しんどさをふとやわらげる方法
しんどいことはいつだって誰にだって起きる。
でもそのしんどさをしんどさのまま持ち続けて
もっとしんどくなってしまうのを防ぐ方法がある。
ひとつ。その問題から自分を切り離して
相対的に位置づけること。
自分がしんどいと思っていることは
自分に個別固有の問題なのではなく
実は社会、時代など、よりおおきな文脈の中で、
もしくはある確率の中で、起こっている。
そう思うと、大きなものの中でなんか問題が小さく見えたり
あがいたところでどうしようもないから、まあ受け流すか、と
ちょっと心が楽になる。
ふたつ。「ひとつ」と矛盾するようだけど、
その問題を自分の人生に用意された
必要な教育プログラムだと思うこと。
そう思うと、このつらさを味わうことが
この人生の味わいとしてPre-installされてるなら、
まあ、しょうがないか、
つらいけどとりあえず味わっておくか、と
これまたちょっと心が楽になる。
みっつ。もしそれが家族のような切っても切れない
人間関係の中でのしんどさだとすれば
自分だけではなくその相手にとっても
乗り越えるべきプログラムなんだと思うこと。
私もしんどいしあなたもしんどいけど
これはお互い乗り越えるものらしいよ、
あきらめて、乗り越えてよ、と思えて、
またちょっと心が楽になる。
よっつ。輪廻転生を信じるブータンの
おじいちゃんの言葉を思い出すこと。
「今回の人生、人間に生まれて来たんだから、
それだけで幸せだよー」*
*御手洗瑞子さんの数年前のTEDXUTokyo講演の記憶から。
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