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なぜわざわざ遠くまで列車に手をふりにいくのか?

子どもたちと一緒に、鉄道沿線から、
列車に手をふる活動をしている。

手をふる相手は、
列車そのものであり、
列車に乗っている乗客の皆様でもあり、
運転士さん車掌さんだったりもする。

写真は、ポケモントレイン@宮守めがね橋。
いつもは大船渡線を走っている車両が、
特別に釜石線を走った日の写真だ。
宮守まで、家から片道30分。
列車通過は20秒くらい。
「特別な日」を狙うと、
不思議と30分が苦にならないのだ。
(撮り鉄さんの気持ち、分かる.....。)

息子は、走っている列車を見るだけで
テンションがあがる。
私は、乗客の皆様に気づいてもらって、
手をふり返してもらえると、嬉しい。
旅の1ページをチラッとちょこっと
彩ることができただろうか?


JR八戸線を走るレストラン列車
『TOHOKU EMOTION』に沿線から手をふる活動は

〘 洋野エモーション 〙

と呼ばれている。

とっても景色が素敵な八戸線。
TOHOKU EMOTIONは景色が素晴らしい場所で
速度を落として運転をする。
洋野町のみなさんを中心に、美しい海を背景に、
手をふったり、大漁旗をふったりするのだ。

運転士さんがゆっくり走ってくれるから、
乗客やアテンダントの皆さんの笑顔が見える!
駅のホームではなく、沿線から、という点も、
列車が通過する数分間に全てが注ぎ込まれ、
感動につながっていると感じる。

この列車は洋野町には停車しないのだけど、
いつか洋野町にも来てね!という気持ちも、
込められているのではないかな。

ちなみに我が家から洋野町まで、
2時間以上かかります。笑
それでも!
何度も足を運ぶ理由がたくさんあるんです。

洋野エモーションについては、
またゆっくり書き留めたいと思います。

なぜわざわざ遠くまで列車に手を振りにいくのか?

こたえはいたってシンプル。

サプライズ、が好きだから。
誰かが喜んでくれたら嬉しい。
誰かを笑顔にできたら、幸せだ。

その誰かが、名前も、住んでいるところも、
なんにも知らない人だったとしても。

楽しい、嬉しい、感動を生み出せているのなら、
そして私も幸せな気持ちになれるのだから、
なんて意味のあることだろう、と思う。

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