花びらをひらき 花びらの先端を少し折り込んでたてまつりする
(24)次項のつつみボタンの作り方を参考に 花芯をつくり お花の中心にたてまつりでまつりつける(この時 針を裏布まで通すとしっかりします)
(25)バイヤステープの一方に0.6〜0.7cmの線を引いて 縫い線とする
つけ始めは0.5cm折って 本体にまち針でとめる
(補足の紙コピー画像あり)
(26)矢印のところで0.5〜1cm重ねて切る
(27)まわりを縫う ミシンでもOK 手縫いの場合は返し縫いする
(28) うらに返してバイヤステープのはしを 折りこんでたてまつりする
ファスナーと本体のうらに中心のしるしをいれる
(29) 本体とファスナーの中心を合わせて まち針をうつ
(30) カーブのところは波打ちますが、均等にまち針をうつ
(31)ファスナーのはしから0.7cmぐらいのところを返し縫いする (キルト糸がしっかりします)
(32) 反対側もまず中心にまち針をうち、全体に均等にまち針をうつ
(33) こんな感じです
(34) 波打ったところは たたみながらたてまつりする
(35) ファスナーのはじめとおわりは折り込んでたてまつりする
(36) ファスナー止まりより下部分を キルト糸でまきかがりする
(37) まちを縫う
(38)まちの三角部分を底にまつりつける
愛用している道具の一部を紹介します
●左から パッチワーク用へら(パッチワーク用でなくてもOK)
へらでキルト ラインを引くとキルティングが映えてきれいにみえます。
難点は 失敗した時に消えないことです。
●左から2番目 文房具屋さんで売っているコクヨの0.9ミリのシャープペンシル
とても安価で(たしか¥350ぐらいだったような…)しっかりしています。私はこれに 2Bの芯を入れてえんぴつ代わりに使っています。オススメです。
●右の2本 フリクションファインライナー/パイロット
60℃以上の温度で消える便利なペンです。手芸用のものもありますが こちらも安価です(たしか1本¥130ぐらいだったような…)
私はパッチワークでは 出来上がりの線(あとで消したいので)やちょっとした印つけに使用しています。
刺し子の図案を引いたりトレースしたりにも便利です。
ただ、アイロンで消えますが それは色が見えなくなっただけで そこからインクがなくなったわけではありません。時間がたつと変色したりする可能性もあるので キルトラインを引いたりするのには注意が必要です。
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以上です。お作りになられたら ぜひ、ご意見やご感想をメッセージいただけると嬉しいです。
このようなレシピが300アイテム以上あります。PDFでダウンロードしていただけるよう 勉強中です。
いやいや、こういう感じのアナログなのがいいよ。。。というご意見がありましたら それも教えていただけると励みになります。
酒井 まゆみ
●実物大型紙とレシピです。(A3用紙1枚)
ダウンロードしておつくりください。