多分続かない作品シリーズ① 【カメレオンコンバット】
この世の秩序の数%は俺が作っている。
「ひ、ひぃ…!」
今もほら、昼間に子供をいじめてた男が路地裏でこんなんになってやがる。
「わ、悪かった…!」
俺はルブ◯ンのような靴で頭を蹴飛ばした。
「…」
どうやら気絶したようだ。俺は路地裏から表に出た。
そのうちポツポツと雨が降ってきた。フードを被り歩く。
じわりとフードが濡れていく。いつもなら嫌悪感を抱くが、さっきの蹴りの感触を考えたら嫌悪感よりも興奮が勝っていた。
「…いっ。」
肩がぶつかった。
「あ、すいません!」
ぶつかった相手は濡れた床に資料をばらまいた。
俺は資料を一緒に拾った。
「あ、ありがとうございます!」
優しそうな人間には優しくする。一人一人の人間とと対等に関わる。まるでカメレオンのように色を変える。
「あ、あ!あなた!」
「…どうしました?」
「金原達希さんですよね!」
なぜ俺の名前を知っている?
「あ、あぁ、そうだが。」
「あなたを探してたんです…!今お時間ありますか?」
「はい。」
俺は圧倒されるままについていった。
「ここです。」
ただの雑居ビルがそびえている。
「えっと…」
雑居ビルに入り、5階まで登っていった。
「ここです。」
雰囲気の良いバーだ。
「…いらっしゃい。」
…つづく?
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